第36回 AI美芸研シンポジウム「美意識のハードプロブレム・2」

■ 第36回 AI美芸研シンポジウム「美意識のハードプロブレム・2」 12月5日(日)14:30-17:30(開場 14:00) | 望岳荘研修室 講 演 | 渡辺正峰(東京大学大学院工学系研究科准教授、独MPI客員研究員) 講 演 | 髙橋恒一(理化学研究所、全脳アーキテクチャ・イニシアティブ、慶應義塾大学) 小講演 | 中ザワヒデキ・草刈ミカ(美術家、人工知能美学芸術研究会) 続きを読む
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AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

草刈:今回の展示会場からは自然の美を多く見ることが出来る。自然の美、そして芸術(人工の美)をいっぺんに鑑賞できる。AIがテーマになるとメディアアート関連の展示が多く観られるが、我々はコンセプチュアルアート文脈から展示構成をした。 #AI美芸研

2021-12-05 15:00:40
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆AIとコンセプチュアルアート メディアアートに偏りがちな人工知能系の美術において、あえてコンセプトの部分で思惟された作品群は、本展示の特異さであると同時に、AIと芸術の新しい融和の仕方を与えると期待している。 #AI美芸研

2021-12-05 15:01:48
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆渡辺正峰先生 「人工意識の主観テストからヒト意識のアップロードへ」 #AI美芸研

2021-12-05 15:02:54
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:タンスの角に親指をぶつけた瞬間、神経が脊髄を通して脳で処理をする。痛いと感じるのは脳。感じるだけなら指先は必要無い。四肢を損傷したばかりの患者は目を閉じると痛みを感じることもある。 #AI美芸研

2021-12-05 15:04:27
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:脳が痛いと感じるが、あくまで痛いのは指だということを考えて欲しい。ハードプロブレムについてチャーマーズは最近になって言い直している。 #AI美芸研

2021-12-05 15:05:04
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:デカルトの時代、ようやく解剖学が進んだ時代でもあった。風車小屋に意識が宿ったらどうなるのかという思考実験がなされていた。 #AI美芸研

2021-12-05 15:06:00
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆「足をぶつけて痛い」 ①足の指先の痛覚神経が反応し、その情報が脳に転送されている。 ②痛いのは厳密に言って脳である。 ③突き詰めれば指が痛かろうが腰が痛かろうが必要なものは脳であって該当する各々の箇所ではない(そのことは幻四肢などに明白に表れる) #AI美芸研

2021-12-05 15:06:18
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:乗り物に乗って頭蓋骨の中に旅に出たことを想像してほしい。神経細胞はあくまで孤立している。神経管の伝達は化学物質を介して行われる。 誰がなぜ痛いと感じているのか? #AI美芸研

2021-12-05 15:07:51
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:コウモリは超音波の反射から位置を特定する。我々にはこういう感覚は無いが、例えばコーヒーとは何か、複雑な分子運動をしている。このコーヒーが寒さや熱さを感じていないと思うが、なぜか。 #AI美芸研

2021-12-05 15:09:15
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆誰が何故痛いのか? 個々の神経は孤立していて、その情報処理は脳によって行われている。その図式的力動は解明可能である。しかしながら。 「私が痛いと感じている」というシンプルな問いは、神経を解析する最上位に複雑な機構を以てしても解明不能である。 #AI美芸研

2021-12-05 15:09:20
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:この問題についてデカルトはあきらめている。 チャーマーズは哲学的ゾンビの話をしている。見かけは変わらないが意識を持たない存在。存在に意識のふりかけのようなものが無い場合、痛さを感じないのではないか。見える不思議、感覚の不思議がある。 #AI美芸研

2021-12-05 15:11:02
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆意識に関しての処理の仕方 ◇デカルト 意識を、問題から除外した(図式の外にある不明な力とした) ◇チャーマーズ 哲学的ゾンビで我々にないとするなれば、それを補完する宇宙に横溢するものがある #AI美芸研

2021-12-05 15:11:08
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:神経の情報処理だけの存在の場合はゾンビだ。しかし我々は痛みを感じる。何故か。この問題は人類には解けないのかもしれない。 1980年代から意識を本格的に解明しとうとする動きがある。 #AI美芸研

2021-12-05 15:12:26
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆我々は痛く、悲しい。 ①我々が神経と脳の相互作用でなく、ものを感じるのか →これは現在科学では扱える範疇ではないとして初めから除外されていた。 ②現在に至ってはじめて、この問題を拒否を終え、正面から意識の問題にアクセスしようと試みている。 #AI美芸研

2021-12-05 15:12:44
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:AKIRAでは脳が特定の状態になるとサイコキネシスが使えるようになる。 僕たちが研究したいのは、脳の情報処理に伴う独特な感覚だ。それに対してクオリアという言葉は使いたくない。 #AI美芸研

2021-12-05 15:14:49
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:夜見る夢は視覚体験だ。脳がほぼ感覚遮断されているのに視覚体験が出来る。眼球はそういうことがあるが、第一次視覚野はどうなのか? #AI美芸研

2021-12-05 15:16:24
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆NCC(意識に相関した脳活動) ◇AKIRAに おけるAKIRAの神経組織について AKIRAが正常に身体活動とリンクしている際は機能しないものが、ある厳密に調整されたダイナミクスに人工的に組み入れられそこで特定の意識活動を行う場合に、超能力を発動する。 #AI美芸研

2021-12-05 15:17:36
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆意識のハードプロブレム ◇何故赤いリンゴを神経が処理しているとき、私は赤いリンゴを感じているのだろうか この問題は哲学から始まって現代科学にマウントしてさえ、最も単純な部分で解決ができていないもので、故に「意識のハードプロブレム」と呼ばれうる。 #AI美芸研

2021-12-05 15:19:36
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:科学者が悩み続けるループにはさみを入れてらせん状にする必要がある。まずはハードプロブレムを、そうではないものに変えてしまう必要がある。意識を科学的に扱っている時点で従来の科学から外れたものになってしまう。「意識の自然則」の必要性が出てくる。 #AI美芸研

2021-12-05 15:20:50
芸術的民族主義者アキノリ @ACINOLI

渡邉正峰(東京大学大学院工学系研究科准教授、独MPI客員研究員)先生 「人工意識の主観テストからヒト意識のアップロードへ」 痛いと感じるとき、感じているのは脳にある意識である 意識は脳なのか身体なのか 従来の科学では意識とか主観体験といったものは記述できていない #AI美芸研 #AI美芸展 pic.twitter.com/fY6UX64YKX

2021-12-05 15:21:52
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AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:相対性力学では何で光速度が不変なのかは問えない。 #AI美芸研

2021-12-05 15:22:06
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:ハードプロブレムは仮定せずに意識の謎を解こうとしていたからではないか。はみ出すなら、新たな土台が必要だ。そうすることでハードプロブレムがハードプロブレムではなくなる。チャーマーズは明示していないが、そういうことはわかっていて暗示的に記している。 #AI美芸研

2021-12-05 15:23:11
AI美芸研(人工知能美学芸術研究会) @AIbigeiken

渡辺:チャーマーズの情報2相理論を紹介する。 #AI美芸研

2021-12-05 15:24:04
フルヤアツシ @ves_telesterion

◆Point Of No Nande_科学の根底にあるもの 相対性理論の行きつくところ、「宇宙はこうなっているものだよね」という問題提起不可地点であった チャーマーズは意識においても「 情報がある所には意識が存在している」地点を設定したが、それはすでに汎神論的であって説得力にかける。 #AI美芸研

2021-12-05 15:25:20
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