地味に深刻な漬物ガチャ問題

定食に必ず付いてくる「漬物」、その種類は様々なものがあるが、いずれも癖が強い故に人によって好き嫌いがかなり分かれる。 だが、それを事前に知り、残すのを回避するのは実は難しいという問題。
12
近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

これは1日の摂取カロリー推移ですが、米の消費が減り始めた昭和37年(1962年)以降も、摂取カロリーはほぼ変わっていません。 bit.ly/2sNmKHN 米の消費量が減ったのは、摂取・消費カロリーが減ったからではなく、脂質や米以外の蛋白質が増えた分、ご飯の量を減らしたからなのです。 pic.twitter.com/0L0t9Au2Cl

2018-06-08 03:00:13
拡大
近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

これはつまり、少量の塩辛い漬物で山盛りのどんぶり飯を口に詰める食生活から、トンカツや焼き魚やハンバーグをおかずに、茶碗一杯のご飯を食べる食生活に変わっていった、ということです。

2018-06-08 03:00:14
近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

朝食がいい例です。戦前の公衆食堂の朝食は、1.5合の山盛り丼飯に、ついてくるのは漬物と味噌汁だけでした。山盛り丼飯は、全て漬物の塩辛さで平らげたのです。 東京の一般家庭の朝食も、丼飯が茶碗飯のおかわりに変わるだけで、内容は同じでした。

2018-06-08 03:00:14
近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

日本人は、おかずでご飯を食べるようになってしまいました。漬物はその本来の役目、大量の白米を食べるための塩辛い食欲増進剤という役目を失ってしまったのです。 明日は、漬物と福神漬没落の話の前に、もう少し福神漬栄光時代の話をしたいと思います。

2018-06-08 03:00:16