- naobotaka_magi
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最近話題の親特定アジア系バッシングの大きな要因はルサンチマンである。 彼らは青春時代に「オタクな人間」になれなかった。そのためアニメやゲーム好きのようなオタクスタイルを一番嫌うのである。 そして、国際化時代に生まれ育ちながらもそのポスト期に切り替わってもなお頭張った若者でもある。
2021-04-17 14:22:41新元号時代を切り開く新しい現象を本来自分たちが率いるものだと思い込んでいたが実際はそうではなかった。 文化面では危険系や迷惑系のように出る杭が打たれたりし、YouTuber発の芸能人のうち世の中に大きな影響を与えたのはわずかで、
2021-04-17 14:22:42その中心世代はだいたいがニコニコ生放送出身であり、社会に影響を与えているのはいまも「古い世代」の典型である今や下火になっている国内資本の配信サイト出身者などだ。 ギャル文化でも山手線西側と車やバイク系などは社会の中で冷遇されてしまったし、
2021-04-17 14:22:4220世紀の残滓にしても不良文化が作った流れはインナーコミュニティ以上に拡大せず街中にあふれ出た走り屋とかもあおり運転狩りによって潰されてしまった。そして時間が経ってしまった。
2021-04-17 14:22:43つまり不可抗力によって自分の本来持っていた大きな願望を諦めており、冷笑主義を人生の指標にすることで不条理を無理やり容認していた。だからこそ、「世間に注目されて活躍し、世の中を変えそうな若者集団」を目の敵にするのだ。
2021-04-17 14:22:44またそれは敗北者の論理に限らず「支配側の理屈」もある。 権力者や権力の手先たちには「抵抗されること」は自分の生存を脅かす死活問題でもある。なぜならば、プレッシャー~ゆとり世代は前世代のように社会に悪影響を及ぼすほどの不良を知らなかった。
2021-04-17 14:22:45生まれた頃にはすでにそういうヤンキーやチーマーやカラーギャングが下火になっていて「不良そのものが時代遅れ」になっていた。自分だって世間に反発したいことがあったのに世の中がそうだからと理不尽を我慢したという人もいるだろう。
2021-04-17 14:22:451990年代~2000年代就職氷河期世代以上であれば不良に「反抗されること」への免疫がある。「反抗者」をどうやって丸め込むか、やりすごすか、妥協するか、押しつぶすか、そういうことのノウハウがいくらでもあるが、その次以降の世代の場合はそれがないのだ。
2021-04-17 14:22:462010年代はヤンキーこそなかったが、まだまだオタク全盛時代で、いったん下火になったアイドル文化や軍事オタクが復活したり、バイクや痛車の愛好家や韓流ファンや鉄道ファンになったりして、SNSではネットで政治をネタ消費する「2ちゃんねらー・ニコ動出身世代」が社会現象になった。
2021-04-17 14:22:47おそらく「不良系」の精神はそういう形で引き継がれて発散したんだろう。腐女子・チー牛だってある種の世の中への反発の表われだ。 こういう存在は、自らがかつて陰湿キャラ系の跳ね返りだったため、「反抗する若者」への接し方をよくわかっている。
2021-04-17 14:22:47しかし、そういう層はその後支配側に回ることはできず、中国や韓国のコンテンツを好む層を支援する大人たちになっている。こうしてプレッシャー・ゆとり世代の知性こそ優れているがルックスの面では力を持たない「頭でっかちな支配者たち」の違和感が台頭するわけである。
2021-04-17 14:22:48構造的には支配側にいながら、「かつて自分がイジメた陰キャ系のオタク」と中韓文化ファンをダブらせて批判をしている同世代は多いんじゃないかと思う。そのような弱い存在だから、本気でイカれば簡単につぶせると思う。
2021-04-17 14:22:48ちなみにリア充がオタクをしばしば比喩揶揄するのも、ラノベとかで培った「オタク学生がオタク活動を繰り広げる光景」のスリ込みで、「陽気で明るい男女(というか、自分自身)」と「陰気な男女(空想の存在)」という二項対立の思考に陥っているからなのだろう。
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