2011/7/30 in 札幌　『原発と健康被害を考える～放射線をあなどるな！無知に恐れるな！』西尾正道さん講演会

Kujyu @kujyusaha

講師は、西尾正道さん。北海道がんセンター院長 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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〜原発事故と健康被害を考える〜実況担当をします。初実況ですがおつきあいよろしくお願いします。 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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開会の挨拶終了。西尾先生の講演スタート。西尾先生「北海道がんセンターの西尾です。放射線科を選んだのは深い訳は無いんです。外科等を選ぶと毎日忙しくて終わりそうな人生。誰も選んでいない科を」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「私は主にガンの治療をやって来たが、国立病院なのでいい機械を買ってもらえなかった。治療する中で放射線を浴び、日本で一番浴びていると言われた事もある。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射線ホルミシスというものがあるが、私６４歳には見えませんよね？少量浴びれば健康にいいと真面目に主張している人もいるが、これは半分冗談みたいなもの」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「泊が事故になったらどうなるか。粒子状になって飛散する。６０〜８０kmが一番飛散する。花粉症と同じです。木下等にいればあまり花粉の影響を受ける事は無い」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「今回の事故が起こった原因は身内でやっていたこと。学者も、報道も政府も一緒にやっている。身内でない人達、京大の先生方なんかは関わらせてもらえない」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「泊もお金を３００億くらい貰っているので高橋知事も八方美人でいる分けにもいかない。こういう日本の原子力行政の元で事故が起きた」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「２Gyを全身に浴びせてもエネルギーで言えば２８．７カロリー。放射線治療で疲れたなーと感じるのはかなりメンタルな物も多い。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射線はα線、β戦、γ線によって性質が違うα線は紙一枚で止まる。線量計で測っている物は主にβ線の話し。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「ウラン２３５は自然界では０．７％しか存在していないが、これを濃縮して中性子を浴びせると一気に爆発する。原発の場合はウランの濃度を４％にし、その爆発の速度をコントロールしている。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射性廃棄物の処理が問題となるがアメリカはイラクでの劣化ウラン弾に利用している。ウランの半減期は４５億年であり、これはとんでもないこと。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「多く問題になるのはヨウ素とセシウム。セシウムは半減期は８日。二ヶ月半位でゼロになってしまうので、今更検出しようとするのは無理な話。セシウム１３７は半減期３０年程。まだ残っている」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「実際には今回の大雨などで、環境中のセシウムはもっと早く半減して行く。これを環境半減期という。ただ、これは無くなった訳ではなくどこかへ言ったという事。生態半減期は１１０日程」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「コバルト６０が出たという事は、被覆管が溶けているということ。専門家ならコバルト６０が検出されればメルトダウンしていると誰でも分かる」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「現在の放射性物質の放出想定量は７７万テラbq。これはスリーマイルの１９万倍。日本ではセシウムが多いので環境中に長く放射性物質が残る」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「自然放射線による被曝は世界平均で２．４mSv。日本では１．５mSvほど。普段の勧告ではこの自然放射線による被曝に＋１mSv以内で抑えなさいという考え方が示されている」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「被爆する人には３種類ある。公衆被曝、一般の人は年１mSvまで。医療被曝では治療のメリットデメリットを考慮して使うので限度は設けられていない。職業被曝にも制限はある。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射線の被曝による人体の影響には確定的影響、しきい値があるもの。これと確率的影響、あとで影響が出る可能性があるものがある。この被曝の限度は社会的なコンセンサスとして設定されている ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射線の感受性が高いのは頻繁に細胞分裂をする細胞。造血幹細胞、精子、腸管上膜など。長崎などで被爆した人が水を欲しがったのは腸管上膜がやられたから。皮膚も細胞分裂が盛ん。 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「放射線業務従事者の被爆線量限度は５年で１００mSv。一年に５０mSvを超えてはならない。これは年平均では２０mSvとなり、福島の基準と同じ。これが基準として採用されている」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「政府は緊急作業が必要だと、作業員の線量限度を２５０mSvと引き上げたが、こんなのには根拠は無い。いつも後だしじゃんけんしてるんだから勝つに決まってますよ。」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「医療器具の消毒には２００００Gyの放射線が照射されている。食品ではジャガイモだけ１５Gyの照射が認められている。ただ、これらのモノが汚染されているわけではない。通り抜けるだけ」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「しかし放射性物質が体の中に入ったら、そこに留まり影響を与え続ける。違う性質なのだが、今の基準では外部被曝も内部被曝も一緒にしちゃいましょ、としている。線量が一緒でも全然違う」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)

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西尾「一升瓶を一晩で飲むか、一ヶ月で飲むかでは全然違う。後は局所的に浴びるか全身で浴びるか。肺がんの治療では８０Gyほどかける事もある。内部被曝か外部被曝か。全身か局所かで全然違う」 ( #iwj_hokkaido1 live at http://ustre.am/zzNG)