無敵だが神にはあらず ―― スーパーマンの楽曲分析

uroak_miku @Uroak_Miku

「スーパーマンのマーチ」 　♪ドドド↗シーラ、ドドド↗シーラ、ドドド↗シラシドー、↘ドドドドドドー 「ド」が１オクターヴ上までつきあがろうとしてなかなか果たせず、しかし最後に成し遂げて並行飛行に入る様。和声進行がまた面白いんだなこれが。 pic.twitter.com/7CNId7oppL

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0:58 から 1:06 にかけてのパート。 youtu.be/BJAqqLCn8iE?t=…

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和声進行は 　C → F → C → F → C → G7 → Dm7 → G7 → C 定跡外ししてる。定跡であれば 　C → F → G7 → C とか 　C → Dm7 → G7 → C と進むのですが、この曲はその手を使わない。

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順に説明すると 　C → F こう進んだら、この後はたいてい 　C → F → G と進むのですが、この曲では 　C → F → C となる。C に後戻りするのです。

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ほかにも 　G7 → C と進むところを、この曲は 　G7 → Dm7 と後戻りする。Dm7 → G7 → C なら定跡なんだけど、G7 から Dm7 に逆行してしまう。

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おそらく旋律がなかなか１オクターヴ上の「ド」にたどり着けない様とシンクロしているのです。

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スーパーマンは怪力だけど神ではなくて、大型客船を宙に押し上げるとかの離れ業をみせるときでも、数秒のタメはあるわけです。よいしょーと顔をしかめて力を入れる様。それを表現した旋律＆和声進行。

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