おじさんと青年の会話

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市川絡繰 @awajiya

幸い「私の設計した家で火災が起き,人の命が喪われた」ことはない.ただ,いつでも,今この時もそれは起り得る.そのとき私は(法的責任は単なる文書状のものとして,それとは別に)「私には責任はない」とは,やはりキッパリと自分に言えぬ気はするのだ.

2011-08-15 21:08:50
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

哲学者・思想家は、自分の仕事が現実に反映されるまでラグがあるから、死後責任になりやすいだろうな。ニーチェとかマルクスとかー。

2011-08-15 21:13:48
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

吉田松陰みたいに「死んでからが本番」みたいな人もいるよね。>思想家

2011-08-15 21:18:48
市川絡繰 @awajiya

@Tamagawa_HQ まぁニーチェの場合,ナチスの解釈は明らかに曲解だから「とんでもねぇこと書きやがって」と叩かれることはあまりなさそうだが,マルクスはたいへんだなw

2011-08-15 21:21:43
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

@awajiya わたしゃそういう「曲解」を招いたのもニーチェ自身の責任だと考えてるんですよ。利用者が使い方を間違えただけだから設計者は無謬って考えのままだったら、哲学は永久に犯罪の素地のままじゃないか。

2011-08-15 21:33:14
市川絡繰 @awajiya

.@Tamagawa_HQ 松陰先生が死の獄に繋がれている時に見た,明治維新以降の夢.という話をしたことがあったねぇw 洟垂れ小僧だった俊輔や狂介が,自分の思想を立派に受け継ぎ,あまつさえ清國や露西亜との戦にも勝ち,国威は東アジアのみならず南洋にさえ及び…そして広島が灰燼に帰す.

2011-08-15 21:35:09
市川絡繰 @awajiya

@Tamagawa_HQ フーコーみてぇなこと言うなぁ.確かに「読解」は読まれることによって生まれるものだからなー.

2011-08-15 21:36:15
市川絡繰 @awajiya

焦土と化した広島.累々たる黒焦げの屍体のうちに立ち尽くす松蔭.気がつくと自分は,白髭の初老の男の前に立っている.顔に見覚えがある.俊輔だ.「俊輔.私の言ったことは間違っていた,今からなら間に合う.止めるんだ.この未来には……」

2011-08-15 21:40:39
市川絡繰 @awajiya

博文は苦笑しながら言う「松陰先生.僕たちはあなたの理想を現実にしただけです.ごらんなさい,この帝都の繁栄を.それもこれも先生の教育の賜物です」

2011-08-15 21:42:18
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

@awajiya あったあった、思い出しました。「侍AK」の続編書くときゃそれだなー。

2011-08-15 21:43:19
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

@awajiya 直後に銃声が伊藤を貫いて、背景がハルビンの駅頭に変わるんですよね。

2011-08-15 21:53:41
市川絡繰 @awajiya

@Tamagawa_HQ この「伊藤博文公」と松蔭の対面シーンは,広島よりも,1945.03.10東京の方がいいかなぁ.松蔭の目には悉く焼き尽くされ焼死体累々たる東京の風景が,博文の目には国威赫々たる繁栄を極めた明治末年の帝都が見えている.

2011-08-15 21:55:43
廠長・たまがー国公文書館 @Tamagawa_HQ

@awajiya そうですねー。松陰は伝馬町の牢獄にいるわけですから、そのほうがきっと繋ぎやすい。

2011-08-15 22:14:02