南京大虐殺への道と東京裁判

"The Sun Snores." Press @taiyonoibiki

@TedYokohama ㉖そのなかに、小野さんという人が約20年かかって集めた従軍日記があります。なかなか日本人というのは昔から書くことが好きで、いろいろなことを書き遺すのですね。

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@TedYokohama ㉗南京攻略戦に参加した中支那方面軍（松井石根（いわね）大将）配下の第十軍と上海派遣軍。

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@TedYokohama ㉘そのうち、上海派遣軍の直轄になった山田支隊（基幹部隊は福島・会津若松の歩兵第６５連隊、新潟・越後高田の山砲兵第１９連隊第３大隊）の下級将校や兵士たちが日記を書き遺していたのです。

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@TedYokohama ㉙ 破竹の勢いで南京を落としたものの、この巨大都市の住民をまかなうための物資補給法を日本軍は持っていませんでした。と同時に、日本軍の手に落ちたことにより南京は中国側からの補給路も失うことになったのです。南京が陥落するとたくさんの中国兵が投稿してきました。

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@TedYokohama ㉚また、飢えや窮状が市民の上に急速に広がっていく不安の中で軍は恐るべき決定を下すのです。日本の兵隊さんは国に家族を残してきた言って見れば普通の人たちなのですが、彼らが次第に変わっていく様子が読んでいて痛々しく堪え難いほどです。

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@TedYokohama ㉛南京は揚子江という大河に臨んでいました。そしてこの大河が大量の虐殺死体を処理する格好の場所として機能したのです。以下、少し紹介します。

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@TedYokohama ㉜【３７年１２月１４日＝南京陥落の翌日】 　「午前五時出発夜明頃より敵丘〔兵〕続々と捕虜とす、幕府山要塞を占領し午後２時戦斗を中止す、廠合に捕虜を収容し其の前に宿営警戒す、捕虜数約１万５千」（菅野嘉雄さん＝歩兵第６５連隊・資料１）

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@TedYokohama ㉝【１５日】 　「今日も引続き捕虜あり、総計的弐（に）万となる」（菅野さん）

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@TedYokohama ㉞【１６日＝虐殺１日目】 　「・・・二三日前捕虜〔虜〕せし支那兵の一部５千名を揚子江の沿岸に連れ出し機関銃を以（も）て射殺す、其の后（ご）銃剣にて思う存分に突刺す・・・。

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@TedYokohama ・・・うーんうーんとうめく支那兵の声、年寄りも居れば子供も居る、一人残らず殺す、刀を借りて首をも切って見た・・・」（黒須忠信さん＝山砲兵第１９連隊・資料２）

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@TedYokohama ㉟「・・・捕虜総数１万７千２５名、夕刻より軍命令により捕虜の三分の一を江岸に引出し１（大隊）に於て射殺す・・・兵自身徴発により給養（※）し居る今日到底不可能事にして軍より適当に処分すべしとの命令ありたるものの如（ごと）し」（遠藤高明さん＝歩兵第６５連隊）

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@TedYokohama ㊱ 　※衣食などを供給すること 　【１７日＝南京入城式の日】 　「未曾有の盛儀南京入城式に参加、一時半式開始。朝香宮殿下、松井軍司令官閣下の閲兵あり、捕虜残部１万数千を銃殺に附す」（菅野さん）

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@TedYokohama ㊲「・・・午後５時敵兵的１万３千名を銃殺の使役に行く、２日間にて山田部隊２万人近く銃殺す、各部隊の捕虜〔虜〕は全部銃殺するものの如す」（目黒福治さん＝山砲兵第１９連隊）

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@TedYokohama ㊳【１８日＝死体処分1日目】 　「朝より小雪が降った、銃殺敵兵の片付に行く、臭気甚し」（菅野さん）

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@TedYokohama ㊴【１９日＝同２日目】 　「・・・昨日銃殺せる敵死体一万数千名を揚子江に捨てる・・・」（目黒さん） 　「・・・揚子江岸の現場に行き、折重なる幾百の死骸に警〔驚〕く、石油をかけて焼いた為悪臭はなはだし…」（大寺隆さん＝歩兵第６５連隊）

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@TedYokohama ㊵ ・・・南京大虐殺はこうして行われていったのですね。 （了）