YouTube的な文化に対抗できるデジタル文化を再構築しよう
- naobotaka_magi
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今年は21世紀の21年目にあたる。しかし、今日の日本では21世紀とは思えないような時代錯誤な習慣が蔓延している状態であるというしかない。 そんな中、近年はとある雑誌からYouTuberの不祥事の話題が毎日のように取り上げられるようになっている。
2021-06-26 05:06:35ところが、こういったネタがあまり取り上げられない階層があり、それはまさしく当事者と同じ世代であるはずの若者世代である。 当事者と同世代の話題であるにも関わらず、彼らのSNSでは意見を知ることができず、多世代からの意見で反応を知ることしか出来ないというおかしさ。
2021-06-26 05:06:36もっとも、保身主義的思想の世代も存在することは存在するが、自発的に情報を発信している世代にも関わらず彼らの意見を知るには多世代を介しなければ受け取ることが出来ない構造は、ある前者以上に巧妙悪質な性質を持っているともいえる。
2021-06-26 05:06:37さらに、こういったメディアの姿勢に対して攻撃を加える勢力も厳然と存在し、むしろそんな勢力の方が日本で力を持っている現状がある。保守層の足引っ張り体質を批判する革新層も、実際に働く態度はどうだろうか。そんな勢力同士がお互いの主張を絶対に曲げないという姿勢で衝突すれば、行く末は?
2021-06-26 05:06:39そんな原因を作ってしまったのはなぜか?やはり究極にはかつての郊外的な受け身のファスト風土的な惨状を克服することには話が進まないというのは正論である。しかし、そんな声を絶対に認めないという勢力の言論が厳然と力を持ってこの社会を支配していることをまず考えねばならない。
2021-06-26 05:06:40中には事実を受け入れるどころか、逆切れ批判に逆利用してマスコミ嫌悪の煽動強化に使おうとまでしている層もある。彼らのように事実は大声で抑え込もうという勢力もある。まずはこんな言論が平気で跋扈する風土を変えなければならないだろう。
2021-06-26 05:06:40私が最も日本の2010年代~20年代史を考える上では、GAFA文化の対抗勢力が力を失った原因を考えなければならないと見ている。それは、ニコニコ動画的な勢力が日本で居場所をほぼ完全に失ったために、受け身ファスト風土的な文化に対して無力になってしまったことが大きな要因ではないだろうか。
2021-06-26 05:06:41GAFA文化の対抗勢力といえば、ドワンゴ・5ch的文化や最近でいえば東アジア産勢力の例がある。現在では中国や韓国発祥のGAFA対抗勢力が欧米同様に日本でも排斥されるような情勢もある。
2021-06-26 05:06:42結局、これらが日本社会と軋轢を作っていくうちに、これらが一線を超えて自滅してしまい、逆にGAFA的な受け身ファスト風土的勢力の日本における浸透にとっての加速の理由付けにされてしまった意味もあるのである。
2021-06-26 05:06:42しかし、現在の情勢を考えると、何といってもデジタル税の概念の浸透とそれに続く政治的な抑止運動により、GAFA的勢力こそが減速し始めている。その意味では、bilibiliやBaiduの日本版のような「GAFA的なものへの対抗」勢力を再構築する最大のチャンスともいえるのかもしれない。
2021-06-26 05:06:43受け身ファスト風土への対抗文化の抑止力こそが、例の雑誌の読者のようなYouTube的なものへの強い不満を持つ層が渇望する受け皿でもあるのだ。
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