やりこみ動画のビジネス化 ―― ある登録者数20万超のやり込みゲーマーの不自然な強運【マイティーやり込みゲーム動画】

9月には、現実に法人を設立したようである(課税上有利な程度に収入が存在するか、将来その見込みがあることを含意するものと思われる。削除されてしまったものの月収がサラリーマン時代の10倍であるとも述べたこともある)。

なお法人によるドラクエ動画の配信には、ドラクエ公式の発表している収益化ガイドラインが適用されない。マイティー氏が個別の許諾を得ているのか否かは、不明である（もっとも、これについては、収益を受け取るための口座が法人名義であったり、チャンネルの運営を自身がオーナーの法人に委託する形を取っていたりしたとしても、動画を乗せるYouTubeアカウントが個人名義であれば収益化ガイドラインの対象となるとする見解もありうるところであるが、疑問である）。

プレイ環境については、自身のTwitterアカウントに対するファンからの質問への回答として、実機を利用しており、レトロフリークといったエミュレータを利用していないと過去に回答している。

また、以下のように実機を用いたプレイを前提とする発言もある。

追記：同じくドラクエやり込みプレーヤーであるとどトド氏の調査により、少なくともPS版DQ4についてはエミュレータを使用している可能性が高いと指摘されている。
詳しくは、以下を参照。

また、JapanDonnu氏は、ヴァルキリープロファイル及び一部のDQ6のプレイ環境はエミュレータによるものだと指摘している。

マイティー氏については、東方Projectの権利者が策定し公表している二次創作ガイドラインへの適合性も問題となるほか、マイティー氏のような影響力あるアカウントがRTAやゆっくり実況を大量に無断転載を行っている疑いがあるアカウントをチャンネル登録していることについて道義的な問題もまた指摘されている。

上海アリス幻樂団は、東方Projectに関する動画配信をファン活動（二次創作）の一環として捉え、個人の方が自由に配信を行うことを許可します。
ただし、本ガイドライン、及び別途定めております 東方Projectの二次創作ガイドライン（以下、二次創作ガイドライン） に準拠して、良識のある配信をお願い致します。
※ 本ガイドラインに該当しない活動を行いたい法人の方は個別にお問い合わせください。
　 （ご返信にお時間を頂戴する場合がございます。予めご了承下さい）

「動画配信サービスへの投稿に関するガイドライン｜東方Projectよもやまニュース」https://touhou-project.news/guideline_videoposting/

1961 ななしのよっしん 2021/08/23(月) 11:10:55 ID: 1o8XYxUCMz
ドラクエやりこみ系の一部は、複数人で運営してるってのは公言してた気がする
収入どんなもんになるのかはわからないけど、数百時間かかるやりこみやってる所もあるし所要時間考えると企業参入(*注)する程稼ぎはよくなさそう
1962 ななしのよっしん 2021/08/23(月) 11:16:23 ID: 1o8XYxUCMz
って思ってたけど、概要欄見に行ったら株式会社〇〇に所属って書いてる人居るなぁ………
割と気に入って見てたけど、これは………
1973 ななしのよっしん 2021/08/23(月) 19:24:21 ID: 5IRtZ+e28j
例のやり込みゲーマー、ニコ動のゆっくり実況を転載しまくって広告収入を荒稼ぎしているであろうアカウントを自チャンネルに掲載しているのだが、これはいかがなものか……

ニコニコ大百科: 「ゆっくり解説」について語るスレ 1951番目から30個の書き込み - ニコニコ大百科

*本稿執筆者注： 東方Projectの二次的著作物を法人が利用する場合におけるガイドライン適合性を巡る文脈における発言である。近時、「ゆっくり解説」とよばれるジャンルの動画において、業者の参入が相次いでいる。その中には、ガイドラインの適合性に疑義がある活動を行う法人も出てきているようであり、東方キャラの権利関係が厳格化するのではないかという懸念が高まっている。詳しくは拙稿「ビジネス化するゆっくり解説 ――あるYouTubeチャンネルを題材に【ゆっくり解説の闇】」を参照。

このように当該動画投稿者には種々の批判が存在するが、以下では氏の動画の試行回数に関する部分の信憑性という論点に絞って論ずることとする。

疑惑の動画

上記動画は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト3」に登場するラスボスである「ゾーマ」というモンスターを、味方の平均レベルをできるだけ低くした状態で、敵を弱体化するある手段を講ずることなしに（この状態を通称「闇ゾーマ」という）撃破するという企画の下準備として、なるべく強力な能力値をもったキャラクターを勧誘しようというものである。
この動画では3人の勧誘を行っており、どれも1000回前後の試行を行っている。一見するとかなり多くの試行回数を重ねているように見えるかもしれない。しかしながら、その試行回数については、確率の観点から通常必要とされる試行回数より著しく低いのではないかと指摘されている（どの程度の確率なのかは論者によってばらつきがあるが、異様に幸運であるという点については概ね見解が一致しているといってよい）。ただし、このことを動画のコメント欄で尋ねると非表示にされてしまうようである。