ビゼンニシキ産駒の名馬ダイタクヘリオスが、92年の天皇賞・秋で対決することになった。春天の後発覚した故障から、ぶっつけで挑むテイオーは、1番人気だったものの体調不良や調整不足説が報じられており、一方のダイタクヘリオスは前走・毎日王冠を日本レコードで制しており、 (つづく
2021-07-31 19:03:433番人気であるが、どう転ぶか分からなかった。 ところが、レースはメジロパーマーとヘリオスが逃げ競り合い、ペースが加速する中で3番手を追走していたテイオーが失速、前に行っていた馬が最後の直線で次々につぶれ、最後方に位置していた伏兵レッツゴーターキンが優勝する大波乱の結果になった。 (つ
2021-07-31 19:05:06レッツゴーターキンと2着のムービースター(この馬も後方組)以外の陣営にとっては、悪夢のようなレースだったね…。 有馬記念でもやはり、パーマーとヘリオスが逃げて、テイオーら人気馬が総崩れになった。(ここらへんは「ウマ娘」アニメ2期でもやったね) (つづく)
2021-07-31 19:06:00俺っちとしては、ビゼンニシキ陣営の怨念が、世代を超えてダイタクヘリオスに乗り移ってテイオーをつぶしたんじゃないか…、と思っている。 (おわり)
2021-07-31 19:06:29メモ
そういえば二次創作界隈の奇才・とくにないですさんが、ビゼンニシキネタを拾っていた。#ウマ娘二次創作 うまぴょい漫画 第10R | とくにないです #pixiv pixiv.net/artworks/89258…
2021-07-31 20:03:51サッカーボーイと馬名アラカルト。
#名馬 サッカーボーイといえば、荒い気性と蹄の弱さという、二つの難点があった。 しかしこのうち、荒っぽさは度胸の強さでもあり、育成と調教でサッカーボーイを預かった大沢俊一氏は、「ユニークな馬だよ。ほかの馬がビビることを、平気な顔をして見てるんだ」と語っている (つづく)
2021-08-07 22:26:23(吉川良「人生をくれた名馬たち 1」)。 栃栗毛の明るい馬体に、勝つときは強烈なスピードで圧勝するのだから、ファンの人気も絶大だった。弥生賞で3着、NHK杯で4着に負けたはずなのに、ダービーでは1番人気にされていた。 (つづく
2021-08-07 22:29:04時代はオグリキャップ登場で、空前の競馬ブームを迎えるころ。危ないスターホースというのを知らない若いファンが、サッカーボーイに金を突っ込んでいたのかもしれない。 サッカボーイについて、これ以外にはネットで書かれていることしか知らないので、馬名についての感想を記してみる。 (つづく)
2021-08-07 22:30:14「サクラ」や「ナリタ」といった冠名は、「あぁあの馬主ね」と分かりやすいし、父か母の名前を取ることによって、血統も分かりやすい。 「タマモクロス」「ナリタブライアン」らは、それぞれ冠名に父親の名前を合わせたもので、ひねりもなんもないが、 (つづく)
2021-08-07 22:32:10最近の「なになに語でホニャララという意味です」なんつー覚えにくい馬名に疲れてくると、あれはあれで懐かしい。 天下の社台グループも、昔は「シャダイ」という冠名を使っていて、「アンバーシャダイ」(ノーザンテースト産駒、有馬記念と天皇賞・春優勝)や「リアルシャダイ」 (つづく)
2021-08-07 22:33:09(社台が外国で購入し、外国で走らせてから種牡馬入りした馬。主な産駒はライスシャワー)がいたけれど、いつの間にか使わなくなった。社台には「ダイナ」という冠名もあって、これは日本ダイナース者と一緒に始めた一口馬主のクラブ法人、社台レースホースの馬につけられた。 (つづく)
2021-08-07 22:33:55これもそのうち見なくなった。 その社台レースホースの馬・サッカーボーイは、父がヨーロッパのマイルG1を勝ったディクタスで、母がダイナサッシュ、母の父がノーザンテーストだった。ディクタスは社台が期待して輸入した種牡馬であり、ダイナサッシュは先述の「ダイナ」の名前、 (つづく
2021-08-07 22:38:56母の父は社台ファームを大きく躍進させた名種牡馬である。というわけで、サッカーボーイという名前の由来は何なのか、ちょっと気になったけれど、持っている本だけでは分からなかった。まぁ、分からなくともこの馬のさっそうとしたイメージに合っているいい名前。 (つづく)
2021-08-07 22:40:55「ボーイ」なら、競馬ファンはトウショウボーイも思い浮かべるだろう。これは父・テスコボーイ(海外から輸入された種牡馬)から来ている。(ちなみに、全くの偶然だろうが、先述の大沢俊一氏はトウショウ牧場に勤めていた時期があり、デビュー前のトウショウボーイを世話した経験がある。) つづく
2021-08-07 22:44:05種牡馬になってからのサッカーボーイは、内国産種牡馬がサンデーサイレンスやトビービンに押されて苦戦していた時代に、大健闘した。 同期の中でも、オグリキャップやヤエノムテキやスーパークリークといった名馬が不振にあえぐ中で、数少ない勝ち組だった。 (つづく)
2021-08-07 22:46:24しかし、代表産駒のナリタトップロードは、父親に似ず優しい性格で、レースでの決定力や支配力に乏しい走りが父と全然違った。 「ナリタ」の馬は、何か泥くささがあり、時に凡走するが、いつも一生懸命なイメージがある。名は体を表すのだ。
2021-08-07 22:46:55