新型コロナCovid-19 ワクチンの安全性と個人的な接種の経緯

今井長兵衛 @medanjin

アナフィラキシーは62例（4.5例/100万回接種）で、ファイザー製ワクチン46例、モデルナ製ワクチン16例であったが、ワクチン別の接種回数が記されていないので、ワクチン別の発生頻度は不明。前述のMMWRでは、ファイザー製ワクチンが11.1例/100万回接種、モデルナ製ワクチンが2.5例/100万回接種。

今井長兵衛 @medanjin

接種後の死亡は113例（8.2例/100万回接種）報告され、そのうち78例(65%)は長期療養施設（LTCF； long-term care facility）の入所者であった。LTCF入所者への接種は約100万回と記されているので、死亡は約78例/100万回接種となる。

今井長兵衛 @medanjin

ここから、長期療養施設（LTCF）入所者とその他一般人を分けた記述がはじまる。 副反応疑い全6,994例のうち、6,844例は一般人（長期療養施設LTCF非入所者）で、LTCF入所者では150例（約150例/100万回接種）であった。ここでも、筆者の加筆はLTCF入所者への接種が約100万回という記述に従っている。

今井長兵衛 @medanjin

LTCF入所者における副反応疑いは150例で、女性は92 人。ワクチン別では、ファイザー製ワクチン接種者88 人、モデルナ製ワクチン接種者62 人。年齢は中央値83歳でレンジ17～104歳。接種から発症までの日数は中央値3日、レンジ0～20日。

今井長兵衛 @medanjin

LTCF入所者における重篤な副反応疑いは122人（約122人/100万回接種）で、前述のように、78人が死亡しているが、そのうちの42人は看取り施設入所者や延命治療を望まない入所者であった。ワクチン接種から死亡までの日数は、中央値2日、レンジ0～20日。

今井長兵衛 @medanjin

上記の42人以外では、17人について死亡診断書による検討が実施され、（診断書に記載された）死因は心臓病、認知症、肺炎、成長障害であった。この報告書の発表時点で、ワクチン接種との関連の有無を検討中の死亡例は19人であった。

今井長兵衛 @medanjin

一般人の重篤副反応疑い518 人（40人/100万回接種）のうち、死亡者35人（2.7人/100万回接種）で、ファイザー製ワクチン16 人、モデルナ製ワクチン19人。死亡者の年齢は中央値62歳、レンジ25～91歳。女性の死亡者は15 人（1.8人/100万回接種）。接種から死亡までの日数は中央値3日、レンジ0～20日。

今井長兵衛 @medanjin

死亡例について、死亡診断書、剖検報告書、医療記録、 臨床記述などに基づいてワクチン接種との関係の有無が検討されたが、接種と死亡との間にいかなる因果関係も示唆されなかった（と記されている）。

今井長兵衛 @medanjin

Covid-19ワクチン接種後のアナフィラキシー発症頻度は100万人接種当たり4.5人で、発症リスクは不活化インフルエンザワクチンの1.4人、肺炎球菌ワクチンの2.5人、帯状発疹ワクチンの9.6人というワクチン一般の安全性の範囲内にある（と記している）。

今井長兵衛 @medanjin

高齢者や介護施設居住者を優先して約４.２万人にファイザー製ワクチンを１回目接種し、接種を受けた３３人が死亡。多くが７５歳以上で基礎疾患を抱えていた。副反応関連死とされたのは１６人。１６/４２０００は０.０３８％ news.tv-asahi.co.jp/news_internati…

今井長兵衛 @medanjin

国立社会保障・人口問題研究所「新型コロナウィルス感染症について」2021年1月18日現在のデータipss.go.jp/projects/j/Cho… に基づき、７５～７９歳の死亡数を７０歳代の死亡数の半分と仮定して推定すると、日本における７５歳以上の死亡数は約２８００人。

今井長兵衛 @medanjin

2020年の日本の７５歳以上人口は１８７１万人なので、２８００／１８７１万＝０．０００１５だから、現在までに新型コロナ感染症で７５歳以上人口の０.０１５％が死亡されたことになる。

今井長兵衛 @medanjin

直接の比較は若干乱暴だが、ノルウェイの結果と比較すると、ワクチン接種によると推測されているノルウェイ人高齢者の死亡率は、この１年の日本人高齢者の死亡率の２．５倍ということになる。

今井長兵衛 @medanjin

もちろん、日本でＰＣＲ抑制などの「防疫対策」が継続されるとすれば、ワクチンを打たない高齢者の累積死亡率はさらに増えるだろう。

今井長兵衛 @medanjin

一方、ノルウェイの事例は１回のワクチン接種による死亡（副反応）であり、推奨されているように２回接種が実施され、接種者の抗体保有期間が短くて毎年接種が必要となれば、ワクチン接種による高齢者の累積死亡率も増え続けるかもしれない。

今井長兵衛 @medanjin

ＴＬに「高齢者1000万人あたり毎日300人が死ぬのだから、ワクチン接種後の死亡が高齢者への接種を実施しない理由にはならぬ」という誤った説。明日亡くなるかもしれぬ危篤状態の人にワクチンを接種するはずがない。ノルウェイの事例では、接種可能と判断された高齢者が副反応で亡くなったのだろう。

今井長兵衛 @medanjin

ノルウェイの事例については、Norwegian Institute of Public Health が2021年1月21日までのデータを公表している。 Reported suspected adverse reactions to coronavirus vaccines as of January 21 2021.pdf (legemiddelverket.no)

今井長兵衛 @medanjin

71,971人に1回目の接種をし、（副反応として）報告された症例292人（0.4％）、うち、重篤な副反応疑い104人（女性75人；男性29人）。重篤な副反応疑いは18～39歳11人、40～59歳9人、60歳代5人、70歳代13人、80歳代33人、90歳以上29人。重篤さでは死亡30人、死亡以外の重篤例16人。

今井長兵衛 @medanjin

しかし、高齢者や介護施設居住者は毎日平均45人が亡くなっているので、ワクチン接種1～9日後に亡くなった30人も、ワクチンを打たなくても亡くなっていたと言わんばかりである。仮にそうだとすれば、何故これらの人々にわざわざワクチンを打ったのだろう。まったく理解できない。

今井長兵衛 @medanjin

Norwegian Institute of Public Health の言説が正しいのなら、高齢者や介護施設居住者にはワクチン接種の必要はない。日本でも、そういう人々を接種対象から外すべきではないか。希望される人は別として。

今井長兵衛 @medanjin

ノルウェイの高齢者福祉の実態は知らない。しかし、ワクチン接種後の高齢者の死亡と接種との因果関係は無いというノルウェイの考え方が日本に持ち込まれると、副反応で死亡したとしても保障されることはないだろう。きわめて危険な考えだと思う。

今井長兵衛 @medanjin

ノルウェイにおけるワクチン接種の優先度は、介護施設（nursing homes）の入所者と一部の（selected）施設職員が第1位とされている。このことも、ワクチン接種後の入所者の死亡を副反応と認めたくない理由ではなかろうか。 fhi.no/en/id/vaccines…

今井長兵衛 @medanjin

カナダでは、2021年1月9日までに601,902人にワクチン2回接種が行われ、副反応疑い90人（0.015％）、そのうちアナフィラキシーを含む重篤な副反応疑い27人（0.004％）が報告されている。副反応疑いは18歳～49歳の年齢群で最も多く、男性より女性で多い。 health-infobase.canada.ca/covid-19/vacci…