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"Miss Million's Maid" (1915)
"Miss Million's Maid" (1915) 貧乏貴族の令嬢ベアトリスはヴィクトリア時代に片足を突っ込んだ厳格な叔母と有能メイドにして親友のネリーと共に地方の屋敷で退屈な日々を過ごしていた だがある日、貧乏メイドのネリーはアメリカで成功した伯父から数百万ドルの遺産を相続 gutenberg.org/ebooks/33977
2021-02-03 20:55:59「おハイソな社交生活ってどうすればいいの~」 「あたしが『ミス・ミリオンのメイド』になってサポートしてあげる♪」 大都会に繰り出した元メイドの独身女富豪と元令嬢のメイドを待ち受けるのは、財産狙いの男どもや可愛いメイドに恋を仕掛ける遊び人 はたして二人の恋と友情の行方は…? pic.twitter.com/Cdh1GDFapv
2021-02-03 20:56:00"The Boy With Wings" (1917)
"The Boy With Wings" (1917) 英版""The Lad With Wings" 1914年夏、ウェールズ、おてんば娘のグウェンナと飛行機狂いの青年ポールは戦争の足音が迫る中で愛を育み、結婚した フランスの戦地へ向かうポールを誇らしく送り出し飛行機工場で勤労奉仕にはげむグウェンナ gutenberg.org/ebooks/36223
2021-02-03 21:06:05工場で様々な立場の女性たちと友情をむすんでゆく銃後の妻・グウェンナ だがヨーロッパの戦況が激しさを増す中で、少女×少年×少年の夢(飛行機)、妻×夫×男の義務(戦争)の三角関係は思わぬ結末を迎えるのであった…… pic.twitter.com/mU2dBwJ9Q9
2021-02-03 21:06:06"The Disturbing Charm" (1919)
"The Disturbing Charm" (1919) 植物学者である叔父の秘書として働くミス・オルウェンは異性を惹きつける作用をする細菌のサンプルを手に入れる ゆきずりの3人の男女で薬の効果を実験し、いよいよストイックな皮肉屋のロス大佐を誘惑する作戦にとりかかるオルウェンだが… gutenberg.org/ebooks/36442
2021-02-03 21:18:25"His Official Fiancée" (1914)
"His Official Fiancée" (1914) gutenberg.org/ebooks/63865 「ボス秘書偽装婚約者もの」のパイオニア作品で1918年と1944年に映画化 詳細 twitter.com/SakrelBahr/sta…
2021-02-03 21:20:51「砂漠ものロマンス」の元祖がE.M.ハルの『シーク』なのはソコソコ有名だが、「ボス秘書偽装婚約もの」にも明確な元祖作品があるのを諸姉はご存じだろうか 1914年初版刊行の小説、"His Official Fiancee" by Berta Ruckがそれである openlibrary.org/books/OL255215… pic.twitter.com/Pe4s1cbR4U
2021-01-09 16:29:54PGのRelease Dateが2020/11/23だから「これ面白いのっ!巣ごもり中に読んでベルタを再評価してっ!!」という熱い気持ちを持つ人がアップしてくれたのかもしれんですね 極東からメニーサンクス
2021-02-03 21:26:46夫の幻想作家オリヴァー・オニオンズ について
【新刊】『手招く美女 怪奇小説集』(オリヴァー・オニオンズ/ 南條竹則・高沢治・館野浩美 訳/中島晶也 解説)ow.ly/TO2V50I43CO 英国怪奇小説の黄金時代に、精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。本邦初訳多数。 pic.twitter.com/Npg4x4XZ9w
2022-02-25 18:35:30【note】あまりに久々で気が引けますが、オリヴァー・オニオンズの怪奇小説集『手招く美女』刊行にあたって担当編集による本書の紹介記事を掲載しております。ぜひお読みください。 #note note.com/kokushokankoka…
2022-02-25 18:47:16オリヴァー・オニオンズ『手招く美女 怪奇小説集』(国書刊行会)解説こぼれ話、今回はオニオンズの妻バータ・ラック(1878-1978)についてです。まずバータ・ラック(Berta Ruck)は筆名で、本名はエイミー・ロバータ・バック(Amy Roberta Buck)といいます。 kokusho.co.jp/np/isbn/978433… #手招く美女
2022-03-19 13:04:15オニオンズと同様バータも、当初は美術家志望でした。雑誌向けにイラストを描いていましたがそちらでは芽が出ず、ドイツ語文献の英訳で収入を補っていたそうです。やがて小説の創作にも関心を持ち始め、1905年から本名で雑誌に短篇を書いたり、長篇を連載するようになります。
2022-03-19 13:04:51オニオンズとの結婚は1908年とする資料と、1909年とする資料がありましたが、後者が正しいようです。結婚後、まずは「ミセス・オリヴァー・オニオンズ」を筆名としましたが、1916年に「バータ・ラック」に改めています。最初に出版した著作は、長篇ロマンス小説『His Official Fiancée』(1914)でした。
2022-03-19 13:05:21『His Official Fiancée』はたいへんな好評を受け、バータは一躍売れっ子作家となります。この長篇は二度映画化されていて、最初の方の映画が『選ばれたる女』の邦題で、日本でも公開されています。当時の原作者名カナ表記は、「ベルタ・ラック」でした。 eiga.com/movie/59117/
2022-03-19 13:06:27このツイートによれば『His Official Fiancée』は「ボス秘書偽装婚約もの」の元祖なのだそうです。バータは生涯に亘って90冊ほどの著作を生み続けており、最後の長篇の発表が1967年(89歳!)といいますから、ロマンス小説史上の大作家なのでしょう。 twitter.com/SakrelBahr/sta…
2022-03-19 13:09:11オニオンズの作品は、高く批評されながらも商業的成功とは縁遠かったため、家計を支えたのはバータだそうです。「手招く美女」が書かれたのはバータが爆発的な人気を得る前ですが、二人の作家としての姿勢、互いへの敬意に照らすと、オレロンはオニオンズ、エルシーはバータと思わずにいられません。
2022-03-19 13:10:48