映画レビュワーシネマンドレイク氏が語る「オッドタクシーに潜む視野狭窄的な女性観」について

シネマンドレイク @cinemandrake

私のアニメ『ウマ娘』のざっくり感想。 あれだけ畜産において不可避な「生殖」と「交配」という概念を一切無かったことにする（もしくは別のものに置き換える）世界観デザイン。単なる擬人化では片付けられない問題であり、これだけで作り手は相当に苦心したんだろうなと察せる。そんな作品でした。

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「ケモノ萌え擬人化」の歴史を受け継ぎ、2021年に最も話題を集めた「ケモノ萌え擬人化」の日本アニメ『ウマ娘』を紐解く。馬をアニメキャラクター化することの意味について自分なりにちょっと真面目に整理・考察しています。 アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』感想 ↓ cinemandrake.com/umamusume

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日本のサブカル界隈にありがちな、ご都合的な男性オタク・ケア・ストーリーなのですけど、あのポンポさんという存在は実際にいたら自己肯定力の低い人間には危険だと思う。言葉巧みに口車に乗せて社畜に変えてくるから… 劇場アニメ『映画大好きポンポさん』感想 ↓ cinemandrake.com/pompo-the-cine…

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「むかしむかし～」で語れる「昔」って数十年前とかのレベルじゃなく、数百年とか千年以上前くらいだと思うのだけど、そもそも千年以上前でも女性差別があったという事実がある以上、女性差別は過去形にはできない、一生向き合い続けて闘っていくものだと思うのですけどね。 twitter.com/Plan_Intl_jp/s…

国際NGO プラン・インターナショナル @Plan_Intl_jp

みんなで「古い価値観」を過去の話にしよう。 👇詳しくはタップ pr.plan-international.jp/pbt/oldstory/?… #女子昔ばなし #時代遅れを昔ばなしに #経験談大募集 pic.twitter.com/7ZnqwuHjSq

2022-02-03 12:00:01

シネマンドレイク @cinemandrake

私は差別の何が恐ろしいかって「不可逆」なところにあると思うのです。差別の土壌が一度発生してしまったら、差別が無かった世界にはもう戻れない。差別を消してもまたすぐに湧いてくる。ずっと消し続ける作業を強いられる。だから差別は本当におぞましいんじゃないですか。

シネマンドレイク @cinemandrake

あらためて言及しておきます。女性差別の文化は当然ながら女性にとって有害です。でも男性にとっても有害です。女性を嘲笑するというノリに合わせないと仲間外れにされるなど同調圧力が生じるからです。男性同士の癒着や上下構造に付き合わされます。

シネマンドレイク @cinemandrake

これは「女vs男」の問題ではありません。あらゆる性別・ジェンダーの人にとって「差別主義者の生み出す文化」は有害だという話です。学問はもちろん、企業、学校、趣味…いろいろなところでこの悪しき文化が蔓延っています。私は常にそれに反対の声を上げ続けます。

シネマンドレイク @cinemandrake

共演の俳優が「本当に結婚するかも」と想像する観客はたくさんいる。でもいつもそれは異性の俳優ペアで、同性はそうはならない。同性同士のカップリングはたいていは非現実的な妄想扱いになる。そういうところなんだ、日本。それが今の日本の現実なんだ。

シネマンドレイク @cinemandrake

ホモソーシャルによく見られるのが「男たちによる男イジメ」。日本の映画ファン男性のコミュニティでも観察できるもので、「あいつ空気読めないよな」「なんかひとりで調子乗ってるな」と狙いをつけ、匿名でオブラートに包んだ回覧板のような揶揄を仲間内でリツイートし合うというのが定番です。

シネマンドレイク @cinemandrake

こういうイジメに参加する人は普段は「映画の感想は人それぞれ自由！」と謳っているのですが、やっぱり結局は「俺らの空気」という調和を土台にしていて、そこから外れた奴を叩こうとするんですよね。日常にある「男が男を苛める」という陰湿な構造ももっと問題視された方がいいと思います。

シネマンドレイク @cinemandrake

アセクシュアルを描くNHKのドラマで専門家監修がつくという知らせと同日に、紅白歌合戦でレインボーフラッグがただのカラフルな装飾に使われるというニュースも見てしまう今日この頃。まあ、これが今の日本の正直な現実だよね…

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最近の皇族結婚の話題もそうでしたが、日本の封建的な結婚観。日本の結婚と欧米の結婚は全然別物の概念なんだなと痛感するばかりですが、この映画はそんな日本という結婚ディストピアの社会構造を浮き彫りにさせる見事な一作でした。 『あのこは貴族』感想 ↓ cinemandrake.com/anokohakizoku

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トランプがアメリカ大統領に再選し、中国に核攻撃をし、ロシアがウクライナ侵攻をする…そんな「if」の世界を描き、そんな状況でも日常を送る家族を映し出すイギリスの攻めすぎたドラマ。風刺が強烈。エマ・トンプソン出演です。 ドラマ『2034 今そこにある未来』感想 ↓ cinemandrake.com/2034-years-and…

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ドラマ『2034 今そこにある未来』は原案が『IT’S A SIN』のラッセル・T・デイヴィスなのでクィア描写も多め。主人公はゲイだし、レズビアンもいるし、個人的にはとてもさりげなく描かれているトランスジェンダーの描写が良かったです。ことさらトピックにもしない自然体な存在感でした。 pic.twitter.com/Oq9ziZDcrc

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ついにロシアがウクライナに侵攻しました。最悪の現状ですが「それが自分にどう関係あるの？」と思っている人もいるかもしれません。そういう人はぜひドラマ『2034 今そこにある未来』を観てください。ロシアがウクライナ侵攻してしまった後の世界を描くディストピアです。 amzn.to/3JOBJHt

シネマンドレイク @cinemandrake

このドラマ『2034 今そこにある未来』で描かれる世界では、ロシアがウクライナに侵攻したことで難民が急増。それにともない、難民反対派の極右勢力や差別主義者がさらに増長し、各地が過激化します。ロシアとウクライナだけで収まる戦争の火ではありません。世界中がこの炎に包まれます。

シネマンドレイク @cinemandrake

「正義vs悪」の戦いですらない、「憎悪」と「冷笑」が蔓延る世界になり、真面目な庶民ほど虚無感に包まれます。もうそれがドラマのフィクションの話ではなく、現実で起きることなんだということは、今の日本のネットの反応を見てもわかると思います。