天才・成田助教授の「切腹」発言に、納得できる? 社会保障は「高齢者の集団自決」で解決!? ――立ちすくむ国家、スウェーデン、空間ヘルスケア
これは長期的な目標だが、短期的にも急ぐ必要がある。というのは、インフレ(スタグフレーション)が足元まで迫っているので、供給制約を緩めるために、ロボットの導入が必要だろう。
2022-01-16 22:47:07成田氏の話に戻ると、社会的に重要なポジションにいる高齢者、たとえば高齢政治家の引退が必要だという話があって、それも「切腹」という比喩で言おうとしていることらしい。
2022-01-16 22:48:35そして、政治家の若返りだけではなく、電子政府化、政治のデジタル化、EBPMなどのIT活用はこちらでも必要となる。成田氏の言葉で言うと、「データ民主主義」だ。
2022-01-16 22:50:27岸田政権になってから、マイナポイントの給付に合わせて、マイナンバーの健康保険証としての利用が始まる。が、将来的には電子カルテとの連携も視野に入るだろう。
2022-01-16 22:52:59電子カルテが具体的に何がいいかといえば、たとえば過剰投薬も見つけやすいし、薬やワクチンの副作用を長期的に追跡するとか、大規模なデータ利用をするのに必須だ。
2022-01-16 22:54:31ところで、グロービスの対談動画では、成田氏と小黒氏が別々に喋っていたが、私は両者の主張を両方聞いているので、ある程度は共通化できる部分があると思う。例えば?
2022-01-16 22:56:42たとえば、小黒氏のキーワードに「脱政治家」というのがある。たとえば、年金における「マクロ経済スライド」がそうだ。政治家が決めるのではなく、自動的に決める仕組みづくりだ。
2022-01-16 22:58:08また、小黒氏は別の場所で「ケアコンパクトシティ」を提唱しておられる。これが、成田氏の「センサー民主主義」と結びつくかもしれない。どういうことか?
2022-01-16 23:01:04project.nikkeibp.co.jp/event/vfp/heal… 空間×ヘルスケア 2030|ビジョナリー・フラッグ・プロジェクト(VFP)|日経BP 総合研究所の 新事業創出ソリューション
2022-01-16 23:04:12そしてこれは、「切腹」のような極端なイメージよりかは、「孤独死してないか、センサーで確認する」というような、「ソフトな管理社会」の方が実態に近いだろう。
2022-01-16 23:09:34さて、成田氏の話に戻ると、日本人の学者では珍しく、タコツボ的な専門領域に閉じておらず、「オープンエンド」な議論を可能にしている。そこが魅力的で、こうして言及している。
2022-01-16 23:13:49「切腹」「自決」はどうかと思うが、ある種ヒッチコックの「マクガフィン」みたいなもので、その言葉自体が重要ではなく、むしろその空疎さを埋める物語(議論)が展開される方が本質なのだ。
2022-01-16 23:16:02逆に、学者っぽく、「経済指標のXが、何コンマ何ポイントで……」とか専門用語を駆使すれば、素人からツッコミを入れられることもないし、あるいは「東大話法」みたいなはぐらかしも可能だ。
2022-01-16 23:17:53天才があえて強い言葉を使ったので、議論を展開できるのであって、落とし所の「空間ヘルスケア」とかを、最初から出しても、インパクトがないだろう。最初が「切腹」だから、位置エネルギーが生じるのであって。
2022-01-16 23:20:43ここで、かなり話題が飛躍するし、急に別領域の話になるが、『新世紀エヴァンゲリオン』の解釈とか、『ひぐらしのなく頃に』の推理合戦、みたいな魅力が、成田氏の発言にあるのかもしれない。
2022-01-16 23:23:11『エヴァ』も『ひぐらし』も、あとそれらの前からある『ツイン・ピークス』とかも、不自然な状況や展開なので、謎を埋めようとして、解釈の欲望が湧いてくる。
2022-01-16 23:24:42成田氏は、天才と呼ばれる存在なのに、「老害は切腹」みたいな突拍子もない発言をするので、何か整合的な意図があるのだろうと考えて、こうしてあれこれ考察できる。
2022-01-16 23:26:18そういう解釈とか、「二次創作」的な、アレンジしていく余地がある所が、成田氏が人気な原因のひとつだと思う。それは、メディアでの成田氏が、難しい言葉を使わないでくれるので、可能になっている。
2022-01-16 23:29:13