絶チル関連まとめ

さうす @sa__za_n_

チルドレンのは局長と管理官も一枚噛んでるから、インパラヘンとかの値段以上にレアで珍しくて美味しい生まれ年のやつが皆本の家のワインセラーで冷えてる。影チルのも同じくだけど、ウィスキーにするかワインにするかでちょっと揉めたし、生まれ年がわからないからどうしようかなっともなった。

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「シャンパンとかにするか？」「えー、でも赤が良くね？」「そうだよな……。じゃ生まれ年に拘らずに当たり年にした方がいいかな」「そうするか」「父親でもない、ただの上官がこんなことをして、嫌がられないといいけどな」「……ま、そん時はそん時！ただのお祝いの一つだって」

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かるーーくお祝いの一つだよ！って体にしてるけど、賢木と皆本の心情的には最大限の祝福と賞賛。高校入学くらいのときにはその時用のワインを買い求めてるし、それはその時まで（成人まで）絶対に手放さないし、無事に成人を迎えさせるという覚悟だったりする。子供たちは察してる。

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だから照れ臭いし恥ずかしいし、なにより嬉しいって思って欲しい。言い出しっぺは多分賢木先生だけどセンセイが言い出さなくても何かしらのお祝いは用意したであろう皆本さん。乾杯ってする時に、二人ともがとてつもなく誇らしげで優しく慈しむ顔をむけるものだから全員照れ臭すぎて顔が見れなくなる。

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最初に乾杯、ってして、一杯目を話をしながら飲んだ後で、薫ちゃんあたりが、ねえねえ！どんなの！？って来るのでその後はみんなで飲んで「味がちがーう！」ってはしゃぐんだ。そのせいで皆本家はソムリエ並みに舌が肥える。

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バレットとティムは「名前のついたワインが先生の家のセラーにある」っていう記憶がぶわっと蘇ってちょっと泣きそうになるしチルドレンは「十年間の思い出」と「愛情」がぶわっと来て三人とも乾杯した瞬間に泣いてしまうといいなあ。ゆうりちゃんはまっすぐ二人を見て「ありがとう」って伝えると思う。

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皆本もセンセイも、二人の意図を子供たちが正しく受け取って、なおかつそれを受け止めてくれたことを理解して、蕩けるような微笑みを浮かべて子供たちを祝福するんだろう。で、次の瞬間に「今度はナンパだな！バーでのお誘いの仕方を教えてやろう」「やめんか！」ってなるんだ……

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「皆本はん、センセ……ほんまに、ほんまに長いことありがとう……！」「ありがとうございます。……私は薫ちゃんに救われたけど、あなたたちがいなかったら大人になんてなれませんでした」「先生……っ、皆本さんっ、オレ、オレえっ……！」「皆本さん、凄く美味しいわ。……泣けちゃうくらい」

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「……皆本、賢木先生。今までありがとう。これからもよろしく！！」「賢木先生、皆本さん。……ありがとうございますっ……うっ、ぐっ……」 「「成人、おめでとう」」

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表紙 pic.twitter.com/Ii1PVbzWMZ

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皆本と賢木がチルドレン・影チルが成人したら飲むようにお高いワインを買っている話。一番早く成人するらしきバレット視点での話。大人から“子供たち”への愛の軌跡。1/2 pic.twitter.com/ng5ZR073LJ

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黒い幽霊の殺し屋が、一人の青年として愛して愛されて成人するんだなあと思ったら涙が出るよ。大人になったバレットもティムもあの時の大人の大きさを身に染みて感じる日がくるんだろうな。2/2 pic.twitter.com/dIF8k9WMFr

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『スケルトン・イン・ザ・トイボックス』 ティムの反抗期の話のイメージ表紙 pic.twitter.com/v0OqP2zbxd

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ティム少年の反抗期考えてうわーーーってなってしまった。ティム、多分防衛機構が外向きに付いてるから、余裕がなくてしんどくてたまらない時に攻撃的になると思うんだよね。結晶サンプルの時見るに。

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ティムもちょっとづつ思い出してる様子＋口うるさく言われるの嫌＋幽霊に洗脳された心の隙は、育児放棄……だと思うんだよね。想像だけど。超能力で親から部屋に閉じ込められたスケルトンインザクローゼットだったんじゃないかな……。

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今までずっとそばにいたバレットと違う進路になるから、精神的に不安定になってて、そのせいで過去の記憶がフラッシュバックしそうなのを無意識に催眠で抑えてて、そのせいでまたさらに能力中枢に負荷がかかって精神が不安定になってて、めちゃくちゃしんどい時期にかかってしまった。

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新しい環境なんて誰にでもストレスがかかるんだけど、中高と一貫であんまり環境変わってなかったから、久しぶりの環境大変化で自分で思う以上にストレスがかかってしまってたティム。自分で自覚してないから相談出来ないし、そんな時に限って皆本さんもあんまり家に帰ってこれなくて、っていう。

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一緒にご飯食べよう、も、バレットが帰ってこなくて皆本と二人きりとか。で、皆本さんは一目みて精神的に不安定だな、って察して話を聞こうとするんだけど、ティムが嫌がる。思春期の少女と少年の違いなのかな？同性の兄貴分に頼りたくないってのもあるかもしれない。

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さりげなく賢木に話を聞いてもらおうとするんだけど、やっぱりそれも嫌がる。「先生に話すことなんてありません」「オレは大丈夫です！」って言い張る。ので、皆本が「大丈夫なやつは大丈夫って言わないんだよ。話を聞くよ、心配なんだ」って肩を掴んでいうんだけど、それにカッとなってしまう。

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「本当の家族でもないくせに！」って吐き捨てて飛び出してしまう。飛び出して、街に出て、“どこにも行く宛がない”ことにティムは愕然とする。その頃には言ってしまったことへの罪悪感と、後悔と悲しみと孤独で、呆然としてしまう。本当は皆本がどれだけ心を砕いてくれてるか知っているからこそ。

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一方で皆本は、出て行った時のティムの様子が切羽詰まって苦しそうで心配でたまらない。口うるさくしすぎたかな、とか、言わなければよかった、ってこっちも落ち込みまくって賢木に連絡。「ティムがそっちに行ってないか。喧嘩して、出て行ってしまった」って言う。

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賢木はぶつかる気はしてたから驚かずにこっちにはきてないって答える。もし来たら伝えるって約束して、多分来ないだろうな、とも思う。そして来ないだろうことに自分がすごく傷付いてることにも気付く。今回は賢木も口出ししてたからティムの逃げ場所になれなかった。黙って見守るべきだっただろうか。

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でも、主治医として、兄貴分としてティムが心配だった。大人二人でベコベコに落ち込みながら、ティムを探す。子供たちに伝えると更にティムが追い込まれかねないと思って二人で。ただ、バレットだけにはティムと皆本が喧嘩したこと、ティムがそっちに行ってたら、教えてくれ、って伝えておく。

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行く宛がなくて、でも家に帰って追い出されたらどうしよう、皆本や子供たちから排斥されたらどうしよう、ってパニックになってどっか高台に登って膝を抱える少年。（ホスピスに行くのもありかな、と思うけど中学時代のお年寄りたちが亡くなってたら更にダメージだな、と思って……）

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リミッターのGPSで見つけて、皆本がティムの背中に声をかける。「ティム」びくり、と揺れる背中。怖くて振り返れない。こうやって、ビルを眺めてどれだけの人がいるか見えるのに、その中の誰も自分のことを振り返りはしない。見てもらえない。独りぼっち。“また”！