「子供に新型コロナワクチンを打つメリットは無い」というデマが急増中

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

「子供に新型コロナワクチンを打つメリットは無い」というデマが急増している。 そのほとんどが「ワクチンを打っても感染する」「心筋炎のリスクがある」など、効果とリスクに関する言説である。

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ワクチンを打っても感染することがあるのは新型コロナワクチンだけでなく、インフルエンザワクチンや麻疹ワクチンなど全てのワクチンで同じである。 ではなぜ打った方がいいのかというと、感染した時に重症化するのを抑えることができるからだ。

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「子供は重症化しない」というデマも見られるが、確かに人数は少ないものの、重症化したり後遺症になったりする子供も確認されている。 ワクチンを打っていればそうなる危険性を減らすことができる。

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なお、そもそもの話だが、子供はずっと子供のままではなく、当然ながら歳を取る。そうすると重症化リスクは年々上がっていくことになる。 もはや新型コロナウイルスが今後地球上から消滅することはないので、いずれは人類のほぼ全員が新型コロナに感染する。

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いずれ感染するならワクチン接種は早い方がいい。 日本では子供時代に20回以上ものワクチンを打つが、多くのワクチンを子供のうちに打つ理由はそのためである。

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ちなみに「ワクチンを打っても接種から半年たつと効果が無くなる」というデマがSNS等で散見されるが、時間が経つと減るのは中和抗体であり、たとえ中和抗体が減ってもウイルスが侵入してきた時に素早く抗体を産生できる仕組み（免疫記憶）は残るため、未接種と同じ状態に戻るわけではない。

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新型コロナワクチンの2回接種から時間が経った人でもコロナ感染時の重症化が防げているのはその「免疫記憶」のおかげなのだ。

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また、「ワクチンを打つと心筋炎になるリスクがある」というのもSNS上で頻繁に言われているが、ワクチン接種により心筋炎になるリスクは若者でも1万人に1人以下とかなり低く、しかもいずれも軽症である。

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一方、新型コロナに感染すると心筋炎のリスクは遥かに高い。従来株に関しては感染者の実に8割近くで心筋炎が見られた。

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早かれ遅かれ誰しも新型コロナウイルスには感染するので、感染した時に重い心筋炎になるのを防ぐためにもワクチンは有効である。

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だが「自分の子どもにはワクチンは打たせません」と宣言している、いわゆる反ワクチン派の親が、「うちの子はワクチンを打ってないので、集会などの人が密になるイベントには子どもを参加させません」と言うならまだ理解できるのだが、「参加させないのは差別だ」と言う保護者が多いのは正直目を疑う。

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ワクチンを打っていないということは、それだけ感染時のリスクが高い。 反ワクチン派の人々には、いわゆる「自然派」（＝自然のものは人工のものより体にいいという信仰）の人が多く含まれているようだが、ワクチンによる「人工免疫」は体に悪く、「自然免疫」は体にいいと思っているらしい。

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ワクチンが無かった時代には、実際に多くの子どもがウイルス感染により重い障害を負ったり死亡したりしていた。 ワクチンが多くの子どもを救ってきたことは、紛れもない事実である。

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ワクチンがこの世に生まれてから200年あまりたつが、反ワクチン派の親によって200年も前の生活を強制される子どもが多数出てしまうであろうことは誠に心苦しい限りである。