ロシアから来た元作戦部隊の人たちが『忍者体験』に参加した時の話が興味深かった「後にも先にもこれほど緊迫感のあるツアーはなかった様に思う」
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bbawithggi
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本名 五十嵐剛(いからしつよし)▪️『忍道』陰忍四段師範▪️国際忍者学会▪️松聲館技法研究員(甲野善紀先生より賜る)▪️関口流抜刀術山田道場門下 ▪️里山武芸舎所属 ▪️東京都港区防災アドバイザー(忍術防災) ▪️忍務・お仕事の御用命は→📩narashinoninja@gmail.com

昔、ロシアから来た忍者体験のお客さん6名。全員の平均身長は190㎝位。 元作戦部隊との話だった。 棒手裏剣なら驚いて喜ぶだろうと思い、やってもらったけど、めちゃくちゃ上手い。 女性のロシア人通訳さんがケロッとした顔で「彼らは小さい時から投げナイフで兎を獲って食べてるからね。」 って。 ↓
2021-03-03 14:32:04
当然若造の私よりキャリアも経験も上のお客さん。 悪い言い方をすれば完全に舐められてた。 そんな人達を何か一つでも驚かせたかった。 そこで兄弟子の提案で杖を使った押し相撲でその巨躯のお客さんと勝負しようという話になった。 当時の私は細かったから体重は75キロ位。兄弟子は60キロ台だった。↓
2021-03-03 14:37:39
相手はクマみたいなロシア軍人の猛者達。提案した時、結構余裕かまして鼻で笑ってた。向こうからしたら我々は子供みたいなサイズ。 いざ勝負。 こちらは古武術的な身体技法を全力で使って一気に勝負を仕掛けたが相手も重心を落として動かない。 ↓
2021-03-03 14:42:35
勝負は引き分けだった。 私らとしては、またしても舐められたままかと気を落としたが、向こうのリアクションは意外なものだった。 突然向こうの態度が柔らかく変わり、話を聞いてくれる様になった。 どうやら楽勝と思われた勝負が引き分けになった事に驚いた様だ。 ↓
2021-03-03 14:46:56
お互いに結構大汗をかいて押し合ったから心が通じた様だった。 言葉を超えた相互のリスペクトが生じた瞬間を肌で感じた。 別れ際、もしロシアに遊びに来た時は歓迎すると言われた。 何百組とツアーをした中でも特に印象に残る思い出深いお客さんだった。
2021-03-03 14:50:35
海外の人ってこちらの文化の矜持を結構見ていて、下手(したて)に出るだけだとダメな時は多い。 何かしらの形で実力や説得力を示せないと、呆れられてしまう。 ホスピタリティはただ遜っているだけでは生まれない事は経験的に学んだ。 もちろん人にもよりますけど。
2021-03-03 21:55:25
例えばですけど、アメリカに西部劇体験に行って、インストラクターの保安官がヘコヘコ媚びてきたらちょっとガッカリですよね。嘘でも威厳を持って接して欲しい。 しかも銃がそんなに上手くなかったら嫌ですよね。 そういう事がホスピタリティ。
2021-03-03 22:24:57
リスペクトを得るのは、お客さんへのホスピタリティの為。 こちらの承認欲求の満足なんてもんが僅かでも見えたらプロじゃない! と戒めている。
2021-03-04 00:24:21
ちょっと待って作戦部隊と互角に渡り合ってしまう民間人は…おそロシア… twitter.com/3618tekubi/sta…
2021-03-03 20:55:48
@cotorikakashi ありがとうございます。 いやいや、棒を掴んだ押し相撲でだけの話なんで、普通に戦ったらきっとボッコボコでしたよ😅
2021-03-03 20:57:53
@3618Tekubi 質量で圧倒されてるのに押し負けないのが凄いですよ! きっとハラショーNinja!!とひろめていることと思います。 面白エピソード、ありがとうございます😆
2021-03-03 21:02:20
忍道家って言葉を自ら作って名乗っているけど、このコンセプトを褒められたのは嬉しかったな。 忍道を広く知って頂きたい。 nin-do.jp
2021-03-03 21:50:50
@3618Tekubi @nekoshitacafe 手裏剣を「打つ」こととスローイングナイフを「投げる」ことは違うと言いますがやはり応用がきくんですね…。
2021-03-04 08:13:15