- AIbigeiken
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■「群知能」の定義 微生物や、昆虫、魚などに見られる、個体としては独立しながら全体として複雑で構成的な振る舞いをする →これは人工知能の分野にも応用され、基礎的な思想の一つとなっている。 #AI美芸研
2021-12-18 14:46:16中ザワ:そもそも群知能という言葉に関心を持っていた。2017年の三輪眞弘は分散知能と呼んでいたが、またりさまも群知能的な音楽だ。#AI美芸研
2021-12-18 14:46:25中ザワ:芸術の分野でも分散知能や群知能を参照している人はいる。個々のエージェントは単純な機能であるにも関わらず、数が集まることでそこから双発する知性がある。栗原の言葉がはっきりしている「群れることで、各個体の能力を超えた能力が、群れ全体として創発される知能のことを群知能と呼ぶ。」
2021-12-18 14:49:20中ザワ:人工知能のアプローチにはシンボリズムとコネクショニズムの二つにわけられる。今のニューラルネットワークはコネクショニズムの考え方だ。今回はボトムアップ型の話が栗原先生からは聞けるのではないか。 #AI美芸研
2021-12-18 14:50:56小講演「ハチ博物館の驚異と、富永朝和氏による特別講演について」 AI美芸研発起人代表、中ザワヒデキ 企画制作、草刈ミカ ハチの巣に見られるように、群れが各個体を超えた知能を創発することを群知能と呼ぶ 芸術でも科学でも、機械の感性による機械の創作に示唆を与える #AI美芸研 #AI美芸展 pic.twitter.com/XjgNzLp9lW
2021-12-18 14:51:33中ザワ:この対立は絵画で言えば、ヴェネツィア派とフィレンツェ派の対立だ。点の集合でとらえるのは原子論的な世界観だ。コンピュータ的にはビットマップ。このような考え方は人工知能を作る際にも重要な問題だ。 #AI美芸研
2021-12-18 14:52:51中ザワ:第三次ブームの人工知能は深層学習の成果から生まれた。シンボリズムの考え方から生まれたこのブームはもう終わったと言っていいかもしれない。次のステップも群知能型の考え方から生まれるのではないかと思う。それは蜂の巣でありアリの巣であり、群れることで生まれる知性のことだ#AI美芸研
2021-12-18 14:54:23栗原:場違いな気もしているが、面白いネタも持ってきているのでよろしくお願いします。今日は創造性の話。去年の手塚治虫の話も面白かったので紹介したい。僕自身は人工知能の話は大学時代からずっとやっている。社会性生物、昆虫はたくさん自然界にいる。 #AI美芸研
2021-12-18 14:59:35栗原:分散処理という話があったが、群れるということはどういうことか?群れ方にはいくつかある。中央制御型、直接協調型、間接協調型だ。人間は優秀な人間がいれば中央制御型がいいだろう。しかし問題がある。周りが増えてくると時間的な遅れやその他の問題が起きてくる。 #AI美芸研
2021-12-18 15:00:49栗原:直接協調型はお互いがルールを決めあって協調する。人類が科学技術的に使えるのは中央制御と直接協調のやり方だ。群知能と呼ばれるアリなどは関節協調型だ。 #AI美芸研
2021-12-18 15:02:46■工学的解釈としての”群れ” ①中央制御型 中枢があってコントロールできる。統率が容易に取れるが拡張性が低い ②直接協調型 直接にそれぞれ結び合っている。インターネットの仕組みや直接民主制の仕組み ③間接協調型(≒群知能的) 昆虫等。直接のコミュニケーションを取らずに強調 #AI美芸研
2021-12-18 15:04:08同期してきた #AI美芸研 pic.twitter.com/ArNiNW564Q
2021-12-18 15:05:46栗原:メトロノームの同期現象を紹介する。床に置いたメトロノームがばらばらに動いているが、時間が経つとタイミングが合ってしまう。理由は何か。台がヒモで吊ってあるので、ゆらゆら動いている。 #AI美芸研
2021-12-18 15:06:18栗原:アリの巣の最適化の話。アリは歩きながらお尻から道しるべを出している。餌までの道のりが、最適化されることでだんだん最短距離になってくる。1970-80年代に提唱された。 #AI美芸研
2021-12-18 15:07:43■生物群における同期現象 ・同期運動 空中から吊った板の上に速度の違う回転体を配置すると、最終的に板の傾きの力によって回転速度等が等しくなる。 ・アリの行列 フェロモンによって調整され、自動的に最短ルートを選択するような形状を保ち続けることが出来る。 #AI美芸研
2021-12-18 15:08:12