法的には問題ないがマナーレス

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

転売関連の話を読んでて面白いのは、転売業の方を執拗に擁護される方には、「ルールとしてやっていいこと」と「やってもいいがやったら憎まれる」ことの区別がついてない方がいらっしゃること。 法的に規制はされないが、顧客の大集団の憎悪を買う行為を業界として認めたら、業界が終わる。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

だから自主規制を企業として厳しくすることで、「顧客との共存共栄を図る姿勢を示す」のは企業の防衛反応としては、充分に理性的な行動ということになります。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

そこで法律的にやっていいことを盾にとって「やっていいんだよ、文句を言うな」というのは……前半は正しいけど、後半がおかしいのです。 やっていい。ただし文句を言ったり憎む、のは消費者の権利です。 そこに転売の擁護者が噛み付いたら「他者の自由を俺は認めないが、俺の自由は認めろ」となる。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

業界としては、最終消費者に憎まれたら市場が消える(転売する人間は購入しても消費しないので、市場の拡大に何らの貢献もしないことに注意してください)ので、最終消費者の反発を買いたくないのは当然です。 だから自主的に宣言したり、呼びかける。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

おそらく、経済系の一家言ある方の中には、金融商品のように「やっていいことは全てやっていい」という商品開発ロジックに慣らされすぎて、一般市場、殊に嗜好品では顧客に憎悪されたら死ぬ、という消費者目線を完全に失ってしまった方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

カコノシムニ @beforeshimuni

@MizuhashiGesomi 擁護派についてモヤモヤしてたことをバチッと文章にされてました。 さすがです。 そして転売屋そのものは憎まれてもどこ吹く風なのが救いがない･･･

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

@beforeshimuni それは仕方ないよー。 転売する人は、「俺が儲からないならプラモ業界なんか消えろ、俺を儲けさせないなら、プラモ趣味の人間は全員死ね」って言えるもん。 プラモが無くなっちゃ嫌、発展して！って思ってるのはメーカー、販売店、メディア、消費者。転売屋さんはそんなの知ったこっちゃないもん。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

これが非常に問題な考え方の典型になります。 法を作るということは、権利を制限することなので、それ以上に公共の利益に資するかどうかの判断が必要であり、慎重であるべきです。 ですので、なんでもかんでも法律、という考えは正しいのですが、社会性の低い状態です。 twitter.com/masaki_sap1/st…

西村正記 Masaki Nishimura @Masaki_SAP1

転売がけしからんと言っても、結局高くても商品に価値があると思って購入する人がいるから転売屋が成立する。 転売を禁止する上で、転売品を購入した人間も処罰する法を作らないと減らない。 これが法治国家のあるべき解決策。

西村正記 Masaki Nishimura @Masaki_SAP1

法の下の平等が認められる日本で、感情論で法や秩序を超越しようとする危険な思想。 そんなに嫌なら転売不可になる法律を考えたら? twitter.com/MizuhashiGesom…

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

簡単にいうなら、 ・法律は置いておいて、当事者同士マナーを守って仲良くしなさいよ、というのが一番望ましい。 ・法的には問題ないがマナーレスな行動を取る人間がいるなら周囲の人は文句を言っていい。いまここ。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

転売しちゃった方はマナーを無視して法的な権利の範囲内で権利を行使しちゃった。だから周囲の人には法的な範囲内でマナーレスでも批判する権利を行使しちゃう人がいる。 ここで片方だけを批判してはいけない。 これがわたしの意見の大事なところです。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

片方だけが自分は法の範囲内だからマナーを無視していい、お前たちはマナーを守れ、というのは非常にエゴイスティックな意見でして、「俺は転売する。お前たちも俺を批判していいぞ」、ならば特に問題はないわけです(醜いけれど)。

水橋げそ美 @MizuhashiGesomi

この対立があまりに先鋭化して、他のもっと重要な権利(トラブルで殺人起きちゃったり)するおそれが出てきたなら、やむなく法で権利を制限するのが公共の利益に資するわけです。 これは行動の自由の権利とは相反するので、その選択はやはり慎重であるべきでしょう。と考えます。