浜岡原発の危険性　水野誠一氏見解まとめ

水野誠一 @SeiichiMizuno

【浜岡廃炉①】何度か呟いているが、私は浜岡原発の運転停止をするために2001年の静岡県知事選に出馬した。これは知事は原子炉の運転許可権者だからだ。その首長が持つ権限は首相には無い。だから菅首相は運転停止を命令出来ずに中電に要請したわけ。これほど知事の権限は大きい。

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【浜岡廃炉②】現職知事との闘いで、しかも当時原発の危険性など考える県民はほとんど居なかったから勝てるわけがなかったが、県民にその危険性を少しでも知って欲しかった。568,008票取るも敗北。その後も署名運動は広がり90万筆以上になった。そして今回の菅首相の依頼による運転停止。

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【浜岡廃炉③】但しホントはその後知事が廃炉に追い込まない限り根本解決にならないのが浜岡原発だ。それは世界で五指に入る（WSJ調査）危険炉だからだ。その理由は、立地地盤が泥岩。原子炉直下を含めて周囲8ｋｍに8本の活断層が走っている。東海地震の危険性が高まっている。などだ。

水野誠一 @SeiichiMizuno

【浜岡廃炉④】その後、安全性工事に金が掛かりすぎると言う理由で1号機、2号機は廃炉になった。だが問題はその炉から取り出した使用済み核廃棄物は建屋内のプールで冷却中。今回停炉した３〜５号機も同様。すなわち今東海地震がくれば、福島4号機と同じコトが起きうるということ。プール内で再臨界

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【浜岡廃炉⑤】プール内で再臨界の危険性がある。今回中電は津波対策として、防波壁の高さを増して作る、電源の補充などを運転再開へ向けて行っているが、東海地震の場合無意味な可能性がある。すなわち海溝滑り型の地震と言うが駿河湾内のプレートは御前崎直下の断層に繋がっているからだ。

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【浜岡廃炉⑥】すなわち浜岡はプレート型地震にして直下型地震というレアな東海地震に襲われる危険性が高い。そうなれば、防波壁も電源も意味がないかもしれない。こんな危険度の抜群に高い原発は国内でも他にないと言われている。プール内冷却中の燃料の持ち出しを急がないといけない。

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【浜岡廃炉⑦】すなわち全炉を運転停止にするだけではなく、使用済み核燃料を地震や津波に安全な場所に移し、東海地震をやり過ごす必要がある。さらに言えば、これほどに危険な立地の炉は速やかに全炉廃炉に向かわせるべきだろう。この危険性は中電が一番熟知しているはずなのだが、立場上言えまい。

水野誠一 @SeiichiMizuno

【浜岡廃炉⑧】中電の今回の速やかな運転停止決定は、安全性に絶対の自信がないことの表れと見る。2008年の駿河湾地震の際も最新5号機の周辺の地盤沈下が激しく揺れも異常であったこと、運転停止作業中にも冷却パイプに破断があり炉中に海水が混入したことなどからも全く信頼できない。

水野誠一 @SeiichiMizuno

【浜岡廃炉⑨】以上が、浜岡原発の持つ特異な危険性であります。少しでもご理解をいただけるように再度ツィートさせていただきました。長文多謝。