モルカー戦史・モルカー日本史

やはり人類は愚か
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提督(w) @teitokuwww

ニュージーランド近衛胸甲騎兵(事実上の装甲モルカー)連隊の雄姿(ガリポリにて) 当連隊はガリポリ戦役にて、連合国側、ANZAC軍団唯一の装甲化部隊として日本海軍特別陸戦隊モルカー中隊とともに活躍した。 人的を含める資源が少ないニュージーランドにとって、モルカーは他家畜と同等に育てられる→ pic.twitter.com/yp9U2xuyL3

2021-01-23 21:14:35
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提督(w) @teitokuwww

という利点によって、重要輸出産業として国によって手厚く保護育成されていた。 時を同じく、軍ではこの安価な輸送手段を用いた全軍の機械化を模索していたが、あまりにも被弾に弱すぎるため、一部の恐怖に鈍い個体を装甲化、一個連隊に編成した。これがニュージーランド王立近衛胸甲騎兵連隊である

2021-01-23 21:16:40
提督(w) @teitokuwww

本連隊は、ほぼ同時期に発生した第一次世界大戦においてニュージーランド軍の主力として動員され、欧州へと送られた。 そして初戦役となるガリポリ上陸作戦において、敵前上陸という重大な任務を、水に対する対策不足により四苦八苦しながらも連隊の損害を抑えつつ、主力たる歩兵を守護しながら揚陸→

2021-01-23 21:18:14
提督(w) @teitokuwww

完遂させるという大果を遂げた。 こののち形成された塹壕戦においても、機動砲の少ないオスマン陸軍に対して圧倒的優位な情勢から、戦線各地にて奮戦した。 しかし、ドイツ軍の砲兵連隊投入により形成は逆転してしまう。 いくら恐怖に鈍いモルカーといえど砲兵の直撃は内部の人間が耐えられなかった→

2021-01-23 21:20:19
提督(w) @teitokuwww

だが、本件において日本海軍の佐官が戦史上において重大な発明をする。 「耐えられないならば装甲を施せばいい」と 古の胸甲騎兵のような、いや海軍士官であることから、艦艇を装甲化したような発想であったがこれが大いに功を奏した。 連隊は砲兵の援護下のもとに突撃を行い、所属モルカーが半減→

2021-01-23 21:22:44
提督(w) @teitokuwww

という大損害を受けており、かえって改造がしやすかった。 ここで投入された日本軍のモルカー部隊を編成に臨時混入し、全モルカーを余剰砲兵の防盾などにより装甲化したモルカー連隊は1915年9月9日、「オペレーション・モルモット」とよばれる連合国軍屈指の大作戦により前進した。

2021-01-23 21:25:29
提督(w) @teitokuwww

当時の駐在ドイツ軍砲兵の装備は7.7cm FK 96 nAであったが、装甲を施したモルカーに対する打撃力はひどく限定的であり、瞬く間に陣地事崩壊させられた。 この砲兵陣地の蹂躙により一時的な恐慌状態となった同盟軍に対する連合国側の艦砲射撃に援護された英連邦軍一個軍団8個師団の突撃により

2021-01-23 21:28:16
提督(w) @teitokuwww

オスマンはガリポリ戦線及びエディルネを失いモルカー連隊は前進を継続、最終的にブルガリア国境まで前進しオスマン帝国の欧州=アナトリア連絡線を寸断、35次コンスタンティノープル包囲戦が行われ12/25日、「全キリスト教徒へのプレゼント」とされるイスタンブール陥落とオスマンの戦争離脱が起きた

2021-01-23 21:32:50
提督(w) @teitokuwww

こののち連合同盟双方がモルカー部隊の運用と攻勢を行い、西部戦線は塹壕戦から一転、元来の機動戦に一瞬戻ったが米軍の参戦と米軍による5cm対モルカー砲の大量投入により旧来の塹壕戦へ回帰、ドイツのモルカーへの食糧転出により少ない食料資源の配分への不満による一気によりドイツ帝国は崩壊した

2021-01-23 21:35:19
憑かれた大学隠棲:再稼働リプレイスに一俵 @lm700j

@teitokuwww カブラの冬と言われたWW1のドイツの飢饉でモルカーをバラして食べてしまうっていう行為が横行して、食糧輸送が頓挫してしまって食糧不足に拍車をかけてましたな。レニングラード包囲では撃破された敵味方のモルカーを食糧配給に載せたソ連側の成功例も。

2021-01-23 22:52:02
提督(w) @teitokuwww

@lm700j ですねぇ 結局のところ、輸送手段としてのモルカーはコストでは機械車両には勝てず、食料を比較的大量に消費するというデメリットが大きく、独ソ戦でも主戦場たる場面以外ではほとんど使われなかったのはやはり機械の勝利、というところでしょうか

2021-01-23 22:57:08
憑かれた大学隠棲:再稼働リプレイスに一俵 @lm700j

@teitokuwww 昨今の研究だとバイオエタモールで自動車を走らせるよりも、植物残渣でモルカーを動かしたほうが環境負担が小さいので復権しつつありますね。ESGにおける畜産叩きとの整合性がとれないというアナリストの指摘もあります。

2021-01-23 23:05:40
提督(w) @teitokuwww

またモルカー独自の弱点として、貫通された場合の損害が他装甲車の比ではない、というものが色濃く響きました。 戦訓上装甲モルカーによる完全機械化を目指していた日本海軍の陸戦部隊の方針上の間違いが浮き彫りになった戦いですね

2021-01-23 22:53:43
提督(w) @teitokuwww

これにより世界中の軍事関係者が随伴歩兵の重要さと逆に歩砲のみによるモルカーを筆頭とする装甲車両と歩兵の混成集団に対する対抗の難しさを浮き彫りにするという相反しながらも大きな二つの戦訓を与え、ドイツの電撃戦やソ連の縦深突破戦術に大きな影響を与えました。

2021-01-23 22:55:14
提督(w) @teitokuwww

まずは大日本帝国軍ですが、主力と位置付けていました。 仮想敵の一つである中国は国力からも機械化軍団や対モルカー砲の集団運用は例外を除きあり得ない、としており対歩兵相当能力は兵器トップクラスであった(重機関砲を載せたモルカーはトーチカレベルの対人掃討力を誇る)モルカーを→

2021-01-23 23:34:36
提督(w) @teitokuwww

大陸での主力としたわけです この成功例が日中戦争の諸作戦、失敗例がノモンハン事件ですね 空陸での機械化の進んだソ連軍、特に大口径砲をのせ貫通力が高いT-26やBTシリーズに日本軍は大いに苦しめられますが、実際のところ対戦車砲を載せた自走対戦車モルカーによって戦力的な損害は五分五分であった

2021-01-23 23:40:12
提督(w) @teitokuwww

これに対し、中華陣営側はというと、小規模ながらこちらもまた主力としていた、とされる。 されるというのも、中華陣営におけるモルカー部隊の資料が少ないのだ。 列強から純粋な装甲モルカーを送られて、それを運用していたという資料や農村部などの一般モルカー(これも一般的ではなく→

2021-01-23 23:43:07
提督(w) @teitokuwww

一部の富農のみが運用できていた)を軽装甲化したもの、など様々な説はあるが、日本軍にとって脅威であったとされる。 八九式重擲弾筒が水平射も考慮されていたのはこの軽装甲モルカーに対抗するため、との説もある

2021-01-23 23:44:21
提督(w) @teitokuwww

このモルカー戦力はビルマ戦線で大いに役に立った、と思いきや両軍ともビルマ戦線においてモルカーはほとんど使用されなかった

2021-01-23 23:55:33
提督(w) @teitokuwww

理由として挙げられるのは 地理的な条件、双方の戦力があげられる まずは地理的な条件として、雨期の泥濘に加え比較的峻険かつジャングルという最悪な立地が彼らを襲います。 しかし、一部の日本軍将校によりドイツの西方電撃戦を模倣した電撃奇襲作戦が立てられ、約2個師団のモルカーが集まったが→

2021-01-23 23:58:31
提督(w) @teitokuwww

司令部の稚拙な運用により、大半のモルカーが破壊され、モルカーに依存しつつもモルカーに圧迫された補給が崩壊し、日本軍きっての大敗北となった。

2021-01-23 23:59:54
提督(w) @teitokuwww

また、米国のモルカーであるが、国内民生用に大量生産されるものの、自国によって対抗兵器を生み出し戦争を終わらせた影響か、ほとんど軍事用として活用はされなかった。

2021-01-24 00:00:47
提督(w) @teitokuwww

以上によりww2極東戦線におけるモルカー使用ドクトリンについての説明を終える なお、日本軍や中国陣営におけるモルカー食についてはここでは詳細な資料が出そろってないことから省かせてもらう

2021-01-24 00:01:43

提督(w) @teitokuwww

おお、こちらに古代モルカー史がありました なかなか古代モルカー史は見かけないんですよね…… 結局のところ、古代において各国はモルカーを使用していた痕跡は多数残っているのですがモンゴル帝国による「馬」の時代により馬のコストパフォーマンスにより淘汰され、南北アメリカにて再発見されます twitter.com/lm700j/status/…

2021-01-23 23:08:15
憑かれた大学隠棲:再稼働リプレイスに一俵 @lm700j

現代の高速道路なみの道幅の古代道路であるが、モルカーの伝来が影響しているのは自明である。しかし、伝令の替えモルカーを世話し餌の野菜などを供出させられる駅屋付近の農民の負担は大きく、律令国家崩壊とともに古代道路とモルカー駅伝制も消滅する。

2021-01-23 23:04:01