首都大の加藤英寿先生による南硫黄島の自然についてのお話
おはようございます。あとちょっとで非常勤先の大学着です。今日の授業は首都大学の先生による南硫黄島の自然についての特別セミナーになってます。日頃聞けない話を聞くのが楽しみです。
2009-12-15 08:18:59@tomoyuki_ohashi 硫黄島関連で、、この間、硫黄島からの手紙をテレビで観ました。テレビから日本語が聞こえてくるのがなんだか不思議でした。とってもいい映画だったので日本に帰ってDVDを借りてもういちどみたいです。
2009-12-15 20:06:04@ryokosaur アメリカ版、日本版まだどちらも観てないです・・・。ちなみに硫黄島は最近、読み方が「いおうとう」になったみたいですね。
2009-12-15 20:52:34今日の首都大の先生による南硫黄島のお話、非常に面白かったです。南硫黄島、皇居くらいの広さに東京タワー3つ分の高さの山が海に浮かんでいるイメージらしいです。で、平地がまったくない(海岸にも)。傾斜のとてもきつい斜面だらけらしく、調査にはクライミングの技術がいるとか。
2009-12-15 20:54:41学術調査、もしくは計画的に人が入ったのが25年ぶりだったらしく、また、わかっている歴史の上でも一度も人間が生活のため上陸したことはない、全くの手つかずの自然が残る貴重な島とのこと。
2009-12-15 20:56:24そんなわけで、島は固有種の宝庫で、今回の調査でも4種の新種カタツムリが見つかったとのこと。そもそも海洋島にどうカタツムリが辿り着いたのかはまだちゃんとわかっていないらしい。
2009-12-15 20:57:51硫黄島を南北に挟んで、南硫黄島と北硫黄島があるのですが、北硫黄島は人が戦前、生活していて、外来種のネズミが紛れ込んでいたため、ウミドリの数が少なかったり、南硫黄島とは生物種の構成がかなり異なるとのこと。
2009-12-15 21:02:30人為的な外来種の移入が全くなく(調査隊もそれに気をつけて、種子一つ持ち込まない徹底した準備をしたそうです)、ウミドリがほとんど人を恐れないらしい。
2009-12-15 20:59:59@Tatsu_Hirasawa 首都大学、加藤英寿先生という方が今回(2006年)の調査のリーダーで、今日、お話をして頂いた方でした。
2009-12-15 21:05:29たくさんある小笠原諸島の中で、南硫黄島だけが人の介入を全く受けていない島で、他の島はほぼ人による外来種の移入(故意の場合も、船に紛れ込んでいる場合も含めて)の影響で、固有の生態系が壊滅しているということでした。
2009-12-15 21:07:26でも「保全」のために外来種を排除すればよいかというと、すでにその外来種に依存している生態系ができつつあり、何を足す(以前のように戻す)べきか、何を引く(外来種を除く)べきかは、非常に難しい問題とのことでした。
2009-12-15 21:08:592006年の調査では、植物、動物(昆虫、脊椎動物)、地学(火山島なのでその成因)の専門家10名程度、クライミングのプロ、ダイバー(島には船が着けられない)など10名程度の23名が10日間の調査を行ったそうです。
2009-12-15 21:12:39お話を聞いていて、そんな自然をこの目で見てみたいと思いましたが、南硫黄島まで、最寄りの父島から小さな漁船で17時間かかる・・・という部分にやや尻込み。。。
2009-12-15 21:14:21@ryokosaur 今日の南硫黄島の話の中で出てきたのは、ウミドリ数種と、オオコウモリだけでした。
2009-12-15 21:16:02@ryokosaur 遠いですよね、だから調査隊になるためには船酔いしない、ロッククライミングができる、10日間くらい風呂に入らなくても平気・・・など、「強い」人がまず調査隊の資格アリだそうです。
2009-12-15 21:18:46調査の「持ち込まない」は非常に徹底されていたそうで、荷物だけではなく、人の排出物も注意されたとのことでした。「小」はフィルターで濾して済ませ、「大」はなんかそういうのを処理する簡易トイレの上で済ませ、丸めて全て持ち帰ったそうです。
2009-12-15 21:24:59