2011/9/7・18：00開始　東京電力による「原発」に関する記者会見

東電「水処理週報プラント内貯蔵量87770m3　前回から3320減少　プロセス主建屋高温焼却炉建屋貯蔵量16820m3　2260減少プラント側集中廃棄物処理建屋減少傾向にある　処理量は8/31～9/6　11450m3第二セシウム吸着装置3840m3　キュリオンとアレバは90.6%　サリーは91.4%　これまでの処理稼働率から見ると過去最高　6/17運転開始以降全体稼働率は71.8%　サンプリング結果DFは予定の性能発揮されている　原子炉注水は今回全量水処理システム処理水使っていて累積処理水24248m3　今週2701m3　淡水補給なし　出てきている塩水RO膜通った濃縮塩水受けタンク34489m3　濃縮廃液2540m3　廃棄物発生量廃スラッジ555m3　ヴェッセル173本発生　サリー5本入っている

来週分予想　昨日9/7から9/13まで　処理量10920m3と予想しているがセシウム吸着装置と除染装置90%　サリー80%見込んでいる。この稼働率用いて添付資料3　滞留水ホットウェルH/Wが復水器からの受け入れ　注意書き書いてあるが2,3号機ともOP3000に9月中旬到達　集中ら度貯蔵量セシウム吸着装置除染装置停止　3日予定　これまで水処理優先して点検できていなかったキュリオンHスキッドポンプ類　その他必要な修理をこの時間に合わせて実施　この装置停止に関しては引き続きタービン建屋水位見ながら判断したい。万一豪雨あり水位下がり遅いならあと送りにすることも考えている

6/24福島第二で感染性結核患者いらっしゃった件、保健所から濃厚接触者について2ヶ月後検査受けなさいと指示　検査受検　協力企業から結果は言ったのでご紹介29名のうち4名陽性　25名陰性　4名の陽性になったもののうち3名が精密検査受けて排菌していないとして感染性無いと診断、残り1名は9月中旬精密検査受ける　通常業務行っている。」

• 質疑
  共同通信佐分利「4週で廃スラッジいっぱいになると思うが上澄み取る方法で今後どうやっていくのか　9/13からの調整のための停止期間中サリーはどうなるか」
  東電「廃スラッジは保管容量増設工事行っている。スラッジが溜まってくると上澄みとスラッジに分離されるので上澄み吸い出して減容すること考えている　先般アレバ除染装置は凝縮沈殿槽前段後段2段のうち一段でDF所定数値達成できると後段運転していない　その分スラッジ抑制されるので運用方法見直しも考えている。廃スラッジ抑制検討している。9/13～15第一第二セシウム吸着装置と除染装置停止させるがサリーは運転　25t/hだが滞留水は2系列運転して処理量50t/h　1200m3/日出せる運用案ある。」
  佐分利「増設で使えるタンクがあるのか」
  東電「ペレット貯留槽3つあるものカウントするか確認する。今使える見通しを記載。参考だが使用済みヴェッセル393本　先週ご報告の量より工事進んだのでヴェッセル保管場所増えている　先週は201本　190本分新たに確保」

朝日こん「注水方法3号機で給水系からを1m3/h減らしたが判断理由詳しく　2号機での導入　シャワー方式9月中で間違いないか」
東電「本日の判断は温度変化見ていると注水量全体減少から温度下がりペースは小さくなっているが6時かんで0.2～0.3度下がっているので低下傾向は確認　注水量低下しても問題ないだろうと　給水系5　炉心スプレイ3で2日みて更に下げられるか判断。2日後4減ずること出来れば元の注水量に戻る。同じ7入れていたにしても下がり方以前より大きくなるなら炉心スプレイ系からの冷却効果給水系より高いと判断できるのではないかと。
3号機で炉心スプレイ1週間経験しているがシュラウド内側からの方が冷却効果高いと見ている。2号機炉心スプレイからの注水からでさらに冷却されるのではないかと　工期は電動弁仮設ケーブル繋ぎこみ終わったので仮設ホースで水側注入ライン工事。早ければ来週中には炉心スプレイ系から注水可能に　工事の予定はまだ立っていない　予定は9月中で変りない」

朝日こん「稼働率目標達成理由　サリー導入ある程度安定稼働につながっているのか」
東電「稼働率そのもの見るとここ3週間程度順調に稼働率向上　サリー入ったことで処理量上がるが　キュリオンアレバ別で計算しているがその稼働率そのものも上がっている　6,7,8月中盤まで何度かトラブルで止まったが安定的に運転　サリーはヴェッセル交換で止まる以外は停止していないので順調　5時間程度で交換できる様になっているので作業習熟が向上につながっている。台風12号も豪雨という程ではなかったので　プロセス主建屋あわせて5000t強のみず処理できた。」
朝日こん「2,3号機タービン建屋OP3000までの低下　9月中旬まで大雨降らなければ達成できるか　OP3000となるとどんなことができるか　作業として校正作業進められることができる数字か」
東電「予断持って対応しなければいけないが比較的天気予報、気象状況　水処理設備運用状況から見ると来週後半目標となるOP3000に到達　何が起こるかわからないことも一方ではある。OP3000となると何かできるということはない　環境中に高濃度汚染水漏出するリスクが低下できるめやす。OP4000にトレンチ出口地表面に開いておりこちらコンクリートで埋めてあるにしろ地表面と同じレベルまで水が来ること避けたい　水処理設備異常な豪雨で水位級に上がること考えると1m水位余裕あったほうがいいと考えている。1m程度有れば水処理設備万一止まっても1,2ヶ月余裕あろうかと思ってる。目標の3000達成できれば注水量少し上げて冷温停止に向けて冷却すすめるオプションを考えているところ」