瀧波ユカリ+犬山紙子『マウンティング女子の世界』読書メモ集

瀧波ユカリ+犬山紙子『マウンティング女子の世界―—女は笑顔で殴りあう』(ちくま文庫、2017年)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

「その子が編み出した「ちげーだろ!」みたいなクソバイス(注:犬山の造語で「クソなアドバイス」のこと)をやたらとしてくる」(犬山紙子『マウンティング女子の世界』69)。クソバイス…はい、覚えました。

2021-06-28 15:15:08
荒木優太 @arishima_takeo

「これ、「オシャレレイプ」ですよね」(犬山紙子『マウンティング女子の世界』75)。おもしろワードがざくざく出てくるな(笑)。

2021-06-28 15:19:36
荒木優太 @arishima_takeo

「自虐のカツアゲですね」(瀧波ユカリ『マウンティング女子の世界』92)。笑った。

2021-06-28 15:28:14
荒木優太 @arishima_takeo

瀧波ユカリ+犬山紙子『マウンティング女子の世界』読了。用語「マウンティング」の初出とされている一書。直截的で面白かった。主に女性同士の示威行動にページが割かれているが、後半部で言及されているように、男性同士でもマウンティングはあるだろう。

2021-06-28 17:33:53
荒木優太 @arishima_takeo

男版も読んでみたいし、そこに男女差が生じるかどうかも気になるところ。著者らがいうには、男性のマウンティングは時計や女や筋肉といった単純なもので掘り下げ甲斐がないのでは、と。どうだろうか。

2021-06-28 17:35:19
荒木優太 @arishima_takeo

マウンティングは単なる自慢ではなく、表面上は謙遜のように見えながらも背後では自分の優位を示すようなねじれた言語使用であり、言い換えれば、意味論ではなく語用論の格好の対象といえよう。「マウンティングはなぜ成立するか?」という論題は言語学的に興味深いものといえるのではないか。

2021-06-28 17:38:15
荒木優太 @arishima_takeo

それにしても、原著は2014年のようだが、いまやこの本で描かれていることの多くの事例は、マウンティングではなくハラスメントとして認知されるだろう。ここに描かれていることの多くを、私は笑いながら読んだが、特に若い人はもっとシリアスに捉えるのでは。

2021-06-28 17:42:03
荒木優太 @arishima_takeo

この概念の交代劇にも多くの示唆が含まれている気がする。

2021-06-28 17:42:37
荒木優太 @arishima_takeo

マウンティングしない/されないに越したことはないというのが対談の基本的な前提となっているが、私などは、あんまり執着ないんで、それで関係が終わっちゃうならそれはそれでいんじゃないのとか思っちゃいますが…これはどうでもいい感想。

2021-06-28 17:45:52
荒木優太 @arishima_takeo

先に懺悔しておくと、友人が水素水飲んでたら「お前水素水飲んでのかよ(笑)」って絶対にマウンティングすると思います。はい、すみません。

2021-06-28 17:47:20
荒木優太 @arishima_takeo

しかし、一周回ってもう素直に自慢するのがフツーに性格いいんじゃないかと思えてきたよ。私も今度から「私、単著五冊あるんで、尊敬していいですよ?」とか言っていこうかな。

2021-06-28 17:49:56
荒木優太 @arishima_takeo

(冗談で書いてます、念のため)

2021-06-28 17:50:11