光堕ちに対する疑義

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

なんかさ、光堕ちさせるって結構勇気いるのにする作品ってすげえなぁと嫌味抜きで思う。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

ふと、幼少期に読んだダレンシャンを思い出したのよ。スティーブがダレンを憎んできた人生は仕組まれていたって言われて脱力してるのを、ダレンは憎しみを煽って復活させて相討ちに持ち込んだ場面。スティーブの生き方は悪ではあったけど無駄ではない、って表現いい。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

光堕ちって悪の過去も信条も否定させる行為だから、味方サイドに神の視点から「正しさ」を付与させちゃう。敵味方の力関係のバランスが崩れるから、結果使い難そうなんだよなあ。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

「光堕ち否定したら全員自己中心に動き回って物語に深みが出ないじゃん！」というとそうでもない。なぜなら、「信条を変える」と「距離感を覚える」は違うから。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

信条を変えるのはそれを獲得するまでの人生までも否定するから、大抵よっぽどフラフラ生きてる人間にしか使わない。人気キャラに使うって勇気いる。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

カウンセリング受けたことある人ならわかると思うけど、これまでの人生否定して、考え方変えるって、覚悟してても精神ぶっ壊れるくらい辛い

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

対して、距離感を覚えるっていうのは自分のやりたいことは変わってない。むしろ、自分のやりたいことのために周りを利用する。最近の例で言うと呪術廻戦かな。釘崎だったら先輩や同級生と親睦を深めたからといって「閉鎖社会からの脱却」の核がブレたわけではない。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

安易な信条の変更がない作品って人と人との関係が対等。正義と悪が存在しない作品の深みはここから始まると思う。

天野/ノベル初心者 @AMANO26860782

だからヤキトリ好きなんだ。あいつら、閉鎖された星から広い宇宙に出て知見を広めて仲間の大切さを学んだのかと思いきや自分が一番大事なまま。実は距離感を覚えてく話だったって言う。 でも、何色にでも染まってしまう若者でこの話をやれるのは純粋にすごい。