M.I.A「Born Free」のMVをめぐる議論

M.I.Aの「Born Free」のMVについて、@keiichisokabeさんと@dai_onojimaさんを中心に行われた議論からまとめました。 お二方の「音楽作品」、「音楽表現」へのスタンスの違いと、それぞれの立場からの情熱が感じられ、非常に面白かったので勝手ながらまとめさせていただきました。 なお、問題のMVはhttp://www.miauk.com/で見られます。
3
曽我部恵一 @keiichisokabe

存じ上げてはいますが、踏まえて行われてはいないかもしれませんね。RT @takeshix 小野島さんと曽我部さんの議論は、M.I.Aのお父さんがタミール・イーラム解放のトラの幹部だったことを踏まえて行なわれていますか? @dai_onojima @keiichisokabe

2010-04-27 13:23:58
曽我部恵一 @keiichisokabe

.@takeshix 単にひとつの音楽作品として見ています。

2010-04-27 13:24:58
織田 健志 (ODA, Takeshi) @takeshix

それでいいのかなあ、という気がしてならないんですよね……もちろん「音楽作品」として世に問われたものであるので、それも一つの見方ではあるとは思うのですが、(続く) QT @keiichisokabe: .@takeshix 単にひとつの音楽作品として見ています。

2010-04-27 13:28:27
織田 健志 (ODA, Takeshi) @takeshix

(続き)社会情勢から全く切り離すことの出来る「ポップ・ミュージック」が存在しうるのか、またこの作品がそういうものでありうるのか。 QT @keiichisokabe: .@takeshix 単にひとつの音楽作品として見ています。

2010-04-27 13:29:31
曽我部恵一 @keiichisokabe

@takeshix はい。この先はきっと議論のための議論になってしまうと思うので避けたいのですが、ポップミュージックがもたらす感覚に「それが持つ背景を理解した快感」は含まれないということです。ビートルズがリバプール出身かどうかなんて、後から知ったことです。

2010-04-27 13:36:49
曽我部恵一 @keiichisokabe

@takeshix もちろん社会情勢はその音楽をより強固にする骨であると強く思っています。しかし、それはときとして作品に対するエクスキューズとしても作用してしまいます。それは危険だとも思います。

2010-04-27 13:38:22
曽我部恵一 @keiichisokabe

@takeshix でも、ビートルズを聴いてガーンと来た瞬間に、港町リバプールを含む世界地図を五感で読み取ってしまうところにポップミュージックの恐ろしさがありますよね。

2010-04-27 13:45:56
小野島 大 @dai_onojima

それにしてもこうして曽我部さんまで巻き込んで議論がおこり、TL上は賛否両論うずまさまざまなく感想/意見の表明がなされている。たかがひとりのアーティストのPVでこんな反響が巻き起こることは珍しい。誰もが何かを言わずにはいられない。それだけでもM.I.A.のやったことは意味がある。

2010-04-27 13:41:01
曽我部恵一 @keiichisokabe

.@dai_onojima しかし、後には歌だけが残る。

2010-04-27 13:43:05
小野島 大 @dai_onojima

うん、そうなんだけど、そんなの先の話で。いま、このときにこそ問題にされなきゃいけないものもある。ポップ・ミュージック、は、単に芸術作品にとどまらない「新聞」としての存在意義もある。RT @keiichisokabe: .@dai_onojima しかし、後には歌だけが残る。

2010-04-27 13:51:13
織田 健志 (ODA, Takeshi) @takeshix

僕もそう思います。件のPVを見たときの衝撃と共に感じた「これは世界のどこかに間違いなくある風景だ」という感覚はそうでないと説明できない QT @dai_onojima: ポップ・ミュージック、は、単に芸術作品にとどまらない「新聞」としての存在意義もある。

2010-04-27 13:57:19
曽我部恵一 @keiichisokabe

もいちど"BORN FREE"という言葉を咀嚼しながら仕事へ戻ります。

2010-04-27 14:34:18