＼ユズリーズハイ！／

ゆち @yuzuen

@a_10n ふくろう像も逃げ出しそうな剣幕で、声をかけた男の人を退散させる翼の姿が目に入る。「もう待ち合わせしない」近付いた私を見つけて早々に、不機嫌な声。「ごめんね」「そうじゃなくて、これからは俺が澪羅の家に迎えに行くって言ってんの」そしたらずっと手を繋いでいられるし、とも。

ゆち @yuzuen

@m10mkm 「無事に乗り切ったのは誰のお蔭だ？」「私頑張った！」「誰の」「三上かな！だからアイス奢ってー」「逆だろ、美森が俺に奢るんだろ！」「私頑張った！」「…おい」「ねえ三上、私テスト終わったよー」「あーはいはい、お疲れ」何だかんだで唇の端を上げて笑ってくれる三上が、好き。

ゆち @yuzuen

@m10mkm さっきまでの賑やかさが嘘のように、私たちは控室で黙って向かい合っていた。「…あー、俺もそろそろ行くかな」「あ」「何だよ」「何ていうか…、よろしくお願いします」「…いや、その、何だ…、こっちこそ？」「何で疑問形なのよ」「うるせえ、気にすんな」そう言って、額にキスを。

ゆち @yuzuen

片想いでかわいそうな三上なんだけど一歩間違えたらあぶない三上が何年も前から携帯のメモに入ってるので、唐突に晒してみるるん（・∀・）→

ゆち @yuzuen

【みかみ】いつだって、どんなことがあっても、話は聞いてやるし、傍にいる。けれど、あいつを想って泣くのも、その後真っ赤な目をして軽口を叩くのも、知っているのは俺だけだということに、そんな自分を見せるのもあいつじゃなくて俺の前だけだ、っていうことに、いい加減自分で気付けよ。分かれよ。

ゆち @yuzuen

@l_asami 渡されたものに、目が点になる。「三上、明日は頼んだぞ」「…え？」明日は渋沢がいない。だから。「…何で俺が」「俺は代表の方があるから」「や、それは知ってるけど」渋沢の代わりに、俺がキャプテンマークをつけてもいいのか。「頼りにしてる」そう言って渋沢は笑みを浮かべた。

ゆち @yuzuen

@okome_t 左腕がずっしりと感じる。実際の重量は大したことないのに。渋沢はいつもチームを背負うこの重みを感じていたのか。「よっ、キャプテン！」背中を叩かれて、はっとする。「キャプテンかっこいい！」「キャプテン抱いて！」軽口混じりの仲間たちに、心が軽くなる。さあ、戦いの場へ。

ゆち @yuzuen

【みずの】やっと手に入れたこの番号、中学以来の10番のユニフォームに袖を通す。少し前まであの人がつけていた番号だ。約２年間、俺の前に立ちはだかったあの人がこんなにもサッカーに賭ける強い想いを持っていたなんて、入学したばかりの俺には分からなかった。けれど、今は違う。そう、俺だって。

ゆち @yuzuen

高等部水野だとこんな水野しか思いつかない＾ｑ＾なんかね、入学したばかりでぎくしゃくしつつも三上がさりげなく（さりげなくすぎて本当に後々にならないと水野気付かない）そんな話が読みたいです先生方。

ゆち @yuzuen

yuzuenへの青春系お題は、終わりなんてない / 振り向けば、そこに / いつだって前を見て です。 http://goo.gl/3x3iZ でーきた＾＾

ゆち @yuzuen

【振り向けば、そこに】一人だと思っていた。チームプレーでも根柢ではたった一人でやっているのだと思っていた。負けないように、引き離されないように、必死だった。けれど、自分の力なんか全く及ばないと知ったあの日、チームに戻ったらあいつらが迎えてくれた。本当はいつだって、一緒にいたんだ。

ゆち @yuzuen

「＼僕と契約して診断メーカーになってよ！／」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/166112

ゆち @yuzuen

yuzuenへの青春系お題は、何だってしてみせる / 入道雲 / この足が動く限り です。 http://goo.gl/3x3iZ １と３みかみっぽい＾ｑ＾

ゆち @yuzuen

【この足が動く限り】まだやってるのか、とか、そろそろ現役を離れて指導者の道に進めばいいのに、とか言われるのにも慣れた。けれど、俺の足はまだ動く。まだ蹴れる。まだ走れる。だから、まだサッカーをしていられる。まだ見放されていない。あとどれくらいかは分からないが、少なくとも今は、まだ。

ゆち @yuzuen

@hikikomoritai 「あー、ねみぃ…」「みっかみせんぱーい！起きて！」「なんでおまえそんなにうっさいの…つかなんで俺の部屋にいんの…」「そりゃ昨夜一緒に」「って！いい！言うな！馬鹿！」「え？一緒に呑んでたら先輩のが先に潰れたんでしょ？まだ何もしてないっすよ」「…まだ？」

ゆち @yuzuen

@okome_t 今までのようにはいかない、って分かってる。俺が走れば先輩からのボールがこう来るとか、先輩たちが後ろで守ってるから絶対的な安心感があるとか、当たり前のようにあったものはもうないんだ。それでも俺たちは勝たなくちゃならない。今のこのメンバーが俺たちの武蔵森なんだから。

ゆち @yuzuen

【そんな感じで園児ゆうと】みんなが外であそんでる声がきこえる。でもおれは、おべんとうに入ってたトマトにフォークをさしたまま、うなってる。なんでおかあさんはこんなの入れたんだろ。ようちえんじゃおべんとうぜんぶ食べるまではあそべないのに。おかあさんのばか…って言ったらおこられるけど。

ゆち @yuzuen

→　ちっちゃいトマトだよ、って先生は言うけど、ちがうよ、これスイカぐらいおっきく見えるよ。そのトマトを３つにきって、先生がひとくちずつあーんしてくれる。ちょっと食べて…やっぱりきらい、って思って。それから、みずのんで。もういっこ食べて…きらいなものはきらい、って思って。

ゆち @yuzuen

→　外から楽しそうな声がきこえる。なんでおれがいないのに楽しそうなんだよ。おれだってあそびたい。「お塩つける？」って先生が言う。さいごの、いっこを、あーん。…しょっぱい。そしたら先生が「つけすぎちゃったね」ってわらう。それから「がんばったね」って、にこにこ。おれも、にこにこ。

ゆち @yuzuen

よーちえんじの作文的な＾ｑ＾

ゆち @yuzuen

@maki_fujisaki 槙さんにこっそり飛ばしておくね＾ｑ＾海外移籍するゆきちゃんとふじしろ＾ｑ＾　→

ゆち @yuzuen

@maki_fujisaki 「黙っててごめんね」「何で？小島が決めたことだし、俺が何言ってもやめたりしないだろ。俺もそうだし。もしそれで悩んでるなら聞くけど」大好きな女の子が今より大きな舞台に立てるなら俺は反対なんかしない。でも寂しくなったら、いつでもどこにいても飛んでいくよ。

ゆち @yuzuen

武蔵森への青春系お題は、レギュラー / 崩れた均衡 / 旅立ちの朝 です。 http://goo.gl/3x3iZ ３番目で＾ｑ＾

ゆち @yuzuen

【旅立ちの朝】「誠二が俺より早く支度してるなんて珍しい」心底吃驚した顔でそう言われた。ていうかこんな日に遅刻とかあるわけねえし。この１年間、長かった。俺たちのチームと胸を張って言えるようになったけれど、それでもまた先輩たちとサッカーできる日を待ちわびていた。今日がその日、なんだ。

ゆち @yuzuen

【レギュラー】いやいやいやいや、正直監督何考えてんの？って思った。そりゃ嬉しくないわけがないけど。渋沢なら分かる。超分かる。三上なら…選手権終わって３年の先輩が引退したからまあ分かる。でも俺、って。一回スタメンで出ただけでもビビったのに、俺また出れんの？俺レギュラー獲っちゃった？