地下アイドルの♣️くんとファンの♦️くんがくっつくまでの話

いと @koitoitonoko

頭の中にある設定ちょっとメモ書きしてきました。 地下アイドルパロの設定 privatter.net/p/7474884

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地下アイドル♣️くんと、ファンの♦️くんの話しますね。

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メンズアイドルのカフェがあるんだって。お姉ちゃんに誘われたのは地下アイドルの働くカフェ。ライブ時間以外はアイドルがウエイターをやってるらしい。地下アイドルって、しかも男って。とは言いながらアイドルに憧れはあったので、付き合い程度ならいいかなーって行ってみる♦️くん。

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お店の名前がtwstワンダーランド。魔法の使える世界の学校設定(雰囲気はゲーム参照) 寮と呼ばれるグループがあって、リーダーが寮長と呼ばれる。基本は寮別だけど、時々部活と呼ばれるユニットを組んだりソロ曲があったり。

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制服と寮服があって、全体曲は制服が基本だけど曲の途中で掛け合いがあって順番に寮服に着替えて出てきた後、寮対抗のようなサビがとても盛り上がる。この曲だけで10分はあるけど、毎日必ずやる。出勤しない寮もあるので、そこは録音なのはご愛嬌。月に二回くらい全員揃う日は入場制限がかかるくらい。

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♦️くんが行ったのはお姉ちゃんの推しの🦁くんが出勤してる日(大人っぽいのが趣味)で、その日は🃏寮と🏜寮と🔥寮の出勤の日。 お姉ちゃんが🦁くんの塩対応(※通常運転)にキャッキャしてる横でカフェラテ飲んでた♦️くんは、全体曲の♣️くんのソロのレスを貰ってしまって、自分でもこれは落ちたと思った。

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女の子ばっかりの中で男がいたから珍しくて、ちょっとしたサービスのつもりだったんだろうなとか思うんだけども、そう言うのが苦手そうに見えて案外ナチュラルにやって見せるウィンクに心臓の音がドッとうるさくなってその後から目が離せなかった。接客はお姉ちゃんのおかげで🏜寮だから生きて帰れた。

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帰ってからお姉ちゃんに訴えると、「あの子ね。リアコ製造機って言われてるんだよねぇ」って言われた。対応が身近な同級生や先輩みたいな雰囲気で距離感バグがあるから他のメンバーよりそういうのを生みやすい。個人には欠片も興味なさそうで、『アイドル冥利に尽きるな』ってケロッと言ってる。

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結局そのまま沼に転がり落ちてしまった♦️くんは、それでも一人で行く勇気はないのでどっちかのお姉ちゃんと行く。下のお姉ちゃんはあまりサイズが大きくないのが良いので、🥀くん🦦くん🐆くんあたりが趣味。🦇ちゃんはおじいちゃん口調が趣味じゃないらしい。だいたい🏜寮か🧞‍♂️寮に接客してもらう。

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♦️くんも、♣️くんを見に行きたいけど直で接客されたいわけじゃないからそれくらいがちょうど良い。リアコなんですけど、拗らせすぎて直接喋ったり出来ないタイプの恋をするタイプなので、ブロマイドやグッズは買うけどチェキで並ぶ勇気もない。好きだけど、男に応援されるのも嫌だろうなって思ってる。

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認知されたくないなーって思ってるんですけど、勿論男の子が来ることは少ないので認知されてます。♦️くんは気のせいかなって思ってるけど、♣️くんのソロで毎回レスくれてるのは気のせいじゃないです。専用レスみたいになってるけど、実際、投げキスみたいにしてるのは♦️くんにだけ。

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♣️くんは♣️くんで、来てくれる男の子大事にしたいし、毎回慌てたりくすぐったそうに笑ったり照れたりする♦️くんのこと気になってる。なので、裏では「♣️先輩のけーくん」って呼ばれてる。名前はお姉ちゃんが呼んでるからみんな知ってる。名前まで認知されてることを♦️くんは知らない。

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上のお姉ちゃんは今日は🐲寮。🐉くんも好みらしい。テーブルごとなのでけーくんは🦇ちゃんが構ってくれる。カフェラテ飲みながらぼんやりと店の中見てたら、♣️くんが他のテーブルの接客してるところが見えた。可愛い女の子に給仕してるのが似合うなって。

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って思ってたら視界にいきなり赤と黒が入ってきて思わずのけぞった。何かと思ったら❤️くんと♠️くん。「え、な、なに、」「あ、いーんっすよ。これ指名の外なんで。今日お客さん少なくて暇だし、こう言う時って好き勝手回って話したりしてるんスよ」「いつも来てくださってるので、話をしてみたくて」

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「え、覚えられてる？」「そりゃー、男の人が来ることってそんなに多くないんで」「ご、ごめん」「謝らないでください！オレたち、嬉しいんです！男の人でも何回も見てられるステージが出来てるのかなって」あー、顔だけで見られてる、みたいな？オレも似たようなもんですすみません。

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❤️くんにじっと見つめられて、どうしたのかと首を傾げる♦️くん。「やっぱ赤スート顔してるって」「あ、赤スート顔？」「ほら、オレらの顔にトランプのマーク描いてるっしょ。スートっつーんですけど」「❤️が前からけーくんさんは絶対赤スートが合うって」「けーくんさん？」頭がついていかない。

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「お前、勝手に呼ぶなって言われてんだろ」「す、すみません！」「あー、ねーちゃんが呼んでるからか」「すみません……」「名前くらいいいんですけど」「けーくんさんアイドルに敬語使う派？オレと♠️は基本後輩設定なんでタメでいいっすよ。いくつ？」「18」「じゃー♣️先輩と一緒だ」

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「お前たち、お客様を困らせてどうするんだい」「寮長！」別所の接客終わった🥀くんも来た。「うちの一年生が申し訳ありません。ご迷惑をお掛けしてはいませんか？」「は、はい、寮長」反射的に言ってた。綺麗な顔で聞かれたらそりゃそう言うしかないじゃん。子供らしさが残るけどめちゃくちゃ綺麗。

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「なんでもない日のお茶会に比べれば華やかさには欠けますが、楽しんでいってください」ホストとして完璧。良家の御子息凄い。❤️くん♠️くんも🥀くんに連れられて帰っていった。凄いなー。思ってたらお姉ちゃんがにやにや。「赤スート似合うって」「お世辞じゃん。男が珍しいんだよ」

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「でも♦️は確かに黒よりは赤い方が似合いそう」「アイラインも赤っぽい方がオレらしいって感じだよねぇ。わかる」「ダイヤのスートなんか似合うと思うぞ」「そっかな……、！？」反射的に答えて一拍の後、それが男の声だと気がついた。頭になんか当たった気もする。

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顔を上げると、三歩分ほどキッチンに近いところでこちらを見て悪戯に笑う♣️くんの姿。秘密、とばかりに人差し指を唇に当ててる姿は多分本来接触禁止だから。何が起こったのか分からずにパニクったまま、♣️くんが扉の向こうに帰っていくのを見送るしか出来なかった。

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そして裏。 「お前らだけ話しててズルい」「♣️先輩モテモテだから」「歩き回る暇がないですからね」「オレは普通の男だぞ。何がいいんだ」「そう言う普通のところなんじゃないかい？」🥀くん、全然思ってない棒読みだけど。お前が普通なわけあるかって顔してるけど。誰も突っ込まなかった。

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月に二回くらいくる♦️くんはいつもチェキも撮らないけど、珍しく🃏寮のチェキ列に並んでてみんなが騒然。やっと♣️くんのところに来るのかと思ったら🥀くんのところ。「やあ、♦️。僕のところで良かったのかい？」「姉ちゃんのお遣いで、寮長と撮って来てって。だからお願いします」

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「そうかい。君はチェキは初めてだね？簡単に説明は受けたと思うけれど。接触は禁止。それを踏まえてポーズの指定はあるかい？」「ハート作ってこいって言われたんだけど」「なら、オーソドックスに指でハートを作ろうか」こう、と人差し指と親指でハートの半分を作ってくれたから、もう半分を作った。