斉藤大地さんの「宇野常寛さんの川上量生さんへの応答」に対する反応
むしろリトル・ピープルの時代という前提にたってやっと文系も自立進化するネットと向き合うことができるということなのだなぁ/理系だけど「リトルピープルの時代」を批判してみた (id:kawango / @kawango38) http://t.co/RiCvDCq
2011-08-19 15:42:20宇野さんは僕の理解では、アウシュビッツを生んだナチスの、一人ひとりが普通に生きる事で発生する「悪の凡庸さ」を告発したアレントのような役割を現代日本で行っているのだと思う。実際、僕らは卵でもあるが壁でもある。環境問題・貧困の原因は僕らにも勿論あるとされている。
2011-08-19 15:46:32しかし問題は別に僕達一人ひとりがそれを気をつけて過ごしたりするのにはとてもコストが高くてやってられない。資本主義を倒せばいいというものでもない。現状のこの仕組みをどうハッキングすればマシになるのかを「想像」することこそまさに必要で、フェアトレードとかまぁそうなのだろう。
2011-08-19 15:49:50それは勿論わかりやすいが、僕たちはネットで勝手に自分の正義を人に押し付けて卵を押しつぶしていることも多々ある。例えば誤解に基づく炎上なんてまさにそうだろう。本人たちはむしろ自分が卵だと自覚し、壁の象徴である誰かの悪を断罪しているつもりでも明らかに逆になっている。
2011-08-19 15:52:32自覚があって壁として押しつぶしている先導者はきっといるのだろうが、そのよしあしよりも問題は、結果として僕らも気がつけばネットで祭りに参加していたらそれは誤解から炎上で、ということはよくあるということだ。では、それは防げたり最小限にできるかを想像すべきということだ。
2011-08-19 15:55:18「いま、ここ」ではないユートピアはないし、大きな正義が常に正解を提示してくれるわけでもなく、間違いやすい僕達が、望めばテロまで出来て、望まなくても気がついたら凄まじいイジメに参加していることもあるというこの世界とどうやって付き合っていくのか、というとても当たり前の倫理の提示
2011-08-19 15:57:25そして、その生の在り方もまた、限界を迎え、次は物語を拡張して現実に重ねることで、手段を目的化するような生になるのだろう。ゲームプレイ・ワーキングの概念はまさにそれだ。仕事それ自体に物語を見出すのではなく、それが仕組みの支援を得て仕事をすることが別のレイヤーではゲームになる。
2011-08-19 16:03:53むしろ、僕達も個人というよりひとつのシステムだと捉えたほうがいいのかもしれない。僕らは好感度の上限から上がり方、その数値と行動の関係とか、全部違うわけで、しかし便宜的にそうなんじゃないかとコミュニケーションの前提にしているシステムはある。
2011-08-19 16:07:22恋愛、とか友情、とか仕事仲間、とかあの関係性への期待がそれだ。しかしそれは多分既に耐用年数を過ぎているので、これらの私的なシステムすらハッキングされるに至るはずだ。それは明確な正しさではなく、これまでそうだったようにデファクトスタンダードを取り合う形で進んでいく。
2011-08-19 16:09:01システムを無理に擬人化して物語にしなくても、それをそのままシステムの案として提示したほうが早いし倫理的な気はするんだよなぁ。それって僕は物語よりもずっと「物語」だと思うのだが。
2011-08-19 16:18:05あー適当なことをつぶやいてしまった。間違っていたらどうしよう。その時速やかに謝罪できて、もしそれを信じてしまった人がいたら速やかに訂正できるシステムとか欲しいよな。
2011-08-19 16:19:58