4/23大阪府新型コロナウイルス対策本部会議後、吉村知事囲み取材

記者:「コロナに罹患した場合に適切な治療が受けられない可能性」は強いメッセージだと思う。自宅で亡くなられる方が後を絶たないことを以っての発言だと思う。 1000人を超えた段階で緊急事態宣言発令を求める府民の強い声もあったが、知事はまん防の効果が出る19日以降に判断することにこだわった。
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沙和 @katakorinaoshi1

2020年8月にイソジンうがい会見をキッカケに開示請求を始めた「一府民」で、ただの普通の会社員。請求の結果はTwitterやnoteで公開。 大阪府・市の首長の会見の書き起こしや開示請求を通して、大阪の地方行政を見ています。 通知に気づかないこと多め。 投稿内容の無断転載ご遠慮ください。

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沙和 @katakorinaoshi1

吉村:もう一つはワクチン。ワクチンをできるだけ早く広めていく。5月中旬以降かなりの量が入ってくると聞いている。接種を早めることが極めて重要。 ワクチンの数に限りはあるが、かなりの数が入ってくると聞いているので、感染症対策をとりながらワクチン接種を早期に実行していく。そこに尽きる。

2021-04-24 03:10:38
沙和 @katakorinaoshi1

記者:今感染症法に基づいて1100床要請しているが、その他に病床確保の予定があれば。 吉村:重症病床の確保。元々224床だが、300床以上確保したいというので動き、日々積み上がっている。最後は重症病床が不足するので、その確保をさらに病院にお願いして積み増しをしていきたい。

2021-04-24 03:10:39
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:これをやればどういうことが起きるかと言うと、大きな病院においては病棟を閉鎖しなければいけなくなる。 僕自身がすでに方針を示している通りでもあるが、急ぎではない手術については延期もお願いする。それが増えてくるのではないか。

2021-04-24 03:10:39
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:無限ではないので、コロナ病床を増やすというのはそういう状況になるということで、まさにそういう状況の中で判断をしていっている。 重症病床で治療を受けずにコロナでお亡くなりになることを減らすために、緊急対応として重症病床を増やすことを病院にも理解いただいて進めていくことが一つ。

2021-04-24 03:10:39
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:もう一つは中等症軽症の病床。感染症法上の法的な要請もしている。 今集計しているが、できるだけ早く運用する。 1床でも多い病床の確保に努めることをやりつつ、自宅療養でのオンライン診療・訪問診療、ホテルにおける具体的な投薬もあわせながら、病床確保していくことをやっていきたい。

2021-04-24 03:10:40
沙和 @katakorinaoshi1

記者:入院フォローアップセンター(以下、FC)について、病床が逼迫してきて、入院するのも重症に近い患者が増え、受入をセーブしなければいけないような状況になっている。そうなると、搬送までの待機時間が増えている。一方で、ホテル療養の患者がすんなりベッドに入れる事例も現場では起きている。

2021-04-24 03:10:40
沙和 @katakorinaoshi1

記者:入院振り分けの基準が不透明になっているんじゃないかと思うが、改めて明確にしたり発信する考えは? 吉村:これまで経験を積み重ねてきて、医師も配置しながらやっている。FCで適切に振り分けされていると思っている。

2021-04-24 03:10:41
沙和 @katakorinaoshi1

記者:FCの皆さんの業務は大変だとは思うが、府が一元管理していることに限界が来ていると思う。 たとえば自治体が病院に病床確保のお願いをしても、FCを通さないと受け入れてもらえない状態。 限界が来ているこの状況をどのように打破していくのか?

2021-04-24 03:10:41
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:病床確保は、病院がやると言っていただかないと増えていかない。感染症法上の要請はしているが、結局やるのは病院なので、病院の理解が必要。 FCもそうだし、病床確保担当が一生懸命確保している。保健所が言ったら増えるかと言うと、魔法のように増えてくるものではない現状。

2021-04-24 03:10:41
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:ギリギリのところで基準を作りながら、病床確保をお願いして実行している。 これまで「病床確保は難しい」等の病院の声を取材をされたと思うが、課題を乗り越えてお願いします、ということを府庁を挙げてやっていくしかない。 いま保健所で病床確保できる状況ではない。

2021-04-24 03:10:42
沙和 @katakorinaoshi1

記者:病床確保ではなく、わずかでも空いている病床に患者を入れていくことが、FCでは追い付いていないことを、どうしていくおつもりか?

2021-04-24 03:10:42
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:追い付いていないのではなく、病床がない。空いたところに入れていくが、FCも病床が確保されれば振り分けをするが、大元となるパイがない。それより陽性者がたくさんいらっしゃる状況。その中で思い方を判断しながらやっている状況。

2021-04-24 03:10:42
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:保険所に任せたら保健所ごとにバラバラになり、症状が軽い人が入院して、本当に必要な人が入院していないということにもなるので、FCでやるのが最も適切な対応。 もしFCでなく保健所がやったら、大阪市民は殆ど入院できなくなる。大阪市民は陽性者が多く、市以外で治療を受けている人もいる。

2021-04-24 03:10:43
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:それぞれの保健所でやってしまうと圏域を越えることが難しくなるので、「オール大阪」のFCでやるのが、圏域を考えずに医療的な必要性の観点で入院の振り分けをするのが最も適切。 これまで知見を積み上げてきている。

2021-04-24 03:10:43
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:いま何が困っているかというと、病床確保。日々積み上げているが、それよりも感染者が多いこと。 ただ、病院の皆さんも、これまで「コロナはやらない」と決めている病院も多いが、そういった病院も呼びかけをしている。こういった状況であることを踏まえて、ご協力をお願いしたい。

2021-04-24 03:10:43
沙和 @katakorinaoshi1

記者:FCでは優先度をつけているということだが、実際には救急車で駆けつけても何時間も待った上に救急隊が患者宅に返すことが起きている。 優先度は適切に判断しているとは思うが基準をオープンにする考えは?

2021-04-24 03:10:44
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:救急隊もバイタルチェックをしている。 彼らも専門家なので、「この方はすぐに入院しないといけない」「この方はバイタルチェックをする限りは自宅で」というのは、実際問題で、あり得る話。

2021-04-24 03:10:44
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:119番するのはご本人がするが、救急で入院が判断された方については、この前までは救急車の中で待機することがあったが、それを回避するために待機ステーションを作った。そこに一旦入ってもらい、場所が空いたら入ってもらうことをやっている。

2021-04-24 03:10:44
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:救急の体制もできる限り。 いまこの状態になれば100%は無理なので、できる限りのことを対応するしかない状況。 コロナで医療体制が逼迫している状況なので、コロナに罹患しても適切な治療・入院ができない可能性が十分ある。府民の皆さんにおいては、感染しないようにご協力を。

2021-04-24 03:10:45
沙和 @katakorinaoshi1

記者:救急が、入院が必要と判断してもFCが入れられないと判断してやむなく返す状況がすでに生まれている。だからこういう状況が起きている。 仮にその基準を出すとなると批判はあると思うが、それを出すことで、府民への強いメッセージになるかもしれない。

2021-04-24 03:10:45
沙和 @katakorinaoshi1

記者:すでにそういう判断がしっかりされていて、基準をもとに搬送をしているのであれば、基準を出していく考えは? 吉村:患者が119したときの対応は、救急とFCで協議しながら個別に判断していくべき。

2021-04-24 03:10:45
沙和 @katakorinaoshi1

記者:「コロナに罹患した場合に適切な治療が受けられない可能性」は強いメッセージだと思う。自宅で亡くなられる方が後を絶たないことを以っての発言だと思う。 1000人を超えた段階で緊急事態宣言発令を求める府民の強い声もあったが、知事はまん防の効果が出る19日以降に判断することにこだわった。

2021-04-24 03:17:38
沙和 @katakorinaoshi1

記者:かねてより「府民の命を守るのは知事の責任」と仰っていたが、現状、医療崩壊を招いた責任をどう考えるか?

2021-04-24 03:17:38
沙和 @katakorinaoshi1

吉村:まず、極めて厳しい医療の体制だというのは申し上げた通り。 医療崩壊ということについては、今も医療従事者の皆さんは命を守る活動をしてくださっている。 なので、僕自身が医療崩壊ではないと思っている。 が、医療が極めて厳しい状況にあるということを府民の皆さんに伝える必要がある。

2021-04-24 03:17:39