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▶︎「酒浸りの父親はよく小さい頃から秋月様に対して暴力を振るっていました。そんなある日、貴方はそんな地獄から救われます。」
2021-04-11 21:26:32▶︎「地獄に救われるその瞬間、貴方が目にしたものは血だらけで倒れる父親と、周りに散らばったらガラス片。つまり、暴力で解決された、ということですね。」
2021-04-11 21:27:02▶︎「勿論、幼い貴方はそれを忘れてしまいます。しかし貴方は漠然とした恐怖に日々襲われ、忘れてしまった父への妄執に今も取り憑かれ、…そしてそれから逃げるように自傷癖を拗らせます。」
2021-04-11 21:27:33▶︎「あぁ、そういえば貴方。公民館でレシピを手に入れる前にまず自傷用のナイフを手に入れましたね。ふふ、流石に私もそれに対してはびっくりしましたよ。」
2021-04-11 21:28:03▶︎「皆さん、彼女と共にいるから分かってますよね。彼女、先天性の身体障害を患っているんですよ。あぁ、見ればわかりますよね。耳です、耳。彼女片耳だけないんです。」
2021-04-11 21:29:32▶︎「彼女の耳がないことに対して、彼女のご両親は関係なく愛情を注いだ…!…わけではなく。勿論、忌み嫌いました。」
2021-04-11 21:30:02▶︎「両親には出来損ないと言われ、兄には要らない妹。どうにか優しくあろうも接すれば接するほどクラスメイトには、いい子ぶってるとヒソヒソされてたんですね。」
2021-04-11 21:30:31▶︎「確かに彼女は片耳がありません。それでも、もう片耳はあるのです。なに言われたって、ちゃーんと聞こえていたのです。いつも聞こえないみたいにヘラヘラ笑っていましたが、心はきちんと傷ついていました。」
2021-04-11 21:31:01▶︎「でもそんな彼女に幸せが訪れました。ある日魔女様…正式にいえば魔女みたいに見える英国出身のお婆さまなんですけどね。そんなお婆さまについて行くと、なんと素敵な香りを作る魔女様だったんですね。」
2021-04-11 21:31:30▶︎「嫌なこと全部忘れるような素敵なお婆さま。芳堂様はそんな魔法に魅入られ、魔女様に弟子入りを願いました。」
2021-04-11 21:32:02▶︎「そんなある日、魔女様は禁断の魔法。幸せのレシピを使って安らかに眠りました。一切の苦痛がない、柔らかい笑顔で。」
2021-04-11 21:33:02▶︎「幸せのレシピ、誰かを幸せにできるレシピ。この魔法が使えれば、余り物のこんな自分でも誰かを幸せにできる。ええ、そう考えたら貴方は今回の事件を起こしたのですね。」
2021-04-11 21:33:32▶︎「語り部様は~………ただ怪我をしてしまっただけですので、流石にバラさないでおきますね。ただそうですね、一つ、一つ言うのであれば…皆さん機会があれば彼の親指を見てください。それだけですかね。」
2021-04-11 21:34:02▶︎「そうですね、オシオキ前の最後のお時間です。仲間に言葉を残すのもよし、命乞いをするのもよし。好きなようにお時間を使ってくださいね。」
2021-04-11 21:35:04