第二話

登場人物:ゼルシー、ヒュプ、タナシス、ヴィーヌ、アレン、シナー、ヴァラ、テトラ、フォル スチル担当:スモモ、涬内、ぷお
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___の箱庭 @kami_bake

「我が主、私の願いは後で伝える形でも構わないかな?」

2021-03-19 21:15:20
___の箱庭 @kami_bake

「はい、構いませんが…。この分身、こちらに残しておきましょうか?」

2021-03-19 21:15:52
___の箱庭 @kami_bake

それとも後程向かわせましょうか、とゼルシーが尋ねれば、その必要はないとシナーは答えた。

2021-03-19 21:16:23
___の箱庭 @kami_bake

「勿論私が後で向かうとも、我が主。君の手を煩わせるのはこちらとしても不本意だからね。」

2021-03-19 21:16:53
___の箱庭 @kami_bake

「すみません、ありがとうございます。では、『中央』でお待ちしていますね。」

2021-03-19 21:17:23
___の箱庭 @kami_bake

キョロ、と辺りを見渡す。__彼は、トウテツはもういないみたいだ。

2021-03-19 21:18:24
___の箱庭 @kami_bake

それもそうか、とゼルシーは思った。

2021-03-19 21:18:56
___の箱庭 @kami_bake

十中八九罵られるか、叶えられないことを言われるだろう。 不愉快にさせるのは本意ではない。

2021-03-19 21:19:36
___の箱庭 @kami_bake

__できれば普段も怒らせたくはないのだが、何分彼との会話は少しコツが必要になる。

2021-03-19 21:20:07
___の箱庭 @kami_bake

そんなことを思考しつつ、ゼルシーはヴァラにも問いかけた。

2021-03-19 21:20:38
___の箱庭 @kami_bake

「…シヴァさん、貴方は何か、ありますか?」 「……………」

2021-03-19 21:21:09
___の箱庭 @kami_bake

ちら、とゼルシーを見てから、ヴァラは小さくため息をついた。

2021-03-19 21:21:44
___の箱庭 @kami_bake

欲しいものがあるとおもうのか、と言わんばかりの目だった。

2021-03-19 21:22:45
___の箱庭 @kami_bake

「……そうですね、すみませ__」

2021-03-19 21:23:34
___の箱庭 @kami_bake

ゼルシーの言葉は最後まで紡がれなかった。何に阻まれたわけでもなかった。 ただ、目の前のその神が、

2021-03-19 21:24:06
___の箱庭 @kami_bake

目を見開いて__血相を変えていたから。

2021-03-19 21:24:46
___の箱庭 @kami_bake

チッと一つ大きく舌打ちをしてから、ヴァラは口を開いた。

2021-03-19 21:25:53
___の箱庭 @kami_bake

「強いて、…言うなら。性根、直せ。クソが」

2021-03-19 21:27:03
___の箱庭 @kami_bake

呪詛のようで、至極的を射た言葉を残して直ぐに去っていく。 酷く、なにかを焦るように。

2021-03-19 21:27:37
___の箱庭 @kami_bake

言い返すことは、できなかった。

2021-03-19 21:28:43
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