2021オリンピックに関する小山田圭吾、のぶみ案件は、戦後の膿があふれ出している?
- mamiananeko
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小山田圭吾案件を考えてみる。
雑誌に書かれた内容は鬼畜である。
ただ、彼が小学生~高校生の頃の実際がどうであったか?いまの小山田氏の気持はどうであるか?は外して考えた方がよいと思うのだ。真実はわからない。
明らかなのは
月刊カドカワ 1991年9月号
ロッキング・オン・ジャパン94年1月号
Quick Japan 第3号 「村上清のいじめ紀行」1995/7/1
1996年発売の「月刊ギグス」2月号
において、氏がいじめについて語ったものが出版されたことだ。
そして2012年に
Quick Japan 第3号
が少部数ではあるが、復刊されている。
いずれも、企画者、編集者等さまざまな人が関係している。これは明らかだ。
小山田圭吾の所業は鬼畜だが、彼以外の問題も大きい。 1.彼の行為を許していた学校の問題 2.彼の行為を面白おかしく扱うことを許してきた層の問題 3.発覚してなお彼を五輪音楽担当として留任させようとする層がが五輪委にいる問題。 4.彼を擁護しようとする層がそれなりにいる問題。
2021-07-19 14:19:04「いじめ」は、それを支える者(イネイブラー)がいると、過激化しやすく、行為者の自省も起こりにくい。 「子供達の自治を尊重」 ↓ 「やられる方に問題があるのでは?」 ↓ 「空気読めない方が悪い」 ↓ 「自己責任社会」 小山田問題は、イネイブラーの問題に踏み込まないといけないと思う。
2021-07-19 14:50:47他者に「自己責任」を押し付けながら責任を取らない、あるいは被害者面する層もまた、責任をすり替えるイネイブラーに支えられ続けてモンスターになった。 彼らによる被害はなかったことにされ続けてきた。 小山田いじめ紀行問題は、その構造が一気に噴出したとも言える。
2021-07-19 15:03:07そう、「保留して考える」と「無責化」の区分けをしっかりしないと、そこをついて何でもかんでも断罪という流れになりやすい。 思考を許さないキャンセルカルチャーこそが、実際にはイネイブラーなんだがね。 twitter.com/anno_un/status…
2021-07-19 21:57:25概ね合意いたしあんすが……… 「本人の責任を保留して、環境の問題や、再発防止策の話をする態度」に「イネイブラー」とレッテルを貼る層が一定数居そうですね。 「多様性の尊重」を念頭に置くと、すごく難しい問題な気が致しあんすなや。 twitter.com/mamiananeko/st…
2021-07-19 21:47:07いつもなら「弱者擁護」に声の大きい人達がこの問題にあまり触れないのも不思議である。 今夕になって小山田氏は降板との報があったが、オリパラ音楽担当起用の経緯などは、組織委からは全く明らかにされていない。 うやむやにならないようにジャーナリスト諸君に頑張ってほしいところだ。
2021-07-19 23:43:23小山田圭吾起用の問題も、のぶみ起用の問題も、批判の殺到を「吊し上げ」と批判する人もいるだろう。 だが、問題は彼らが、長年ネット外ではろくに批判されずに、仲間内で重用され、大手を振って表舞台にでつづけてきたことにある。 誰が、なぜそれを支えてきたかが問題だ。
2021-07-20 01:06:52今までも、幾多のこういう問題がうやむやになってきたが、その過程にはいくつかの定番言説が出てくる。 「社会が差別について考えてこなかったことが…」 とか 「社会の不寛容が彼らを作った」 とかいう言説は案外くせ者だ。 この反省のおしつけで批判的な意見や分析が抑制されてしまう。
2021-07-20 01:43:50学校現場に巣くう問題、自称弱者のごり押し問題、福祉やそれに連なるソーシャルグッド中で起こる加害等、さまざまな問題が、その内実や構造を検討されぬまま「悪いことは社会の写し鏡」という理屈で「社会の総員が反省すべき罪」へと置き換えられてきた。 注視しておかねばなるまい。
2021-07-20 02:02:00繰り返しになるが、小山田案件は非常に複雑な問題だ。 慎重に切り分けをしないといけない。 小山田氏の身の処し方”以外”の問題がバカでかい。 バカでかい方の問題から目を背けさせようとする人達は当然でてくる。
2021-07-20 22:19:39意図的に目を背けさせようとする人でなくとも、目を背けてしまう要素はある。 知らずに小山田氏の音楽を楽しんでいた層はかなり複雑だろう。 90年台鬼畜系サブカルの世界に救いを求めてきた層は、当時のさまざまな思いから、今回の件に目を背けてしまいやすいだろう。
2021-07-20 22:26:52目をそむけ”させる”ものは、その隙をつく。 既に述べた「社会に反省を求める」以外にもたくさんある。 「当時のサブカルには背景があったから…」 「謝っているのだから許すべきでは」 「既に社会的制裁はうけているのだから」 寛容さを装って擁護するが「起用の経緯」はうやむやになる。
2021-07-20 22:35:31もうひとつ、気をつけなければいけないのは、徹底的に小山田氏の活動の痕跡を消し、一般人が氏の音楽について語ることが憚られるようにしてしまう動きである。 キャンセルカルチャーというものである。 これもまた、経緯等の「分析・検討」を阻害しするものでしかない。
2021-07-20 22:54:25キャンセルカルチャー、若い人は日本ではなかったように思われるだろうが、案外そうではない。 バブル期は「戦時歌謡・軍歌」がキャンセル対象にされてきた。 1970年台までは盆暮れテに戦時歌謡特集はあったのだ。 消えたものの影で何が隠されたか?
2021-07-20 23:09:52おそらくは戦中の問題や、戦後の反戦・平和運動の闇が隠されのだろう。 バブルが崩壊し、漂白された空虚な「平和」だけが残り、過去と現在を結ぶ繋がりが失われた。 同じ轍を踏んではいけない。
2021-07-20 23:14:28注視すべき問題を整理してみる
ざっくり分類してもこのくらいはある。
おそらくまだ出てくるだろう。
■五輪組織の問題
小山田圭吾起用決定までのプロセス
小山田圭吾辞任の経緯における五輪委員会と政府の齟齬。
五輪事務局長の責任回避「えらんでない」言説
文化プログラムへののぶみ氏起用までのプロセス
文化プログラムのサブカルっぽさ問題
五輪委員会の丸投げ体質。
■教育環境の問題
和光学園の沈黙
いじめ黙認の学校環境はどうやって作られたか。
和光学園の問題は日本の教育全般と無関係だろうか?
■音楽・アート・メディア界の問題
いじめ記事の雑誌掲載→いじめ紀行への流れ→復刊問題
小山田氏擁護の芸能人、音楽関係者の論理
電通寡占状態と業界いじめ体質の問題
なぜ、テレビや新聞が後追いになったかという問題。
■その他
普段弱者・マイノリティ擁護に喧しい識者たちの沈黙っぷり。
加害者救済の論理が先行してしまいやすいこと。
キャンセルカルチャー問題
国民総懺悔おしつけ論調の問題
いじめを許しやすい内輪主義の蔓延問題
加害を支える者(イネイブラー)について
攻撃されないために「見て見ぬふりをするしかない」というケースと「なかば面白がりながら見て見ぬふりをする」の両方があり得るので一概に言えないと思います。 学校で教師が見て見ぬふりをするのは保身型イネイブラーか扇動型イネイブラーしかないですが。 twitter.com/segno_dall/sta…
2021-07-20 16:17:45ソーシャルグッド界隈の問題との類似性
ソーシャルグッド界隈の加害の集大成が可視化されたのが、小山田事案だ。 #二次加害 twitter.com/mamiananeko/st…
2021-07-19 21:22:15私は小山田さんと同い年だ。障害がある人への虐待や性暴力が見過ごされるのば、絶対に許せなかった。 声を上げれば、社会は変わる。 私たちは、無力ではない。 小山田問題は、まだ終わらない。社会のいろいろなところに、同じ構造があり、被害者かふみにじられている。 加害者を権威づけてはいけない。 twitter.com/mamiananeko/st…
2021-07-19 20:52:05似ているのはこういうところだな。 その団体や個人の功績をもって各方面が被害を隠ぺいし、よい部分だけを持ち上げ権威化が促進される。 権威化された結果、当該団体の責任者が問題部分への批判を無視するに至るという構図 twitter.com/bewizyou1/stat…
2021-07-19 23:20:32個々人の業績や功績を否定する必要はないだろう。 ただ、それをもって被害者のいる非道をナカッタコトにすることは、被害者に二次的な加害を与えることでもあるし、加害者本人のためにもならないしだろうよ。 団体でも同じ。
2021-07-20 00:33:05