- kudo_takarabako
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企画意図
ヴェールとは何か?
人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない
『人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない』(引用元)
財団職員ならば一度は目にしたことのある財団の理念。
実は世界は本当は危険で、通常の科学では扱えない存在がゴロゴロしている。しかも、それらの全てをコントロールすることは出来ていない。
財団はそれを一般社会からは隠蔽し、正常性維持機関として異常な物品や事態に対処しています。夜の闇の中で、光の中で暮らす人々を守っています。
では、昼の世界から見たヴェールとは何でしょうか?
昼の世界の生活は、言い換えれば真実を知らない無知な人々による、偽りの営みです。明日が当たり前に来ると思っている人々による、財団職員たちの犠牲を知りもしない生活です。
"本当の世界の姿"を知らない人々の生活は偽りなのでしょうか
ヴェールの向こう側、一般社会の側にも異常性を認識し、それに対処する人々がいます。
彼らにとって、自分たちがまさに暮らす日々が薄氷の上だという認識は強いでしょう。この物語では、そんな組織の一つとして、特事課の関連部署として情報分析とカバーストーリーの流布を担うチームに視点を置きます。
財団に出来て、彼らに出来ないことは何か
彼らに出来て、財団に出来ないことは何か
昼の世界で正常性を守るとは何か
夜の中から見る昼の生活とは何か
『Mist Directors』
暗闇の中や境界で火を灯し続ける人、その火に照らされて生きる人々
これは正常性の維持を一般社会の側から描く物語です
テーマ
暗闇の中で生きるということを肯定しつつ、昼の世界の価値を提示する
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ヴェールは維持されるべきもの
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財団職員達には人生と尊厳がある。多少制限されていたとしても
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正常性社会には守るべき価値がある
暫定世界観
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ヴェールや財団/GOCの圧力の存在について
肯定的に描きます。主人公はやや反発していますが…… -
一般人の意識
異常事態に巻き込まれた人々が、記憶処理されるまでの間に思うこと、主人公たちに掛ける言葉を通して、ヴェールに関しての好悪を描きます -
ODSSや宴の後との差別化
カラーを変えるためにもあえて日本政府はちょっと遠ざけて政治色は薄めにし、あくまで主人公の周囲の生活に軸足を置きます。 -
ヴェールの内部を生きる人々の人生について
何も知らない人々の生活、と切り捨てるのは簡単です。しかし、この物語ではあくまで、彼らの生活に尊重するべき価値を見出し、守るべきものという概念を提示します -
建前と本質
建前に重さを感じる物語である
物語構成
話数:全十話をイメージ(企画進行に伴い適宜調整)
メインストーリー
ヴェール破壊計画の対処。黒幕はあまり大きくしない。現場の指揮官クラスやGoIの構成員たちによるもの
最終的に主人公の本部が爆破される
主人公の相棒が犠牲になる
主人公は物語を通じて、光の側でヴェールの守護者であることを選ぶ
サブストーリー
一話に一伏線と一オチ
GoIをゲストに登用
一話完結に見せかけた連続ドラマ
人々の生活と価値を描く
またヴェールの境界で苦しむ存在として現実改変者を置く(コトヨ)
主人公サイド
主人公
新人刑事。ヴェールの名のもとに一般人から真実を隠し、正常性維持を謳う各機関に反発している。この部署に配属を希望したのは、せめて自分は少しでも真実を知ろうとしたから。熱血漢
先輩
熟練刑事。ヴェールに対しては肯定的だが、諦念を交えて語る。情報処理のプロフェショナルで、現場に応じて策定されたカバーストーリーを調整する役回りが多い
相棒
主人公と共にヴェールの破壊工作を追う中で犠牲になる。市川美位日子を当てて書きたい。
課長
恋人を20年前のヴェール崩壊未遂で失う。その際に有村組の幹部に対し弱みを握るなどした。各GoI幹部と暗に連携してヴェールの崩壊を企んでいる
未分類超常現象分析課 UEAD
主人公の属するチームです。顕現こそあれど、行動の自由は乏しく、上の言いなりに動く現場要員たち。
構成は
・課長
・課長補佐
・分析官×2
・カバーストーリースタッフ×2
・現場捜査官×3
・出向監視員(財団・GOC)×2
を想定
GoIの構成員たち
有村組幹部
課長と旧知の仲。能力者たちを使って裏稼業をしている。
主人公側からはほどほどにしている限りは見逃されていたり?
PoI-51YO 通称 "コトヨ" 財団外はリバーシ
参考
女。手に触れた物を人に変化させることが可能。手紙や人の思いの強いものほど人間に変化させることが可能。
物へ戻すには彼女にもう一度触れるか、物として致命傷な行動を受けるともとに戻ってしまう。手紙であれば、全身ずぶぬれとか。
物に意志があるとよくいう。彼女特有の感覚であり、他人に共有することは不可能。
腰まで届く枝毛交じりの傷んだ黒髪。
・手紙を人にして町を作る。穴倉等、異次元ポケットにあたる場所に作る予定。
・鉄砲玉として有村会等、暴力団へ提供。⇒戸籍を偽装しフロント企業で使っていることも。
・食材として石榴倶楽部へ提供。「質がいい物」を好むことが判明している。
彼女が手紙を元に作った人が重要なキーになっていく
各話暫定イメージとゲストキャラクター
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一話 歩く死体(コトヨの手紙人を想定)
メイン:主人公チームの顔見せ
UEADの設定の開示と主人公の不満を示す。お話としては現場で財団との連携が上手くいかずに苦労する様子を描く。 -
二話 ヴェールの守護者
メイン:財団とGOCからの出向職員について
ヴェールの向こうとこちらの距離感に触れておく。デティールとしては後から詰める。ある異常物品の初期収容を描く。 -
三話 有村組 (幹部)
メイン:有村組幹部の導入
コトヨに繋がる糸と異常能力による裏稼業について捜査。例えば紙から作った本物そっくりの人形を用いたご禁制ビデオ作品とか。UEADの課長と有村幹部の関係に触れる。 -
四話
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五話
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六話 真昼の月と夜空の昴
メイン:エージェント・四宮と元カノ
巻き込まれた古い知り合いに出会ってしまった財団職員。ヴェールについて肯定的に描く回。中盤のエピソードを踏まえ、主人公がヴェールに持つ感情を軟化させる。 -
七話 カラーの感染 (???)
メイン:UEAD課長が20年前に恋人を失いながら、ヴェールでそれを忘れてしまったとか、或いは助けられなかったなどの背景を描き、ヴェール破壊工作が明らかになる。ヴェールへの疎外感や嫌悪感を軸として主人公との対比を行う。 -
八話 届いた手紙
メイン:UEADへの攻撃をカモフラージュにして事態が進行する。主人公の相棒は現実改変能力に開花したことで財団やGOCに狙われてしまう。逃避行の末、雨が降り出す。実は相棒は既に狙撃されて死亡しており、動いていたのはニンゲンにされた手紙だった。第一話を回収。 -
九話
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十話 Mist Directors
メイン:主人公たちによるヴェール崩壊の阻止
主人公にヴェールを前提としたうえでの生活の守護を決意させる
カウンター概念
相田紘一/辺見九郎/来栖さん
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正しく生きること自体が祈りなんですよ 召命されるまで自己に恥じない生き方ができれば英雄
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誰かが祈ってくれなくても財団職員は自身を義しく律することで自身の行動自体を祈りとするのです
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義しく振る舞っていれば多分周囲のヒトも祈ってくれるんじゃないかな(殉職とか記憶処理とか色々あるけど
正常性の維持者たちに祈りを捧げる一般人は居るのか
v vetmanさん
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人類: 保護対象。美しく儚く尊い。“無知”、“無力”という無意識の罪を振りかざす。光の中で死ぬべき存在。
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財団職員: 守護者。最後の防衛線。美しく気高く尊い。力を持つが故に無知で無力な人類を救わねばならない罰を背負った被害者。人間性の有無に限らず人として死ぬことも人として生きることも許されない。暗闇の中で光を守りながら死ぬべき存在
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こういう意味では人類ではありません
本作では、財団職員もまた人であるという観点を貫きたい。少しばかり危険で重大な仕事に従事しているだけで、彼らにも人生や生活があってもいい。犠牲者として彼らを描きたくはない
参考概念
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本当の事を言うと人は傷つく。迂闊に知識を得るととああやって狂ってしまう人々も出てきますから
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知り得る事実を受け止めた上で、考え続ける人だ。闇の中で迷い続ける事を躊躇いなく選べる人間だ
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星が七つしかない北斗七星を否定しておきながら、自分たち財団が異常を押し隠すために広げたヴェールを肯定出来るのだろうか
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大丈夫、出来るさ、秩序を守るためだもの。そう白滝は考える。必要であるならば、自分は何だって偽れる。白滝は心の底からその嘘を信じることが出来る
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そしてその上で、その先を探して迷い続ける事だって出来るわけだ。ちらりとそんな事を思った
notyetDr 片道切符と星のまよいごより
財団職員が見る一般社会とは何か。そこにある価値を問う
アイディア集
ヴェールの破壊工作、財団が世界規模で記憶を改変できることを知らなければ、そこそこの規模をテロ的に起こすことを図るのではないだろうか?
現実改変者を用いた工作?人を偽物と入れ替えておいて、一気に
財団とGOCに対して、UEADは立場を強めたい動機がある?
主人公たちには条件付けがされている(フラストレーション。不平等感を強調)。ヴェールの正常側で異常に対処する上での制約
GOCからの出向職員が上記を利用して撃たれる