フリードマン『資本主義と自由』を読んだまとめ

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

「福祉政策は資金の浪費を発生させるだけでなく、それが意図した目的を達成出来ないだけでなく、慎み深い社会を統合している道徳的構造さえも、腐らせてしまうのである」」

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

つまり、湯浅氏がいうように失業の苦境を生活保護でしのいでその間に自立の道を見つけたらよいというやり方、非常に困難なことなのである。一旦生活保護を受けるともう抜けられない人がほとんどなのである。だから今年の派遣村を出た人で職を見つけたという人は数えるほどしかいなかった。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

社会主義は失敗したが、社会政策は有効だと思っている人は多いのだが、実はどちらも同じように失敗なのである。一部の神のような支配者とそれに依存する大多数の国民とを作ってしまう点で、同じなのだ。そして最後には両方とも破綻する。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

生活保護をもっとやったら自殺が減るとかＮＨＫは思ってるんだが、生活保護をもらうと役場の職員に生活の仕方まで口出しされるようになって情けないことこの上ない。生活保護受給者に職員が無理やり辞退届を書かせた件が悪いことみたいに報道されていたが、そんな人情味のある職員は少ないほう。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

生活保護の温情主義は貴族的発想で社会主義者とその点で一致するらしい。「ゆりかごから墓場まで」のイギリスがそうだった。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

「各人にはその欲求に従って。各人からは、その力に従って」あるいは「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて！」が社会主義。それに対して「各人へは、それぞれが所有する手段を使って生産したものに応じて」が資本主義。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

温情をかけて欲しいんだろ。RT @kamakurara: なにいってんの？高遠菜穂子さん？？？「あんときの自己責任って言葉は死ねってことだと思った」って。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

ところが、福祉国家になればなるほど自殺は増えてるんだよね。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

累進課税は税収の増加につながらない。なぜなら、高収入になれ課税率が高くなりすぎると、その可能性のある人はそんな高収入にならないように行動し始めるからである。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

しかも、累進課税を進めると、課税前の所得格差を拡大させてしまうらしい。高い税率がかかるような収入の得られる仕事をする人の数が限られてくるからだと。しかも、そんな人が少ないだけ収入は多くなってしまう。つまり一部の人だけが大儲けするようになってしまうのだ。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

『資本主義と自由』３１１ｐ。累進課税の効果は「第一に、課税前の所得の配分が一段と不均衡になった。税金というものは、税の帰着、すなわち税の最終的な負担者の行動に影響を及ぼす。高い税金がかけられるような行動にはリスクや金銭以外の不利益が伴うため、あえて参入する人は少なくなる。その結果

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

そうした行動の収益（リターン）が高まるのだ。第二に、税金を回避するためのさまざまな措置が次々に制定されるようになった。・・キャピタルゲイン・経費、福利厚生など間接的報酬に対する優遇税制、・・こうした措置により、実際にかされる税率は、名目税率よりはるかに低くなっている」

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

『資本主義と自由』３０３ｐ。”マルクスは労働者は「搾取」されていると主張した。なぜかと言えば「あらゆる生産物をつくったのは労働者だが、労働者にはその一部しか払われていない」からだという。残りは、マルクスの言葉を借りれば「剰余価値」である。”

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

あの大恐慌が米連邦準備理事会（FRB）の失策が起こしたものだというフリードマンの主張の正しさは今では広く受け入れらているらしい。例えば、バーナンキ現FRB議長がフリードマンの主張の正しさを認めて「われわれが引き起こした」と述べたという。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

アダム・スミスの『国富論』の邦訳は中公の世界の名著のが充分読みやすい。山岡洋一の訳は意外と固い調子で学術的。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

アメリカでは、「1950年の時点では、給付を受けている１人の人に対して１７人の人が働いていた。それが１９７０年には、ただの３人しか働いていなくなり、この傾向が継続すれば、２１世紀の初期には多くて２人に１人しか働いていないことになるだろう」（フリードマン『選択の自由』第４章）

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

こういう状況は世界中どこの国でも社会保障制度を取っている国で起きていること。一歩間違えばどこの国でもギリシアみたいになるのだ。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

この数字は年金扶養比率というらしい。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

先に引用はフリードマン『選択の自由』第４章講談社文庫の上、２２４ｐ。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

マンキュー『マクロ経済学I』で詳しく紹介されているIS―LMモデルをフリードマンは否定しているらしい。

Tomokazu Hanafusa/花房友一 @tomokazutomokaz

フリードマンは緊縮財政を提唱しているわけではないよね。