- mocharn3rd
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熹一がケルシーに声を出す。 「この任務ってなんだったんスか」 ケルシーがペットボトルの水を飲みながら言う。 「ロドスに新しく戦力を増やすための任務だよ」 「分かった。言い直しますわ。ワシがこの任務に向けられた理由を知りたい」
2022-01-03 18:06:37「君やアレックスが灘の技を使えば、この状況に有利だと考えた。これから先には灘神影流の技が必要だと思って、君を作戦に勧誘した」 熹一は首を振った。 「/こいつらを教導せえって話か?」 「話が早いな。君が望むのならそうして欲しい」
2022-01-03 18:07:54カシャがケルシーへの背中を叩く。 「ケルシー先生さぁ、そういうの敵を作ると思うんですよね」 「そうかな、キー坊はそんなに嫌がらないと思ったが」 「まぁそうやけど……」
2022-01-03 18:09:16カシャは熹一の背中を軽く叩く。 「私の出た錆だからみんなあんまりムキムキしないでほしい」 スプラトが笑う。 「いやホントお前の錆やけどな」 熹一がスプラトの脇腹をポンポン殴った。スプラトが熹一へと話す。
2022-01-03 18:12:52「どうだと思う」 「急に何を言うねん」 「私が生み出した門下生たちだ」 「……。ええと思うけど、もっと励んでほしいとは思うな」 「そうだな」
2022-01-03 18:13:05スプラトが首をひねる。熹一が深呼吸した。 「あの"ユダ"が一番のヤツだけど、ユダは体が作られてなかったからな」 「ちゃんと灘の技を使えているものはいなかったと?」 「いや、……いや、お前の教導はうまかったと思うで。悔しいけどな」
2022-01-03 18:13:18熹一は軽くジャンプする。ぐるりと首を回す。 「言っちゃ悪いとは思うが、サラマンダーが一番強かったな。鬼龍みたいな奴が強い気がするわ」 「そうだろうそうだろう」
2022-01-03 18:13:31スプラトがわくわくしながら話す。 「お前そういうところが……」 ケルシーが熹一とスプラトの背中を叩く。 「帰ろう」 カシャとアンジェリーナががあちこち撮影して、降りていく。 ふらっと見た窓は、赤と青が輝いた空だった。
2022-01-03 18:13:44