【ORIRONPA🎮404】Chapter 4（死体発見）

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▶ 雪特有のかおりに紛れて、鼻腔を擽ったのは、幾度となく嗅いだ、あの鉄のにおいだった。

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▶ そちらに目をやる。…いくら視界が悪いと言えど、見たくないものほど、視界に入ってくるのだ。

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▶ それは

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▶ 例えば、零してしまった、原稿に染み付いたインクだとか。 pic.twitter.com/1JSzwSOkc7

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▶ 信じたかったひとが、何度も何度も、振り下ろす姿とか。 pic.twitter.com/oDJwYivtwR

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ナナ @made_sec

「　あ、」

ナナ @made_sec

「　い、あ、ちが、こんなつもり。…あ、はは、あは」

ナナ @made_sec

「……………運悪……………」

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▶ ぽよんぽよんと言う音の代わりに、雪を潰す音がする。

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▶「おや、おめでとうございます。無事見つけられましたね。直接アナウンスに伺うことができなかったもので、少し心配だったんですよ」

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▶「はぁ、今日はやけに忙しい。…って、…あぁ」

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▶ やれやれ、とわざとらしいため息に近い声を上げるモノスライム。彼はさも今気づいたかのように銃士の方を見れば、嘲笑に近いニュアンスを含んだ声を漏らす。

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▶「それよりも、ほら。いいんですか？」

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▶「また『死体が発見された』ようですよ？」

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▶【指定】ワープゲートの方向へ引き返しましょう。足跡を辿れば、正しく戻れるはずです。

踊り子 @404_dancer

「………………ッ(顔を歪めつつも踵を返し、薄れた足跡を一心に追って)」

騎士 @404_knight

「……くそ、(足跡を辿って)」

武陵タヲ @PuppeM_Rem

「……」(険しい顔つきで足跡をたどって

ナナ @made_sec

「(どこかに向かうこともなくその場に座り込み)」

白椛 枢 @Gn_00n

「えっ、わ、待って…(わたわたしながらも元の道を辿り)」

×××× @alchemist_404

「(すたすたと引き返し)」

薬師 @404__CHC

「……(無言で後をついていき)」

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▶ 確かに、見るからに人数は少なかった。

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▶ 嫌な予感を、吹雪は吹き飛ばしてなんかくれない。足は雪に取られて、先ほど踏んだばかりのはずの雪原についた足跡には、既に新たな雪が振り積もっている。

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▶ ふと、誰か──雪の中では、声の主を判断できなかったが──が、誰かいる、と言った。