stuvw22先生のセックス同意講義

stuvw22 @stuvw22

実際に力関係において１８歳以上の者の方が上回っていた場合だけでなく、（本当は処罰されるべきではない）力関係において１８歳以上の者の方が上回っていたわけではない場合も含めて「１８歳以上の者が１６歳未満の者と性行為をした場合すべて」を犯罪とすることによって、

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検察は「性行為が行われたこと」の他は比較的立証が難しい実際に力関係において１８歳以上の者の方が上回っていたということを立証する必要が無いようにし、比較的立証容易な当事者の年齢を立証しさえすれば有罪とすることができるようにした、と見た方が検討不足だったと見るより自然な気もします。

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というか、例外（１８歳以上の者が１６歳未満の者と性行為をした場合のうち犯罪とすることの妥当性に疑いのあるもの）があり得るということを前提とする意見を表明していた本多議員（当時）を極めて悪辣な人格攻撃等によって以後の議論から排除するとともに

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１８歳以上の者が１６歳未満の者と性行為をした場合すべてを例外なく犯罪とするという立憲民主党の提案に異論を唱えると同じような人格攻撃をされるかもしれないと思わせることによって異論を表明しにくくさせた手腕の「悪い意味での」見事さを考慮すると、

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立憲民主党はほんの少し考えればいくつか思いつくはずの例外を全く思いつかないほど能力が低いというわけではなさそうなんですよね（政策の実現を託すに値しない人物たちが党内で力を持っているのだろうなというだけで）。

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まぁ、１８歳以上の者が１６歳未満の者と性行為をした場合すべてを例外なく犯罪とするという立憲民主党の提案に異論を唱えにくくなりつつあるとしても、むしろだからこそ、立憲民主党の提案は妥当なものではないと批判し続けますけどね。

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とりあえず最後に、「性犯罪刑法改正について」における「成人」「中学生以下」「性行為」などといった語に関する問題について。

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「性犯罪刑法改正について」では「成人」という語について、５頁の「民法の成年年齢は18歳とされる一方」や同頁の「ここにいう成人とは20歳以上の者とすることにより（中略）に対応することも考えられる」といった記述から、１８歳以上の者を指すものとして用いられていると考えられ、また、

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２頁の「少なくとも義務教育段階である１６歳未満まではいわゆる性交同意年齢で保護した上で」という記述から、例えば高校生である１５歳の者との性行為についても犯罪とすることを意図していることは明らかであり、また、

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「性犯罪刑法改正について」における「性行為」という語の範囲ははっきりしないものの、性交のみを指すことを意図していたなら性交という語を用いたはずであるということ及び

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３頁の「性行為の対象となった中学生は無防備なまま妊娠リスクや性感染症リスクに晒されることになる」という記述からは、少なくとも性感染症リスクのある性的行為については含まれることを意図していると考えられ、また、

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３頁の「成人は、いかなる理由をもっても中学生以下を性行為の対象にしてはならない」という記述等から、婚約中またはこれに準ずる真摯な交際関係にある等の事情があってもそれらは一切考慮せず例外なく犯罪とすることを意図しているのは明白なので、

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立憲民主党の「性犯罪刑法改正について」は、例えば小さい頃から仲の良い幼馴染で中学の頃から真摯な交際を続け現在では婚約もしていてそのことは双方の両親も認めている１８歳高校３年生と１５歳高校１年生の間で

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性感染症に罹患していないことを検査で確認してから双方望んで合意のうえで口腔性交をした、というような事案についても犯罪とすることを意図していると考えられるわけですが、

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現在「成人」という語は２０歳以上の者を指すのが通常であり（民法４条は現在でも「年齢二十歳をもって、成年とする。」と定めており改正法が施行されるのは２０２２年４月）、

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「性犯罪刑法改正について」をしっかり読まないと「性犯罪刑法改正について」における「成人」には１８歳１９歳の者も含まれているということを認識しにくく、また、

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「性犯罪刑法改正について」では「中学生」「中学生以下」という語がかなり多く用いられているため、例えば高校１年生である１５歳の者との性行為についても犯罪とすることが意図されているということを認識しにくく、また、

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「性犯罪刑法改正について」３～４頁に「妊娠リスク」「妊娠すれば」「妊婦となり」「妊娠する可能性のある行為」「妊娠による身体的精神的負担」といった妊娠可能性を強調する記述が複数あるため、妊娠可能性の無い性行為についても犯罪とすることが意図されているということを認識しにくく、

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そのような、通常とは異なる意味である「成人」、高校生等は含まれていないかのように誤認させる方向に働く「中学生以下」、範囲のはっきりしない「性行為」及び妊娠可能性を強調する「妊娠」「妊婦」といった語の多用によって、

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立憲民主党は上記の例（真摯な交際関係にあり双方の両親も認めている婚約もしている１８歳１５歳高校生の妊娠リスクが無く性感染症リスクも実質的に無い口腔性交の事案）みたいな事案も犯罪とすることを意図しているということを認識しにくくなっているんですよね。