(カオスラウンジ寄り)カオスラ問題についての連投
勿論、だからアートなら何をしても社会に許されるわけではない。しかし少なくとも裁判においては、ただアニメの主人公を陵辱するだけの表現に較べて、芸術としてのコラージュ表現はずっと公共性が高いと看做されるのではないか。同人誌業界はいざ知らず、社会通念としてはそうである。
2011-07-30 04:10:02また損害賠償が算定されたとしても、コラージュであれば、そのイラストを中心的に扱っているわけではないから、算定額は僅かなものとなるだろう。それ以前に「キメこな」など、一次創作者が訴えれば知らないが、著作権者として提訴する勇気のある二次創作者など居るまいと思うが……。
2011-07-30 04:13:25これが第一の「問題を外部に開いてしまった」ということの意味。第二に、現代アートの論理を二次創作の論理に包摂し、そのことを以て「炎上」状態を作り出し、望むと望まざるとに拘わらず問題を社会化してしまったということがある。
2011-07-30 04:16:41実際、Togetter などを用いて問題を外部に拡散し、衆目に晒して「炎上」化させてしまったのが、当の二次創作サイドの人々なのである。彼らが内輪に現代アートサイドを批判していたかぎり、問題は二次創作の枠内に限局化されていただろう。モラル論的批判が通じるのは、その枠内においての話。
2011-07-30 04:20:37しかし、それが第一の失策と複合して問題を公共化してしまった以上、http://t.co/Ln7Yf33 のような「外から目線」の疑念が呈出されるのは当然であり、ぼくのような、二次創作サイドの論理には何の関心も興味もない批判者を産出してしまう。
2011-07-30 04:25:07それを http://t.co/Tc2QjSN のようなプロパガンダまで拡散しながら火に油を注いで来たのが、実は他ならぬ二次創作サイドの人々だったわけだ。こうして問題を開いた(衆目に晒した)以上、もう「二次創作の論理(モラル)からは許されない!」という批判は通用しない。
2011-07-30 04:30:18先にモラル違反して来たのは相手の方だ、という議論は通用しない。何故なら、そもそも現代アートの内的論理が二次創作のそれに悖叛する以上、現代アートサイドの視点を取ればカオスラウンジの表現行為は極めて正当なものだったわけだし、そうした視点の移動を許したのは問題を開いた方の責任だからだ。
2011-07-30 04:35:40以上を纏めると、第一に社会一般の二次創作という表現行為に対する認知度の低さ、そして第二に、そうした低い地位を改めるための批評行為や法的位置付けに対する具体的な改善を推進して来ず、ただ「グレーゾーン」であることと「モラル」だけを拠んどころにして村社会に閉じこもることを選んだこと。
2011-07-30 04:41:09これらの努力を怠り、「同人は日本の貴重な文化!」などという具体的有効性に乏しい言説の上に胡坐を掻いて来たことが、今回の問題の遠因をなしていると思う。日本の同人業界が、二次創作の正当な権利を主張するために法改正も含めた同人活動擁護のための提言と運動とを進めて来たと言えるだろうか。
2011-07-30 04:46:27結局、コラージュや二次創作を正当な権利として主張できるだけの法律は日本には存在しないし、それは社会に働きかけることを辞め「お目こぼし」だけに充足してノウノウと自らの浸かるぬるま湯に耽溺することの方を選んだ、日本の二次創作者たちの自ら播いた種と考えられる。
2011-07-30 04:50:22そうである以上、今回の件のような出来事が遅かれ早かれ起こることは必然的な流れだったとも言える。それに対して抗弁するための言葉をも持たず、ただ「炎上」することだけを頼んで自己のプライドの内に安穏とすることを選んだのは、自分自身の選択だったということに、一度向き合うべきではないのか。
2011-07-30 04:54:21http://t.co/3M9t22B 結局これも、「コラージュが許されていなくて、なぜ二次創作が許されているのか」をまとめタイトルにしておきながら、何も答えてないよね。
2011-07-30 05:04:01議論&反響集(長いため飛ばし読み推奨)
凄いな、カオスラウンジに言及したらこの時間にリプライの嵐、とw コーヒーを沸かして来てから、多少は対応させていただきます。
2011-07-30 05:52:16ただいま。ああ、この時間帯にやってよかった。こんな初動リプライの数、もし夕方~夜の頃合いだったら対応出来ないわw
2011-07-30 05:58:40@Taroupho 考察御疲れ様です。が、カオスラウンジの正当性について全く見えてこないのですが。同人がやってるからカオスラウンジの行為も問題ない。叩かれる謂われはない、という事でしょうか。
2011-07-30 04:57:54@inmukung 当方の見解は「(社会=法的には)両方許されない」ですが、カオスラウンジを叩いている二次創作界隈の方々は、この結論では満足されないでしょうね。
2011-07-30 05:05:59@Taroupho さらに別件ですが、例えばカオスラウンジは企業の商標を無断でアートに取り入れたりしてますが、同人界では企業ロゴ等明らかにヤバい物は規制されてます。
2011-07-30 05:09:02@Taroupho 規制というより暗黙の了解、ですね。そういった事でトラブルを未然に防ぐ動きを取ってきました。それをアートの名目で一気に秩序を破る者がいたとしたら、それまでそのルールと地位を守ってきた人間はどう思うでしょう?
2011-07-30 05:10:19@Taroupho そもそもカオスラウンジは同人がやりたかったのでしょうか?同人がやりたいのであれば同人を、同人のルール知るべきです。アートがやりたいのであれば出てきている厳しい意見に対し真っ向から立ち向かうべきでした。今の彼らには立つ足場すらありません。
2011-07-30 05:19:18