インラインスケートの始め方。

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怪力熊女 @M_Igashi

インラインスケートを始めたい人へのバイヤーズガイド。ショートアンサーはデカトロンのoxcelo MF500かRollerbladeのTwister Edgeを買う。ロングアンサーはスレッドに。

2021-09-10 22:40:54
怪力熊女 @M_Igashi

多くの人がAmazonで「インラインスケート」と検索するところから始めるんじゃないかと思うけど、これは一番やっちゃいけないし、買うべきじゃない。99%は中華系のゴミしか出てこない。唯一K2のソフトブーツは許容できるけど、ぜんぜんファーストチョイスにはならない。 amzn.to/3tt0ulu

2021-09-10 22:40:55
怪力熊女 @M_Igashi

インラインスケートはスニーカーのような靴にシェルがついたソフトブーツと、スキーブーツのようなシェルとインナーブーツで構成されているハードブーツがある。履きやすくほとんどの人の足の形状に合うソフトブーツが初心者に勧められることが多いけど、ハードブーツのほうが練習しやすく長く使える。

2021-09-10 22:40:55
怪力熊女 @M_Igashi

インラインスケートは、スキーブーツと同じく「足が固定されていること」のメリットを活かしてブーツに依存してコントロールするシーンが多いので、容易に変形するソフトブーツは技術的な制限が多い。同じ理由でジャストサイズでないといけない。つまり履きにくいくらいがちょうどいい。

2021-09-10 22:40:56
怪力熊女 @M_Igashi

関東近辺だと神田小川町のS-FOURくらいしかないけどフィッティングができるオンサイトで買ったほうがいい。オンラインで買うなら返品保証がついているところ。履いたときにつま先がブーツの先端に当たって、足首を完全に引いて曲げた状態で指が僅かに動くくらいがジャストサイズ。多分想像より小さい。

2021-09-10 22:40:56
怪力熊女 @M_Igashi

もうひとつ、フレームが分離交換できるタイプとリベット留されているタイプの違いがあって、基本的には前者を選ぶ。後者で許容できるのはK2とFILAのソフトブーツ、Powerslide Zoom、Rollerblade macroblade、oxelo FIT500のみ。とにかく安く始めたいという人はこの中から選ぶのもあり。

2021-09-10 22:40:57
怪力熊女 @M_Igashi

3輪か4輪かについては、初心者は4輪を選択すべき。理由は3輪は100mm以上の大径ウィールが大半でスピードが出るのでヒールブレーキでの制動力を超えてしまうことと、初心者が学習すべきエッジワークと重心把握は4輪(74mm-86mm)のほうがわかりやすい。

2021-09-10 22:40:58
怪力熊女 @M_Igashi

で、専業メーカー製でフレームが分離できるタイプのハードブーツとなるとPowerslide NEXTかFR Skates FR3かRollerblade Twister Edgeになる。Twister Edgeはヒールブレーキパーツが付属しているので、箱を開けてすぐ始められるという点でオススメ。

2021-09-10 22:40:58
怪力熊女 @M_Igashi

oxeloはデカトロンの幕張か西宮に行けばフィッティングできる。MF500は通販だとブレーキが注文できない。またウィールが82Aと柔らかすぎるので84A-86Aの間のものに交換したほうがいい。ウィール他のセットアップがすぐれている3輪のMF900を買うのも一手。

2021-09-10 22:40:59
怪力熊女 @M_Igashi

Twister Edgeにもいえるけど、80mmのウィールを交換するなら、前後の2輪を76-78mmにしてロッカリングしてもいい。スケートのステアリングが利きやすくなるので、初心者こそロッカーセットアップを検討すべし。

2021-09-10 22:40:59
怪力熊女 @M_Igashi

あとプロテクターとヘルメット。アイススケートと違って地面は滑らないからプロテクターなしで転ぶと絶対に怪我をする。転ばない自信がついてヘルメットなしで滑ってもいいけど、なにか練習する時は必ずフルプロテクション。No protection No progress。

2021-09-10 22:41:00
怪力熊女 @M_Igashi

ちなみにボクのセットアップはカーボンシェルのPowerslide Hardcore EvoブーツにEndless フレイムロッカー4輪セットアップ、Hydrogenウィール90mm 85A。日本でそろえると多分10万円くらい。ほぼほぼハイエンドでこれなので、自転車に比べたらタダみたいなもの。 pic.twitter.com/bStDGTrnE4

2021-09-10 22:41:03
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怪力熊女 @M_Igashi

フィットネススケートのビルディングブロック。A地点からB地点に移動する運動のためにインラインスケートを始める人のためにどうやって練習すると効率がいいかと習得する必要がある技術を解説します。

2021-10-11 03:39:47
怪力熊女 @M_Igashi

まず練習場所。フィットネススケートはアスファルトのサイクリングロードや遊歩道を安全に快適に滑るスポーツなので、河川敷があれば理想。初めてスケートを履く人は、最初はできればコンクリート敷の駐車場や高架下など、ある程度広さがあってなめらかな地面がある場所で始める。

2021-10-11 03:39:47
怪力熊女 @M_Igashi

基本的に自転車で走れる場所はスケートで滑れる場所になるけど、街中を自由に滑るシティースケーティング、アーバンスケーティングをやるには追加で習得しなければいけない技術がいるので、練習場所まではスケートを履かずに移動する。 youtu.be/9D1lXcwsKpU

2021-10-11 03:39:48
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怪力熊女 @M_Igashi

またビギナーは減速コントロールができないので、ダウンヒルはできるだけ避けるか、避けられないときはスケートを脱いで移動することも考える。

2021-10-11 03:39:49
怪力熊女 @M_Igashi

フィットネススケーターが習得しなければならない技術は、(ペンギンウォーク)、グライディング、ヒールブレーキ、Aフレームコントロール、プラウ(ストップ)、スウィズル、パラレルターン。これにTストップとクロスオーバーができるようになるとヒールブレーキを外してもいい頃。

2021-10-11 03:39:49
怪力熊女 @M_Igashi

これらの技術は雪豹氏の動画を見れば練習方法も発展段階もわかる。 youtu.be/GU4CIjgpNIQ 膝と足首を曲げて重心を低くする。Stay Lowはスケートの原則で、特にビギナーは転ぶときに地面への距離が短くなる分安全になるし、足首をしっかり曲げることでブーツへのこなれ感も早くなる。

2021-10-11 03:39:50
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怪力熊女 @M_Igashi

ペンギンウォークはアイススケートをやったことがある人はスキップできる練習で、V字に足を開いて歩き出せば自然に前に進む。片足に乗る時間をできるだけ長くすることで滑走効率が上がる。これがグライディング。片足バランスはスケートの永遠のテーマで、いいグライディングは気持ちよさにつながる。

2021-10-11 03:39:51
怪力熊女 @M_Igashi

減速と停止ができないとスピードを出すこともできないので、ビギナーはヒールブレーキをちゃんと使えるように練習する。ヒールブレーキもStay Lowだと使いやすい。ブレーキが付いていない足に体重を載せて片足バランス、ブレーキ足を体重を載せずに前に突き出してブレーキをかける。

2021-10-11 03:39:51
怪力熊女 @M_Igashi

Aフレームコントロールは脚を肩幅より少し広めに広げて始めたその日にでもブレーキとターンをできるようにする技術。このときAになるのは脚で、足首はそれ以上内側に押し倒してはいけない。(アイススケート場でみる刃を内側に倒してペタペタ歩くダサいアレ)ソフトブーツが陥りやすいので特に注意。

2021-10-11 03:39:52
怪力熊女 @M_Igashi

プラウはスキーと同じ要領でAフレームの状態でヒールを前方外側に押し出して摩擦を作って減速する技術。Tブレーキを最初に練習する教則があるけど、Tブレーキは片足バランスがかなりのレベルにならないとうまくできないのでくじけやすい。プラウ→ソウルブレーキが正解。 youtu.be/UmH866Vlw8s

2021-10-11 03:39:52
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怪力熊女 @M_Igashi

スウィズルはレモン型に両足を開閉して前(後ろもできる)に進む技術。youtu.be/lFANjLJ0B9M アイスホッケーでパワースケーティングとよばれる練習の一環。インサイドエッジの使い方、重心移動、足裏感覚を養えるほか、日々のスケートに取り入れてアクセントとして楽しめるようになる。

2021-10-11 03:39:53
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怪力熊女 @M_Igashi

パラレルターンはスキーと同じくこれができるようになると一生このスポーツを楽しめるようになれる重要な技術。スキーより習得にかかる時間は短い。足を前後に少し開いてターン円の中心に体を倒し込み、スキーと違って内足を先行させて曲がる。 youtu.be/KNPvwGtTsgE

2021-10-11 03:39:53
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怪力熊女 @M_Igashi

内足が必然的にアウトサイドエッジを使うのでこれがグライディングでのバランス調整の役に立ち、スケート技術全体の向上につながる。そしてスケーティングが圧倒的にカッコよくなる。パラレルターンを連続して行うとスラロームになり、荷重のタイミングで加速、減速の両方ができる。

2021-10-11 03:39:54