大阪府教育基本条例案を読み解いてみました。
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「同一の職務」をどこまで定義するのかが問題だと思います。これは教員基本条例。学校の仕事すべてを同一の職務としてしまうと、結局3回で免職となります。
2011-08-27 22:56:40第40条(組織改廃に伴う分限処分)で、「職制若しくは定数の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じたときは、教員等の免職を行う。」というのは地方公務員法でも定義されています。
2011-08-27 23:00:00「配置転換が容易である場合は、配置転換の努力を尽くさなければならない。」としながら、「安易な職種転換をしてはならない。」「外部からの採用と同等の競争環境を確保しなければならない。」と相反する規定。場合によっては外部からの登用を基本とする宣言にも思えます。
2011-08-27 23:02:41第44条(適切な処分を行う責務)で、この条例の適切な処分の対象を「校長、市教育委員会及び府教育委員会」としています。つまり、この条例は(大阪市、堺市を除く)府内市町村すべてを対象にしていることになります。
2011-08-27 23:09:02第45条(学校区制度の撤廃)、現在4つの学区に分かれているものをなくし、大阪府のどの公立高校にも受験できるものとするそうです。このことに対する効果がわかりません。
2011-08-27 23:13:18第46条(学校の統廃合)で、「3年度連続で入学定員を入学者数が下回るとともに、今後も改善の見込みがないと判断する場合には、府教育委員会は当該高等学校を他の学校と統廃合しなければならない。」としています。
2011-08-27 23:30:01とりあえず今のところは大丈夫なのでしょうが、定員は教育委員会で決めるので、恣意的に動かされることも想定されます。注意する必要があります。
2011-08-27 23:32:10第47条(校長による学校運営)、何度もいいますが、校長は課長級です。課長級の権限を大きくすることがいいことか...、難しいところです。
2011-08-27 23:35:16第48条(公開授業の義務化)、「教員の研修のため、少なくとも年1回は、教育関係者に対し、公開授業を行わなければならない。」って、どんな人に見てもらうのでしょうか?
2011-08-27 23:36:25第50条(クラブ活動)で、「保護者や周辺地域住民の参加・協力の下」で行うこととしています。高校における周辺地域住民の参加って、どういったものを想定しているのでしょうか?いまでも疑問です。
2011-08-27 23:40:08最後まで読み解いて思ったのは、この条例が別に子どものことを考えて作ったものではないといえます。そしてその責任は、橋下知事と大阪維新の会の議員が選ばれていることから、府民全体が負うものと書かれているように見えます。
2011-08-27 23:46:03