麻疹は終生免疫ではなかった。終生免疫を獲得したと「錯覚」していた事例が新型コロナで有効かは、まだわからない(2021.9.23作成)

3
Noguchi Akio @Derive_ip

Q. 麻疹(はしか)はワクチンで終生免疫が得られるのに、新型コロナは免疫が終わっちゃうのなんで? A. 実は麻疹の終生免疫が嘘で、不顕性感染をして気が付かないうちにブースター効果を得ていただけ。だから麻疹非流行地域では接種後6-7年で抗体陰転化する人もいるとのこと。 jstage.jst.go.jp/article/jsv/59…

2021-09-17 22:39:24

ウイルス 2009 年 59 巻 2 号 p. 257-266
麻疹ワクチン https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsv/59/2/59_2_257/_article/-char/ja/
著者 中山 哲夫

DOI https://doi.org/10.2222/jsv.59.257

Noguchi Akio @Derive_ip

実は麻疹が終生免疫ではなかったという事例は重要な示唆を与えていると思うのです。というのも、新型コロナの許容可能な出口戦略も、麻疹と同じように、子供の頃に感染したりワクチンを接種すれば、終生免疫を得たと『錯覚』しながら、残りの人生を大過なく送れるようになるぐらいなのかなと。 twitter.com/Derive_ip/stat…

2021-09-23 15:59:59
Noguchi Akio @Derive_ip

そして、麻疹と麻疹ワクチンの関係を鑑みれば、現在の新型コロナのワクチンについてももう少し冷静になって評価をすることができるような気がします。

2021-09-23 15:59:59
Noguchi Akio @Derive_ip

例えば、新型コロナワクチンは接種後半年ぐらいで抗体価が減少してしまうということが大問題であるかのように伝わっているように見えますが、抗体価の減少自体は麻疹ワクチンでも起きていることです。でも、終生免疫であると錯覚し得る程度には機能していた訳ですよね。

2021-09-23 15:59:59
Noguchi Akio @Derive_ip

結局のところ、抗体価が下がっていくこと自体はワクチンの決定的な欠陥ではないはずなので、麻疹ワクチンで達成できている性能部分を埋めることができるように新型コロナのワクチンの改良をするように考えるべき問題なのだと思います。

2021-09-23 16:00:00
Noguchi Akio @Derive_ip

また、ブレイクスルー感染についても、絶対にあってはならない事態なのかというと、麻疹ワクチンの場合は適度にブレイクスルー(不顕性)感染を繰り返してワクチンの効果を延長してしまっていた訳です。このことはブースター効果を得るためには追加接種不可避という考え方に対する反例を与えています。

2021-09-23 16:00:00
Noguchi Akio @Derive_ip

現在の新型コロナにおけるブレイクスルー感染は問題があるとしても、すべてのブレイクスルー感染が害悪なのかというとそうではないのです。そう考えれば、解決すべき問題点も少しは見通しが明るくなるのではないでしょうか。

2021-09-23 16:00:00
Noguchi Akio @Derive_ip

そういう訳で、麻疹が終生免疫ではなかったというのは新型コロナに対しも重要な示唆を与えていると思うのです。そして、将来的には「新型コロナのワクチンのように、いったん打てば一生かからないワクチンもある」とドヤ顔で勘違いを披露できるようになれば良いなと。 nhk.or.jp/politics/artic… pic.twitter.com/7A7MAt6ine

2021-09-23 16:00:01
拡大
リンク NHK政治マガジン 新型コロナのワクチンは、あなたに届くか? | NHK政治マガジン 新型コロナウイルス収束の切り札として期待が高まる「ワクチン」。政府は、来年の前半までに国民全員分の確保を目指す方針だ。いま世界では、まだ見ぬワクチンをめぐって開発競争や熾烈な争奪戦が起きている。日本は、しっかりと確保できるのか?そして、私たちには、いつ届くのか?厚生労働省... 333