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ビークマーク備忘録

ビークマークは鳥のかじり跡の意だが、トカゲなどにかじられた跡との区別はできない。相手が何であれ、その個体が捕食者から攻撃され、かろうじて難を逃れた痕跡ではある。ここでは、ビークマークを持つ個体の写真をまとめてみた。
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ギンツバメ(さいとーさん)


その他

マゼミが樹幹から飛び出した直後に、ヒヨドリに食われる場面に出くわしたことがある。鳥の眼にどう映るのかは知らないが、羽が透明なクマゼミは黒い体を狙われやすいように思う。しかし、ゼミ類では羽が透明な種のほうが圧倒的に多いように思う。高倉・山﨑によると、アブラゼミは短距離飛翔する場合が多く、クマゼミは飛翔距離が長い場合が多いので、クマゼミのほうが喰われやすい。被食には行動の違いも関連しているのだろう。

今井長兵衛 @medanjin

#ビークマークを見せ合いませんか #番外編 アブラゼミ 京都西賀茂賀茂川左岸 こちらは捕食された跡。ビークマークでは被食率はわからない。研究所時代の後輩2人は、生駒西麓枚岡梅林でセミの被食個体をひたすら探し、海外学術誌に論文発表している。 pic.twitter.com/Fn1HkGDTiG

2021-03-09 20:43:43
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