- sakatayuusuke
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@yurar_a 「ちょっと暇だし」ゆらは電車に乗り込んだ。暇なときに向かう駅がある。そこまで5駅。ところがおかしい。いつもならとっくについているであろう時間。なのにいつまでも「…駅に止まらない」気づけば他の乗客は寝ていて。 ようやく止まった駅。「…進まないな」この次なのに。
2011-08-04 02:01:55@yurar_a が全裸で言った: @sakatayuusuke 全裸で書いてるのかよwww書いてるなら全裸であげてくださいませ(゚∀゚)
2011-08-04 02:10:18@yurar_a 一体どれだけ経っただろう。いよいよイライラしてくる。ツイッターへ書き込む。『さっきから同じ駅に止まってて電車動かないんだけど』『ちょっと運転席行こう』車両の先頭へ行き、運転席を覗き込む。「…誰も居ない?」窓をダンダンと叩く。何も返事は返ってこない。
2011-08-04 02:15:44@yurar_a 「あ、リプ着てる」『外出てみたら?』言われなくたっていずれ外には出ている。ドアの外へ出るとそこは古めかしい無人駅。誰一人としていない。「…きさらぎ駅?」聞いたこともない。『なんかきさらぎ駅ってところに着いたんだけどどこ』
2011-08-04 02:18:43@yurar_a 知らぬ間に減り、残り三分の二の携帯の電池が不安にさせる。『沖縄にそんな駅ないみたいだよ』フォロワーさんが居てくれてよかった、何て思ったが嬉しくない情報だ。「じゃあここどこなのさ…」『横割り失礼します、きさらぎって鬼って書くみたいですよ』本当に要らない。
2011-08-04 02:20:56@yurar_a 怖さを倍増させる意味がわからない。『ああ、そうなんですか、ありがとうございます』全然そんなことは思っていないが。『とりあえず駅から出てみる』このまま駅に居たって何も変わらんのだ。だったら外に出たほうがいい。出た後にリプが届く。『出たらダメだよ!なんか危ないって』
2011-08-04 02:22:30@yurar_a 駅外に出てから割りと歩いてしまった。『もう戻るの無理だよ』すぐさま届くリプ。『線路歩いて戻ってみたら?』ああ、その手があったか。それなら家に戻れるだろう。歩くにしてもかなりの距離は覚悟だが。『今から戻ってみる』書き込んだ下に見える呟き。『柚羅さん危ないな…』
2011-08-04 02:25:14@yurar_a 何が危ないって言うんだ。ここが不可思議な世界だとでも…「あった、線路だ」来た方向へ歩く。「…ん?」耳へと届く音がある。「太鼓…?」『なんか線路歩いてたら太鼓の音が聞こえる』心なしか音が徐々に近づいてきているような…いや、これは近づいてきている。『振り返るな』
2011-08-04 02:29:10