2021年11月2日

シグルイ読書会の感想と御前試合の考察

zoomでやった漫画シグルイを語る会の感想と会の議論の中で深まった考察。
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めんたね(あぶない) @dmentane

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めんたね(あぶない) @dmentane

シグルイ読書会、9時から4時間もやってしまった。みんな語りたいことがたくさんある。色々な人の解釈を聞いて、気づいてなかったことにたくさん気づけて面白かった。素晴らしい会であったな。ぼくはこういうことをやっていたい。

2021-10-31 01:32:06
めんたね(あぶない) @dmentane

ぼくは場を用意すればいいやって感じでそんなに深く読み込んでいなかったんだけど、老師、風花、天あたりのガチ勢の細部に渡る分析が大変に勉強になった。昔、BS漫画夜話ってあったけど、まさにそんな感じであった。

2021-10-31 01:35:55
めんたね(あぶない) @dmentane

「三重と伊良子が絡むシーンでは花びらが飛び散るけど、藤木とのシーンでは一度も花は出てこない」という意見があって、ぼくはそこまで注意深く読んでなかったけども、確かにそうだなと納得した。

2021-10-31 10:48:02
めんたね(あぶない) @dmentane

自分で自分を騙しながら結婚生活をやっていくけども、内心に過去の言えない恋の古傷がある女性、その想いは今の夫に対してよりもはるかに強いものであったりするという話はよくある。 シグルイは時代劇ではあるが、そのような構造が提示されていると思う。

2021-10-31 10:49:57
めんたね(あぶない) @dmentane

「自分と付き合っている女性の中にも各自の都合が存在しており、うまいこと都合がマッチした時に男女の関係は成立する。互いにとって『都合の良い相手』であることが重要であり、相手の都合を理解する必要がある」 ぼくはそんなふうに思っているのだけど、ナタリーさんが激しく抵抗していたw

2021-10-31 10:56:06
めんたね(あぶない) @dmentane

よく「都合の良い女」「都合の良い男」になってはいけないという話を聞くけれども、基本的には都合の良い女や男になることが重要なんだと思う。相手にとっての都合の良さが自分にとっても楽で都合が良い形になれば、相性が合うということ。

2021-10-31 11:02:27
めんたね(あぶない) @dmentane

あと三重の自決について。 虎眼先生がいた時には、藤木は虎眼先生に絶対服従の傀儡であった。虎眼先生亡き後、コントローラーを握る人間は表面上いなくなり、藤木は「虎眼先生の仇討ち」という名の下に伊良子を倒しに向かう。そこには藤木の伊良子への強い執着がある。

2021-10-31 11:07:45
めんたね(あぶない) @dmentane

その様子は三重から見ると藤木の中の傀儡性が表に出てこない状態である。三重は藤木に信頼をおいているが、根幹にある傀儡性、上からの命令で心を無にしてなんでもやってしまうところに嫌悪と恐怖もある。

2021-10-31 11:10:12
めんたね(あぶない) @dmentane

三重は仇討ち、御前試合までを藤木と共にする中で藤木の傀儡性を一時的に忘れていられた。自分自身に対しての忠誠という形で傀儡性が自分に向いている分には三重にとっても都合が良い。そこは嫌悪の対象とはならない。自分以外の者に対する絶対服従が顕になった時、その牙が自分に向くかもしれないのだ

2021-10-31 11:13:14
めんたね(あぶない) @dmentane

そして、藤木は御前試合で伊良子を討ち果たす。ここで三重の伊良子への想いは一瞬断ち切られたかに見えた。 だが、駿河大納言の命令で伊良子を獄門扱いとして首を落とすように藤木は命じられる。 ここで藤木は再び傀儡と化す。その指示に従い伊良子の首を落とす。これは藤木の意志ではない。

2021-10-31 11:16:13
めんたね(あぶない) @dmentane

その様を見た三重はここまで自分に対して覆い隠してきた想いに気づいたのではないか? 傀儡ではない伊良子に恋し、裏切られ、それを断ち切る思いでここまでやってきたこと。 藤木の傀儡性に対する嫌悪感、不信感。 その藤木をコマとして利用し、伊良子への恋心に決着をつけようとしていた自分。

2021-10-31 11:18:46
めんたね(あぶない) @dmentane

伊良子への熱く重い執着が終わり、目の前にはおぞましい傀儡が一人残っているだけ。この先、なんのために生きていくのか? そこで三重は自分の人生を完結させたということなんじゃないか? そう仮説を立ててみるのであった。

2021-10-31 11:22:20
めんたね(あぶない) @dmentane

シグルイ読書会の報告として三重の自決に至る経緯についての解釈内容をりな様にしたら、 「君は女心がわからない人間だと思っていたけれど、わかるんだねえ!」 と驚いていた。 わかることと、その女心に親切に対応してやることはまた全然違うことなのであった。

2021-10-31 11:31:39
めんたね(あぶない) @dmentane

ちなみにぼくも初見ではまたたきさんと同じようにギャグマンガとして笑いながらシグルイを読んでおり、三重自決で宇宙猫となった。今回の読書会決定後、一晩で読んでそのときにもう少しこの筋が受け入れやすい感覚を持った。昨日、みんなが話していることを聞きながら、この筋が頭の中で整理された。

2021-10-31 11:44:23
めんたね(あぶない) @dmentane

だから、前もってこの読み方をしていたというわけでもなくて、あんまりなんも考えずに読書会に出て、他の人たちがたくさん筋を理解するための分析材料を提供してくれたので、そこで自分なりの解釈を組み立てた感じ。読書会やってなかったらここまできっちり解釈してなかったと思う。

2021-10-31 11:45:40
めんたね(あぶない) @dmentane

ぼくの望みはスピンオフ作品「Young Kogan!」として、虎眼先生が若き日に暴れまわって虎眼流を作っていく様子を読めることです!

2021-10-31 11:49:05
めんたね(あぶない) @dmentane

あとガマに共感と悲しみを感じる男たちと、ガマをキモイと感じる女たちにわかれたときに、男女差というものを感じた。

2021-10-31 11:52:23
めんたね(あぶない) @dmentane

風花さんの牛股師範嫌悪がガチ過ぎて最高だった。 牛股は虎眼流の中においては良識的だし、強いし、必要に応じてきちんとリーダーシップも取るし、やらねばならない汚れ仕事も引き受けるし、笑顔だし、あんなに頼りになる先輩、上司はいないと思う。 問題は狂った社長(虎眼)に絶対服従なだけで…

2021-10-31 12:05:17
めんたね(あぶない) @dmentane

風花さんには「なぜ私は牛股権左衛門を嫌悪するのか?」というレポートを提出してもらいたい。これでシグルイを語る会の、2回戦がやれると思う。

2021-10-31 12:06:20
めんたね(あぶない) @dmentane

虎眼先生は好きなのに、牛股師範は嫌い。この間にあるものは何か?大変に興味深い。 確かに二人は全く違うパーソナリティなんだよな。

2021-10-31 12:09:00
めんたね(あぶない) @dmentane

あと虎眼流も他の道場も基本的に「舐められてはいけない」「武力に基づく恐怖感で周囲を制圧する」ベースで活動しており、シンプルにヤクザの組と同じである。道場内でのみ通じる正義や倫理はあるが、外の世界の人間からしたら非常識極まりない暴力集団である。

2021-10-31 12:36:04
めんたね(あぶない) @dmentane

そうやって虎眼流が描かれているところが、シグルイの最高に面白いところだと思っている。中の人には理であり、義であるが、外の人にはただの暴力で狂気なのである。 牛股師範は虎眼道場の論理においては筋の通った立派な振る舞いをする人だけど、その論理の外にいる人からしたらただの暴力装置。

2021-10-31 12:39:38
めんたね(あぶない) @dmentane

虎眼先生は虎眼道場の論理においても規格外。仲間内では助け合うということもない。門弟は全て手駒に過ぎず、絶対的な暴力を基盤にした支配体制を整える。自分の中の狂ったルールに基づいて動いており、門弟はそれを理解しきれない。それでも門弟は「虎眼先生が強い」という理由でついていく。

2021-10-31 12:43:01
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コメント

ヨブ @1Owa10a5CLfeYXa 2021年11月2日
シグルイは文学だよ 山口先生の代表作であり異色作
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あめ玉10えんの助 @awadama10 2021年11月2日
同じ原作小説を森秀樹がコミカライズした「腕(KAINA)~駿河城御前試合~」もいいぞ。
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でー@でとこーだ @detcoder 2021年11月12日
シグルイはいいぞ、作者の若先生が尾を引くほどに。
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