『ポルトガル、西の果てまで』番外①〜⑳ 福間恵子

ジェルソミーナK @ilmattokk

『ポルトガル、西の果てまで』番外① 今日はいちだんと寒いので思い出した。本書でも書いている「サメのスープ」。アレンテージョのボルバ、シコさんの食堂で食べたそれの美味しさ、あたたかさ。サメがこんな変身を遂げて、絶品のひと皿になろうとは❗️　コリアンダー必須。お試しあれ。　＃ポル西 pic.twitter.com/eTciRwKfmw

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『ポルトガル、西の果てまで』番外② ヴィディゲイラのマヌエルとリディアのうちでごちそうになったアロス・デ・パト=鴨ごはん。初めてのときはあまりの美味しさに写真を撮り忘れ、これは二回目。リディアは材料を見せながらレシピを教えてくれた。レストランでは味わえない母ちゃんの味だ！　＃ポル西 pic.twitter.com/KotIUmuSkM

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『ポルトガル、西の果てまで』番外③ アントニオ・レイス＆マルガリーダ・コルデイロ共同監督『トラス・オス・モンテス』1976年の、公開当時のポスター。リスボン郊外にあるフィルムアーカイブANIMに展示してあった。時代が伺えるデザイン。この少年は、ルイではなくアルマンドのようだ。　＃ポル西 pic.twitter.com/y9s7yv3yGU

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『ポルトガル、西の果てまで』番外④ 本書に書いている「アソーレスのカタプラーナ」。サン・ミゲル島のレストラン、波打つ大西洋のすぐそばのテラス席にドカンと運ばれてきた。密閉された鍋の中で、海の幸と野菜がソースと隠し味のバターで、上品なうまみを醸し出す。もう一度食べたい❗️ ＃ポル西 pic.twitter.com/9yEQ6xtYKx

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑤ オリヴェイラ監督が亡くなったのは2015年４月２日。その報を日本のニュースで聞いて３日後、わたしはリスボンにいた。２日後に出されたDN新聞の追悼特集冊子をテルセイラ島で買った。値段は本土より0.6€高かったことに後で気がついた。貴重なおみやげ。　＃ポル西 pic.twitter.com/dTzGY9CiTC

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑥ ポルトガルといえばタラ=バカリャウ。バカリャウなくしてポルトガルは語れず。本書にも写真入りで載せてるけど、新年だからカラーで大奮発。われらがニコの「バカリャウ・ア・ラガレイロ」だ❣️ ＃ポル西 pic.twitter.com/kEzpkKlfq8

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑦ カルド・ヴェルデ、ポルトガルのどこのカフェでも家庭でも一番の野菜スープ。どろりと濃いものもさらりと薄いものもあるけど基本の味つけは塩だけ。野菜の旨味が凝縮されて心も温まる。これはTomarで。パンと合わせて1.4€。日本のごはんと味噌汁です。　＃ポル西 pic.twitter.com/WSPUbFoWYO

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑧ ポルトガルに原発はない。電力は、水力、火力、風力の順で、再生可能エネルギーの消費がヨーロッパでも高い国。初めての旅で長距離バスに乗ったとき、あちこちの山や丘に風力発電の風車が並ぶ光景に驚くと同時にとてもうれしかった。大西洋の風の恩恵。　＃ポル西 pic.twitter.com/jganDRNFQp

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑨ カフェごはんの隠れた逸品「モエリーニャス」。砂肝moelaの縮小辞moelinhas、砂肝ちゃんたち。リスボンの小さなカフェで初めて食べたとき目から鱗だった。ターメリックライスで、格安丼めし風。以後わが家の人気定番。パプリカソースでコトコト煮る。　＃ポル西 pic.twitter.com/rQPIWGfMIO

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑩ 2009年、リスボン近郊の町エストリルでの映画祭でエリセの短篇『La Morte Rouge』＋監督トークの幸運を得た。「エリセ５歳の目が見る」この作品には『ミツバチのささやき』以降のエリセ映画の原点がある。静かな熱で言葉を選んで話す姿が忘れられない。　＃ポル西 pic.twitter.com/CiLjpueN6X

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑪ ポルトガルの食堂で一番人気はビトークBitoque。牛ステーキだけど基本スタイルはこれ。ポテトをかき分けて、下のでかい肉を切り、ポテトと卵と一緒に食す。初めは苦手だったけど今ではこれを食べずに日本に帰れるか、である。ニコでは５€以下だもんね。　＃ポル西 pic.twitter.com/59u8X75L3r

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑫ 左はリスボンのプラゼーレス霊園。ペソアもアマリア・ロドリゲスも最初はここに埋葬された。イタリア人のタブッキは今ここに眠る。右はアソーレス諸島最西端の島フローレスの最西端の村の墓地。名もなき民の墓は花に囲まれて大西洋の光に輝いていた。　＃ポル西 pic.twitter.com/IpKyCDq3qs

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑬ 宿での朝食用に早朝の市場によく足を運ぶ。中部の漁師町ナザレの市場は豊かだった。ドーナツ風揚げパン、とうもろこし粉のパン＝ブロア、路地のいちご、ニンジン千切り、フレッシュチーズ、ハム。揚げパンとブロアは絶品で、ナザレ再びを夢見ている。　＃ポル西 pic.twitter.com/1MIJiDyu4g

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑭ ナザレのうまいもん、もうひとつ。漁師のおっさんたちで賑わう、貝専門の小さな食堂のベルビガオン＝和名ザル貝。蒸した貝の上にパプリカソースで煮た玉ねぎたっぷり。夢中で食べた。食べっぷりを褒められて細長いワイングラスをおみやげにもらった❗️　＃ポル西 pic.twitter.com/TutQSdcYbu

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑮ アソーレス諸島テルセイラ島は酪農の島。58,000人の人口より牛の数の方が圧倒的に多い。バターのおいしさは本土でも有名で、みんなが自慢。レンタカーで島じゅうをまわった雨の日、道を移動中の牛の群れに遭遇。車は脇に控えて牛さま行列の通過を待つ。　#ポル西 pic.twitter.com/xfto6M190I

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑯ 牛の島テルセイラは、大西洋の島だから魚もまた豊富だ。キッチン付きの家ですごした10日間、市場に通って魚料理に明け暮れた。小アジの刺身、生ダコ茹でてリゾット、ガロウパのオイル焼きなどなど、イキのよさは抜群。ウツボは姿にビビって挑戦できず。　＃ポル西 pic.twitter.com/qB5AGfrCi0

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑰ 心ざわつく日々。大西洋の孤島群アソーレスでは、最近ウクライナ人が移住してきていると、タクシーの運転手が言った。市場の花屋にはロシアの女性も。彼らはいまごろどうしているだろう。信仰の厚い島の人たちもこの「戦争」の停止を祈っているはずだ。　＃ポル西 pic.twitter.com/zUjfxo9zH1

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑱ 坂ばかりの街リスボンの風物詩といえば、これ❗️とりわけ急坂のアルファマ地区では、どこもかしこもこれ。ジーンズからショーツまで色とりどりに風にひるがえっている。いや、ポルトガルの海岸線の町ならポルトもナザレもセジンブラも、洗濯物満艦飾だ。　 ＃ポル西 pic.twitter.com/2R4CGrUkHE

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『ポルトガル、西の果てまで』番外19 ポルトガル庶民食堂の身上は見た目よりも内実。少量品数並べるアジア料理と正反対に、ドカーンと一品で迫る。この量に挑戦するたびにこの国を見る。米（野菜）の上に小アジのフリート、仔牛とマカロニの煮もの。ニコはいまもきっと盛況だと信じる。　 #ポル西 pic.twitter.com/vdtHZtXsN5

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『ポルトガル、西の果てまで』番外⑳ 西欧の灯りは暖色系が多いが、ポルトガルはとりわけオレンジ色が濃い。初めての旅で飛行機の下に見えた夜の闇に淡く連なる灯りは忘れられない。この地上にはきっと暖かさがある、そう思った。それはリスボンのロッシオ駅裏にも、人々の心にもある灯りだ。　#ポル西 pic.twitter.com/68UO2BW9XP

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