エターナルズと「多様性」「設定の必要性・説明の仕方」を巡る議論~意見紹介のライムスター宇多丸氏への批判も。
多様性を排斥する論理を俺が語ったことがあるか? 「やるならこうだろ」つってんじゃん。多様性が嫌いならこんなこと延々考えるかよ。 (実は一回だけ多様性を回避するアイデアをだしてます。探してみよう)
2021-11-24 17:21:02人を差別者とまで言うなら… ちゃんと読め。(う、自分の胸が痛い) 短文に飛びつくな。(痛い…) 脳内の悪魔像を俺に押しつけるな。 「多数派の特権」みたいな語を便利に投げつけるな。 おのえりこの「こっちむいて!みい子」を愛読している俺を悪い奴みたいに言うな。
2021-11-24 17:21:03感想まだまだ続くよ。 これ、イカリスに興味がわかない理由なんだよね。視聴者は地球人なんだからおまえの味方するやついるわけないじゃん。それでもこいつはこいつで大変なんだなあって思えるドラマになってた?なんかもう俺の記憶もおぼろげだけど…。 twitter.com/yodobasiend/st…
2021-11-24 18:16:02エターナルズネタバレ! エターナルズでいう大きな正義って、「宇宙の次の生命の種を生むために地球を滅ぼす」なんだよ。 地球人類でさ、この大きな正義に共感する奴いないだろ…。 だから当然、宇宙秩序を乱して地球の破滅を防ぐことになるし、代わりの解決策なんかは提示されない。 そらそうだよ。
2021-11-09 00:22:02なんかさエターナルズって、一作目のスーサイドスクワッドに似てない? 他ジャンルの才気溢れる監督を呼び込んだら、なんか鈍重な映画になってしまったという…。
2021-11-24 18:18:38ある種の属性(そしてそれは現実世界においてマジョリティである属性である場合が多い(と少なくとも考えているひとが多い))はチェーホフの銃に引っ掛からないという傾向があり、これを現実世界における現実の差別の問題として考えるひとがいる。
2021-11-23 03:14:18チェーホフの銃をすり抜けられる属性が必ず現実世界におけるマジョリティであるかというと必ずしもそんなことはなく、現実世界におけるマイノリティ的属性を付与されていながら作中世界ではまったく触れられないケースあるんですが、そのような場合それらは†お約束†として受け手に了解される。
2021-11-23 03:22:37現実世界におけるマイノリティ的属性を与えられていてしかもそれが作中世界でチェーホフの銃に引っ掛かる場合ってのはこの†お約束†を受け手に期待しない作品なわけだ。
2021-11-23 03:22:38いわゆる†お約束†、いかに読むかついてテクストと受け手の間で共有される常識なわけで、当然†お約束†が多い作品ほどフィクションとの関係に熟達していることを受け手に要求する。
2021-11-23 03:24:39もっとも†お約束†の具体的内容はジャンルによってばらっばらなる。あらゆる作品に等しく適用される†お約束†なぞないんだから「現実におけるマイノリティ的属性は全てチェーホフの銃をすり抜ける」という新しい†お約束†を、 あ ら ゆ る 作品に適用しなさい!って働きかけはあまりに困難だ。
2021-11-23 03:33:18さらに言えば「現実世界におけるマイノリティ的属性は す べ て」ってのが困難だ。現実世界のあらゆるものはマジョリティ的であるかマイノリティ的であるか、その両方の性質を併せ持つか、どれかだ。もとより現実世界におけるマジョリティ的属性はチェーホフの銃をすり抜けるので、あらゆるもの(続
2021-11-23 03:41:31承)がチェーホフの銃をすり抜けるようになってしまう。(そりゃ確かにマイノリティとかマジョリティとかは人の属性についてだけ定義されるんだから人の属性以外にならチェーホフの銃が機能してたっていいんだ、って反論はあるかもしれないが、実際のとこフィクションで問題にされるものの8割くら(承
2021-11-23 03:41:32チェーホフの銃は実は作品内部の問題にとどまらない。というのも受け手は作り手の支配下にあるわけじゃないからだ。チェーホフの銃は受け手がテクストに対して適用を試みるものとしての性質をもつ。チェーホフの銃はテクストの読解という行為の主要なルールだ。
2021-11-23 03:55:31ここで私の考えを言っておくと、「ほとんどの読者はテクストに対する注意力の限界において可能な限り厳密にチェーホフの銃を適用しているが、自覚的であるのはそのうちのごくごく一部についてである」です。チェーホフの銃適用がすんなりいく作品は受け手にとって心地いいことが期待できる。
2021-11-23 03:55:32チェーホフの銃適用のために無理のある解釈を要求する作品は受け手にとって心地よくはないだろう。チェーホフの銃適用にたどりつくことができずしかも†お約束†による例外処理も行われないところがあれば受け手の評価にいちじるしい悪影響を与えるだろう。
2021-11-23 03:55:32さてこのようににっちもさっちもいかない状況、どうすればいいんだろう。 策1:新たなチェーホフの銃すり抜け条件の†お約束†を「マイノリティ属性は す べ て」として要求するのではなく、「これこれのマイノリティ属性(女性・黒人・障碍者etc.)は」として要求する。
2021-11-23 04:03:16策2:新たなチェーホフの銃すり抜け条件の†お約束†を特定複数の作品に適用されるものとして要求する。 策1と策2は併用可能だ。策1は「す べ て」について要求しているつもりの人もしばしば無意識に採用している。
2021-11-23 04:03:17策2はいわゆるゾーニングに近い。もっともゾーニングなんて無効だ!すべての作品が対象なんだ!ってご意見もよく目にするので策2を使おうぜってコンセンサスをとるのも実は簡単じゃないんだろう。
2021-11-23 04:07:45人「そもそもチェーホフの銃っていうテクスト読解のルールが差別に根拠づけられてるんよ」 お気持ちは分かりますが結論を急ぎ過ぎです。チェーホフの銃でマジョリティ的属性がすり抜けてしまうのは、むしろ無標vs有標、背景vs図っていう認知の構造があるからでしょう。
2021-11-23 04:11:49当たり前なことを感慨深く言いますがフィクションの世界で無標なもの、背景になれるってことは現実世界においてマジョリティとして特権を舐めてることと裏返しなんだな(少なくともその傾向があるんだな)。
2021-11-23 04:17:13