編集部イチオシ

【20周年】「七人のナナ」再観賞記録

主に作画と脚本の両面から。自分語り多め注意。作画に関する言及はあくまで個人の推測です。 追記:最後に総作監の西田亜沙子さんのコメントを掲載させて頂きました。西田さんありがとうございました。
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

衛星放送の再放送等で放送される際に新たに作られたんですかねぇ…?有料chでは見たことがないので不明。 DVD版では補習問題にくっついていた第20話の予告は補習問題には入っておらず、テレビ放送版と同様、19話にそのまま収録されている。 個人的にはOVAはテイストの違う番外編なのでこの構成でよい。

2021-08-20 22:16:08
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

20周年記念で『大学受験死闘編』が起動すると信じている。 監督業は久しくご無沙汰の今川監督だけど、ナナの大学受験編の構想を練ってる筈だと。 pic.twitter.com/X91DCDq4mD

2021-08-20 22:23:30
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

ここからはナナ語りというよりは自分語りを少し。 私がナナから受けた影響は多大で、今回見返してるうちに後に好きになる作品もそういえばユング的要素の強い作品が多いなと思った。 真っ先に思いつくのは「007 スカイフォール」。今思うとこの作品、実に終盤の七人のナナ的だと感じる。 pic.twitter.com/CIyIScTdUS

2021-08-20 23:46:32
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

自分の「影」との戦いというのは勿論だけど、終盤のシチュエーションも結構似ている。 主人公と影が執着する人物を人里離れた廃墟に匿い、そこで最終決戦という流れ。基本的に執着する人物の奪い合いという点も似てる。 暴走した影が、執着する人物に愛憎入り混じって迫る場面も。 pic.twitter.com/LpLXXgmJYl

2021-08-20 23:46:32
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

「スカイフォール」が影をメタファーとして使っているハッキリとした証拠。 劇中の出来事を暗喩した大傑作のOPで、ボンドが自分の影に翻弄され、その一つが宿敵シルヴァを象る。 pic.twitter.com/QqA7nceJ3q

2021-08-26 20:18:30
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

スカイフォールは「第三の男」の影響を強く受けている。光と影のコントラストを強く表現した画面作りから、『もう一人の自分』につきまとわれるという展開まで。 第三の男では、宿敵ハリーは主人公ホリーと(名前まで)そっくりだとハッキリ明言される。 twitter.com/Yuusisaitou/st…

2021-08-26 20:18:30
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

第三の男といえば光と影を巧妙に駆使した撮影で、スカイフォールも明らかにコレを意識した撮り方をしている。 影に覆われた真っ黒な顔に光が一筋差して顔が見える、等も明らかにこの作品の表現のオマージュだろう。 pic.twitter.com/8xd0d3Blnu

2021-04-04 18:44:25
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

「劇場版 若おかみは小学生!」との類似はツリー内でもう何度か触れた。この作品はハッキリとナナ・リバイバルとしてハマったんだなと今になって思う。 ナナでは神近のカメラ趣味を介して語られる四季の移り変わり、美しさもサブテーマの一つ。若おかみも一年の風景の移り変わりが丁寧に描写されている pic.twitter.com/EdLXraALyT

2021-08-20 23:46:35
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

未熟な少女主人公を介して表現される悟りにも似た硬派で逞しいテーマ、というある種倒錯した構造が好きなのは確実にナナの影響。 「若おかみ」は完全にそれにあたる。

2021-08-20 23:46:35
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

近年初めて見てとても気に入った「トッツィー」も、結構ナナ的なところがある。 主人公が「変身」し、秘密の二重生活を送る。変身した仮の姿が想い人に好影響を与え、ある種メンター的立ち位置になるが、正体が明かせないジレンマ。 全部ぶちまけた後日二人で歩き、新たな関係を結ぶラストも似ている pic.twitter.com/aG6zBZW1wl

2021-08-20 23:46:36
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

トッツィーのラストは特に、別に超感動というわけでもないのに見る度に毎回号泣してしまうので、ナナ的な感慨が絶対に影響していると思う。

2021-08-20 23:46:36
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

「ローゼンメイデン」との類似も以前ツイートした。 ローゼンも精神分析的側面が強い。ジュンの不登校問題や、「不完全な存在」としてのドールズの関係性。雪華綺晶はやはりシャドウ的悪役で、原作後半ではジュンの「影」も登場する。 twitter.com/Yuusisaitou/st… pic.twitter.com/HsiZZCj0YW

2021-08-20 23:46:37
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

居候型のエブリデイマジックで、複数の居候が秘密の同居生活を送っている、という類似性は当時から気付いていた。 色で分けられた複数人、というのも共通している。 ローゼンはアニメ一期の頃は「六体のドールズ」だったが後に全七体であることが判明した(ナナのほうは八人目が登場するが) pic.twitter.com/QgPrMD65Zt

2021-06-05 00:53:01
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

スカイフォールや第三の男が『自分の影を排除する』ことを成長とするマッチョイズムなのに対し、ナナやローゼンでは『受け入れる』ことを成長とする。少女主人公作品はこういうところがいい。 これも過去にツイートした。 twitter.com/Yuusisaitou/st…

2021-08-26 20:18:31
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

改めて完結まで読み返すとクライマックスの流れも非常に酷似していることに気付いた。 主人公がライバルに互いに争うことの虚しさを説き、自身が消滅することを厭わずエネルギーを譲渡しようとする。 ライバルは改心し主人公に生存の権利を譲渡する。 pic.twitter.com/aCeUhIDppE

2021-06-05 00:53:04
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

改めて見返してみると本当にこの作品に植え付けられた性癖が多くて驚く。 恐らく見た時期と、作品の対象年齢(潜在的な普遍性の高さ)も良かったのだと思う。多感な時期にユング的要素の強い、いいモノを見れたと思う。 やっぱり自分にとっては物凄く特別な作品だと再認識、いや新発見出来た再観賞だった

2021-08-20 23:46:38
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

「七人のナナ」久々再観賞記録捕捉 補習問題「お正月だよ!7×7=49人のナナ?」 OVA回。テレビ放送枠で出来なかった過激(?)なネタ満載。パンチラお色気パロディなんでもあり。わかる範囲で記述しておこう。 pic.twitter.com/fnXpsHsehA

2021-08-21 22:20:41
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

まず冒頭の「学級日誌 2002 0101 捕捉」というナレーションはスタートレックシリーズのお決まり演出「〇〇日誌~」という言い回しでナレーションが入る。 二十四の瞳は同名の邦画から。この回は基本スタトレと邦画のパロディ。 pic.twitter.com/931nWuakxR

2021-08-21 22:20:42
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

おじいちゃんと対戦するところは東映の何かの作品のパロ?スタンダードサイズの画面に無理やりシネスコサイズを映す懐かしのデカ黒帯レターボックス画面。 Blu-rayで見るとちゃんとフィルムグレインっぽい処理が施してあって細かい。 pic.twitter.com/HEXEIpd4h9

2021-08-21 22:20:43
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

ここのナナさまはスタートレックのバルカン人の挨拶。ちなみに生活指導は言わずもがなスポックがモデルだろう。 pic.twitter.com/eXeQhTwrbB

2021-08-21 22:20:44
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齋藤 雄志 @Yuusisaitou

この回自体が第11話と少し同じ展開を辿る。屋台を回って教頭と生活指導の前に七人が姿を堂々と現わしたり。

2021-08-21 22:20:45
齋藤 雄志 @Yuusisaitou

後半は忠臣蔵のパロディ。 ナナがどんどん増殖していく展開はドラえもんの「バイバイン」等の類型とも言える。グリム童話の「おいしいおかゆ」という話のように、何かがどんどん増殖していくという物語は古今東西世界中にあるらしい。 pic.twitter.com/3vKxB5L0VX

2021-08-21 22:20:45
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