男女共同参画と雇用と家計
- crowserpent
- 3253
- 0
- 1
- 0
「『負のインセンティヴ・スパイラル』によって温存される『統計的差別』」をトゥギャりました。 http://t.co/3tC4hTk
2011-08-31 00:04:40あとで読む。というか考える。 RT @NEWS_0: Togetter - 「『負のインセンティヴ・スパイラル』によって温存される『統計的差別』」 http://t.co/W4ulrJH
2011-08-31 07:20:17ロールズの格差原理は、ひとつの良い基準ではあるとは思うけど、(数学の用語を借りれば)公理としての説得力が少なくとも私に対してはないんだよね。
2011-08-31 10:05:22だからそれが他の公理(私を含めて一般に受け入れられているもの、たとえばミルの意味での自由)と矛盾する場面で、格差原理をより強いもの、あるいは少なくとも同等の力を持つものと見なせない。
2011-08-31 10:06:50たとえると、「物の値段が安い」は良い状况のひとつだけど、それで売る方が暮らせないならダメだ。「物の値段は安くあるべし」を原理として押しつけることはできない。
2011-08-31 10:10:00もうひとつ、新しい方のリベラリズムは、少なくとも日本語の空間では、「自由」という言葉に複数の意味を持たせてしまったようだ。縛られないという意味の自由と、何かしたいことをする力があるという自由。
2011-08-31 10:14:32いまセン「不平等の再検討」を読んでるが、「自由」を頭の中で「能力」と置き換えないと読み進められない。これを「自由」と読ませることがすでにリベラリズムのドグマなんだろうなと思う。
2011-08-31 10:17:00広く認められている「法の下の平等」を(論理でなく言葉として)利用して「私人間の平等」を認めさせようとするのと同じように、元の意味での自由を利用して別の意味の「自由」を認めさせようとしているように見えてしまう。
2011-08-31 10:18:48男女共同△についてはひとつ大きな疑問があるんだが、もしかしたらさっきのRTのやつで解決されてるかも知れないので、それは読んでから。
2011-08-31 10:20:48あと、「統計的差別」は初めて聞いた言葉だが、なかなか的を射ていると思う。「確率的差別」まで踏み込めば、もっと分かるんじゃないかという気がする。
2011-08-31 10:21:35「インセンティブ・スパイラル」で、個々の企業がどれだけ差別をせずに採用しようとしているかを被差別者が見ずに、一般に企業に求職する動機を自ら失うことは、差別意識と同じ構造だとか思ったり
2011-08-31 15:59:36前のこれ、「統計的差別」という概念に引かれていくつか流し読みしてみた。|RT @NEWS_0: Togetter - 「『負のインセンティヴ・スパイラル』によって温存される『統計的差別』」 http://t.co/TztpZCA
2011-09-01 12:21:46とぅぎゃられてるつぶやきは「統計的差別」を悪としたい立場のものなので、「統計的差別」そのものをちゃんと見たい自分にはほとんど意味がなかった。ブログ記事も、ロールズ前提では私の興味の外だった。
2011-09-01 12:26:41ちょっと興味深かったのがこの論文。流し読みしてみた|山口一男「男女の賃金格差解消への道筋:統計的差別に関する企業の経済的非合理性について」: http://t.co/NFUe21n
2011-09-01 12:27:47主張したいところに持ってくために少し論理に瑕疵があるようだったが(例えばコース制のとこ)、一応話としては、統計的差別を頭から悪とせず、非合理だと示すことを試みている。この方針でないと、リベラルと原理を共有しない非リベラルは納得しないだろうな。
2011-09-01 12:31:39この節に理があると思う企業は採用してみてはいかがか、と思った。ただし私は否定的。離職による損失は企業にとって全く線形でない。たとえば3年後の男女合わせての離職率が0.1であるのと0.9であるのとで、利益の減少は9倍で済むか。
2011-09-01 12:36:53そもそも、女性労働者が企業に与える効用を式(1)のように定式化した時点で、女性労働者がどれだけ離職しようが企業経営が成立することを前提としているんだよな。
2011-09-01 12:41:10