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茂木健一郎
@kenichiromogi
小林秀雄さんの最後の担当編集者だった池田雅延さんが、小林さんがしばしば、ヨットについている補助モーターの話をされていたとおっしゃる。何かで動かなくなった時モーターで航行する。その出力は弱いけれども、確実に港につくのだという。人生も同じだ。
2021-11-16 05:45:09
茂木健一郎
@kenichiromogi
一日ごとの脳の変化はごくわずかだが、志向性が定まっていれば、少しずつでも、着実にその方向に行く。いつかはゴールする。ゴールしなくても、近づいていく。それに対して目指す方向がずれていると、迷走してしまう。
2021-11-16 05:45:59
茂木健一郎
@kenichiromogi
大切なのは、一日いちにち、足元を見つめながら次の一歩を進めつつ、自分がどちらに向かっているのかをはっきりと認識することだろう。志向性さえ定まっていれば、わずかずつでもゴールに近づいていく。
2021-11-16 05:46:48
茂木健一郎
@kenichiromogi
また、たとえゴールが遠くても、目指している方向がはっきりしていて、そこに向かって進んでいる人生の時間にはさわやかさがある。足元で改善が進んでいるという充実がある。問題は、どちらを目指すのか、そのヴィジョンの鮮烈な確からしさだろう。
2021-11-16 05:47:45
茂木健一郎
@kenichiromogi
池田雅延さんによると、小林秀雄さんは、一日でも長く生きたい、一日長く生きればそれだけ多くのことに気づき、発見があるからともおっしゃっていたという。人生の航行で方向が定まっていれば、それだけ水平線の向こうから見える景色がたのしみになってくる。
2021-11-16 05:49:00